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城戸朱理のブログ

2020年07月03日

東京アラートの意味は?



アメリカの新型コロナウイルスの感染者は268万人を、死者は12万8千人を超え、22の州が経済活動制限の措置に踏み切った。


1日で新規感染者が5万2千人超と過去最多を記録したというニュースには愕然としたが、アメリカはコロナ抑制に完全に失敗しており、トランプ大統領の再選はなくなるだろうという予測が語られるようになった。


一方、日本でもアメリカほどではないとはいえ、新規感染者が増え、東京では、7月2日の新規感染者が107人と、5月2日以来の100人超えとなった。

北米や南米に比べると、アジアの被害が少ない理由は分からないが、アジアではコロナ対策に失敗した劣等生でしかない日本が、このまま終息を迎えられるのか、それとも感染が拡大していくのかは、都道府県を越えた移動自粛要請が解除されてから二週間となる今週末を待たないとはっきりしないだろう。


それにしても、東京都知事の「東京アラーム」とは何だったのだろうか?

たんにレインボーブリッジと都庁を赤くライトアップしたかったのだとしか思えない。
posted by 城戸朱理 at 10:42| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月01日

パンダ・バルでスパークリング、その2

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そして、イベリコ・ベジョータをフライパンで焼き、オーヴンで仕上げたプランチャ。


トルティージャは野菜とチーズ入りを頼み、食事はSサイズのパエリアにした。


外食は、今後も控えていかなければならないだろうが、コロナ対策をしっかりとしている店なら、空いている時間帯に利用したいものだ。

ちなみに、この日は入店時は私たちだけ、その後、カウンター席にはちらほらとお客さんがいたが、帰るときには私たちだけになっていた。

誰もが長居するのを避けているのかも知れない。
posted by 城戸朱理 at 23:19| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パンダ・バルでスパークリング、その1

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新型コロナウイルスを警戒して、美容室に行くのも控えていた。

私の髪はバンビことパンクな彼女が上手にカットしてくれたが、女性の髪は私の手には負えない。

暑くなってきたし、久しぶりに若宮大路のユアーズに予約を入れて、髪を切ってもらうことにした。


私もバンビも担当は杉山店長なので、まず私がカットしてもらって、バンビが切ってもらう間に、島森書店やたらば書房を覗く。


髪を切るだけでも、緊張を強いられる日が来るとは。


バンビはお気に入りのヴィヴィアン・ウェストウッドのパグ柄ワンピースを着て、髪も短くなりご機嫌である。

さっそく、LINEで柳美里さんに写真を送っていたようだ。



せっかくなので、久しぶりに、御成通りのパンダ・バルに寄って、軽く飲むことにした。

コロナ対策で、カウンターと調理場はビニールシートで仕切られ、奥の半個室もテーブルを減らして、ひと組だけ。

さまざまな工夫をしているのに感心する。


いつものようにポルトガルの微発泡のロゼ、ヴィーニョヴェルデをボトルでお願いして、ピンチョスを全種類もらう。

スペインのバルの定番、ししとうの素揚げにマッシュルームの生ハム詰めのフリット、さらにバンビの大好物、ハモン・イベリコ・ベジョータを切ってもらった。


「イベリコ・ベジョータは、ドングリを食べて育ったんだから、バンビもドングリを食べているようなものなんだよ!」


違う。

明らかに違うし、イベリコ・ベジョータの生ハムの奥深い味から、ドングリを想像するのはーー難しい。
posted by 城戸朱理 at 22:33| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月30日

人類と新型コロナウイルスの現在



中国で最初の新型コロナウイルス感染が報告されてから6月末で半年になる。

当初は、感染の抑制に成功すれば、いずれ終息のときが来るような気分が支配的だったが、今では、感染拡大の第二波、第三波があるというのが常識になった。


しかも、世界的には感染拡大は加速している。

アメリカの感染者は250万を超え、全世界では感染者が1000万人、死者は50万人を超えた。


中国や台湾、韓国では第一波の抑制に成功したが、日本は東京や北海道でいまだに終息しきれず、東京と首都圏の新規感染者は拡大傾向にある。


新型コロナウイルスは「新型」だけに人類にとって未知のウイルスなわけだが、なぜか、欧米に比べて東アジアでは死者が少なく、致死率は国によって、3%から10%超もの違いがある。

同じウイルスとは思えないほどの違いだが、世界中の国境が閉ざされたなかでも、いまだに感染が拡大しているということに、新型コロナウイルスの恐ろしさを感じざるをえない。

世界的には第一波の終息でさえ、年内いっぱいはかかるのではないだろうか。

いや、年内で済めば、まだいいほうかも知れない。



日本は、地下鉄がある規模の大都市では感染拡大の傾向があるが、東北や中国、四国、福岡県以外の九州地方では、ほぼ終息しており、今後は都道府県を越えた移動の自粛要請が解除されたあとの状況を見守っていくしかない。


いったん終息しても、感染者が移動することで、ウイルスは拡散していく。

国内のみならず、4月以降、99.9%減となったインバウンドが少しずつ回復していったときにも、ウイルスは海外から持ち込まれることになるだろう。


この厄介なウイルスと共存しなければならない日々は、いつまで続くのだろうか。



この時季、鎌倉では、コジュケイとガビチョウの鳴き声がやかましく、ホトトギスの声も聞こえてくるのだが、今年はカラスが異様に鳴いている。

繁華街の飲食店が営業自粛で生ゴミが減ったため、餌がなくなったカラスが、自炊で生ゴミが増えた住宅街に移動して、縄張り争いをしているらしい。

コロナで生活が一変したのは人間だけではないようだ。

見たことのない世界が、日々、立ち現れてくる。
posted by 城戸朱理 at 23:33| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月29日

自宅でアウトドア???

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発端はYouTubeだった。


これまでYouTubeといえばミュージッククリップかプロレスしか見たことがなかったのだが、ここ数年、静かなブームになっているという「ソロキャンプ」を検索したところ、ハマってしまったのである。

テントを張って火を起こし、焚き火で料理をするだけの動画ばかりなのだが、なぜか引き込まれるものがある。

焚き火に魅せられたのだろうか。


とりわけ「伊豆のぬし釣りキャンプ」という男性ふたりのYouTuberの動画は、映像も編集も凝っていて実に雰囲気がある。


焚き火をして、バナナにチョコをはさんで焼き、まずはチョコバナナでシングルモルトを楽しみ、それから分厚い和牛ステーキを焼いて、ジントニックを飲む。

持参したウィスキーが、ボウモア12年と宮城峡、ジントニックは肉専用と称して黒胡椒を振るといったこだわりも渋い。


チョコバナナとウィスキーという組み合わせは意外に思うかも知れないが、ウィスキーとチョコは昔から定番である。



キャンプだと、料理も家庭のキッチンのようにはいかないが、その不便さまで含めて楽しいのだろう。


バンビことパンクな彼女も喜んで見ていたのだが、パンクだけに自分もすぐやりたくなるのを失念していたのが失敗だった。

バンビはあれこれ調べたあげく、スウェーデン製の飯盒、メスティンの人気が高いことを知って、さっそく取り寄せてしまった。

メスティンはスウェーデンのポータブルストーブのメーカー、トランギアの製品なのだが、飯盒とはいえ、炊くだけではなく、煮る、蒸す、炒める、焼く、燻すと万能の調理器具なのだとか。

トランギア公認の『メスティンレシピ』には、たしかに飯盒料理とは思えぬ料理が並んでいるので驚いた。

表紙のパエリアは、まだ分かるが、レモンローズマリーチキンだのミートパイからローストビーフまで多彩なメスティン・レシピが紹介されている。


バンビはお米のとぎ汁を煮て、シーズニングを済ますと、さっそく御飯を炊いていた。

美味しく炊けたが、さすがに土釜のような甘みと香りはない。


続いてバンビは手羽中のビール煮に挑戦。

手羽中をビール、醤油、きび砂糖、ニンニクで煮るのだが、こちらもうまくいったものだから、バンビは得意の絶頂に。


メスティンばかりではなく、コッヘルでアサリのワイン蒸しを作ったりして、食卓にアウトドア用品が並ぶようになってしまった。

かくして、わが家の食卓は、普通の器とキャンプ用品が混在する不思議なものになってしまったのである。



パンクだから仕方がないが、いいのだろうか、これで?
posted by 城戸朱理 at 17:09| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月28日

自炊が続くと

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自炊生活が続いている。

この3ヶ月の間で、鎌倉で外食したのは5月23日のミッシェル・ナカジマと6月5日のクルベル・キャンの2回だけ。


ある日の朝食に、土釜で御飯を炊き、豆腐とミョウガの味噌汁、ぶりの幽庵焼き、お浸しに納豆という朝食を用意したら、バンビことパンクな彼女が「やっぱり和食っていいもんだね!」と喜んでいた。



「ぶりは漬け込んで幽庵焼きにすると別のものになるね!」



たしかに、ぶりを醤油・酒・味醂に漬け込んで幽庵焼きにすると、御飯にも酒にも合う。


それに、御飯に味噌汁、焼き魚という献立は飽きることがないし、それほど手間もかからない。



最近、バンビは10数年分の写真の整理に夢中になっているので、急ぎの締切や大学の授業がない日は、私が調理をすることが多い。


翌日の昼食には、豚ロース肉をソテーし、白ワインを煮詰めて、マッシュルーム入りのソースを仕立ててみた。

ほうれん草のバター炒めを作り、ミニトマトは塩とオリーブオイルで和える。

常備菜のたらこに明太子、ピーマン炒めを並べ、玄米にネギと豆腐の味噌汁。


するとバンビが「晩御飯みたいなお昼だね!」と言うではないか。

自炊が続いて、私の感覚がおかしくなったのかと思ったが、以前からお昼にラム肉と野菜を煮て、クスクスを出したりしていたので、そんなこともないかと気を取り直した。

これも自炊疲れというヤツだろうか?


「とっーても美味しい!」とバンビが喜んでいたので、よしとしよう。
posted by 城戸朱理 at 12:27| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月27日

紫陽花の季節

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都道府県をまたぐ移動の自粛要請が解除された週末の6月20日。

鎌倉はたいへんな人出だった。


鎌倉は、ちょうど紫陽花の季節。

いつもなら、名月院、長谷寺といった紫陽花の名所はたいへんな混雑になるが、今年は、名月院、長谷寺ともに神奈川県在住者に限定、名月院は土日閉門というコロナ対策が講じられたものの、長谷寺には行列が出来ていた。



バンビことパンクな彼女と買い物がてら散歩に出かけたのだが、鎌倉では名所を訪ねるまでもなく、あちこちに紫陽花や立ち葵、朝顔などの花が咲き乱れている。



長谷まで出て、魚屋で自家製の鯵の干物やすずきのお造りを求め、輸入食材を扱う三留商店で買い物をしたのだが、三留商店は1882年(明治15年)創業という鎌倉の老舗である。

長谷寺のあたりは、たいへんな混雑で、コロナ前と変わらない。


由比ヶ浜に近いアンティーク・ショップを覗き、公文堂で久しぶりに古書を見て、ヴァレリー・ラルボー『罰せられざる悪徳・読書』(岩崎力訳、コーベブックス)、宮沢賢治『春と修羅』復刻版(近代文学館)など5冊を購入してから、駅前に出たのだが、街は賑わいを取り戻し、飲食店も恐いほど混んでいる。

まるで、コロナ禍が終わったかのような眺めに違和感を覚えた。


だが、ワクチンの開発に成功するまで、人類がコロナを完全に抑制できる日は来ないだろうし、ワクチンの開発が成功するとは限らない。

有効なワクチンが出来るか(ワクチンは万能ではない。接種しても罹患する人はいる)、ウイルスが進化して弱毒化し、風土病になるか、いずれにしろ人類は、コロナウイルスと共存するしかないのだ。


コロナ禍のみならず、世界的に地震が多発し、不穏さばかりが募っていくが、散歩の途中で見かけた朝顔は、実に美しかった。
posted by 城戸朱理 at 12:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月26日

古民家のアンティーク・ショップ「artique kamakura」

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鎌倉のアンティークショップは、住宅街のなかにひっそりと営業している店が多く、知らないとたどり着けない。


2018年に表参道から移転した「artique kamakura」も、そんな一軒。

大正時代に建てられたお屋敷がそのままアンティーク・ショップになっているのだが、立ち入り禁止の私道にあるので、偶然、通りかかることもない。

由比ヶ浜からの海風が入る古民家は、それ自体が見物だが、扱っているのはフランスで買いつけたアンティーク。

純和風の屋敷にフランスの古物が調和しているのは不思議な気もするが、それも古物に滞留する時間が共鳴しているからなのだろう。



店内は広く、さまざまなアンティークが並ぶ。


バンビことパンクな彼女は、写真家だけに60年ほど前の手札サイズの小さな家族アルバムに見入っていた。


私が選んだのは、透明感のある明るいグリーンが美しい南仏のお皿とリヨンで仕入れたという綺麗なブルーのリネン。

お皿は50年ほど前のものらしいから、アンティークではなくブロカント、リネンはそんなに古いものではないと思うが、麻の質感も発色も素晴らしい。


バンビお気に入りのアルバムといっしょに求めたのだが、いつもの散歩コースに、こんなお店ができたのは実にありがたい。

いずれ、古物好きの友人と訪れてみたいものだ。
posted by 城戸朱理 at 11:09| 骨董・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自粛明けの危機???

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19日に都道府県を越境する移動の自粛要請が解除され、一気に人の動きが変わった。

それを知ったバンビことパンクな彼女が、奇妙な心配をしている。



「もう、みんなどこに行ってもいいって気分になっているから大変だよ!
きっと、おじさまがたが動き始めるよ!
中洲のバンビちゃんに会いに行こうとか、京都のリボンちゃんの顔を見に行こうとか、銀座のアイドル桂子の店に飲みに行こうとか!」
・・・・・・



バンビもリボンちゃんも、柳美里さん命名のアイドル桂子も、ぜんぶ自分のあだ名ではないか!

バンビは博多、京都、銀座で夜のお勤めをしている気分になっているらしい。

困ったものである。


ウイルスは、人間や動物が介在しないと移動することができない。

人の動きが活発になると、ウイルスも拡散することになるわけで、たしかに自粛解除後は、注意が必要だろう。
posted by 城戸朱理 at 11:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月25日

初鰹

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初鰹の季節になった。

気仙沼では、6月12日に初めて水揚げされ、翌日、わが家にも届いた。

バンビことパンクな家内が注文しておいたのである。


初鰹は、俳句なら初夏の季語で、松尾芭蕉とも交遊があった江戸時代の俳人、山口素堂に「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」という名高い一句がある。

この句は、なんと「青葉」「ほととぎす」「初鰹」と季語だけで成り立っているのだが、「青葉」や「ほととぎす」といった夏を代表する季語に「初鰹」が並んでいるわけで、それだけ初鰹が珍重された証しとなっている。


初鰹は、季節の味覚として、江戸っ子に大いに愛された。

芭蕉は「鎌倉を生きて出(いで)けむ初鰹」と詠んでいるが、当時は鎌倉で水揚げされた初鰹が早船で江戸の鎌倉河岸に運ばれたという。

江戸っ子は、初物を好むこと尋常でなかったので、初鰹は大金で競り落とされたが、一両から三両という記録があるので、現在なら数十万という感じだろうか。

ちなみに米価で換算すると、一両は現在の12万ていどになる。

それが、ひと月もすると庶民にも手が届く値段になったそうだが、今では、特別、高価なものではなくなった。

ありがたいことである。



私の父は、晩酌するとき、鰹かイカを肴にすることが多かった。

子供のころには、イカは何やら頼りなく、鰹は生臭く思えて、興味がなかったが、ふと気づくと、私も鰹かイカを肴に晩酌することが増えた。

父と似てきたのかも知れないが、どうやら、それだけではないらしい。


たしかに初鰹の清冽さや戻り鰹の熟れ具合、旬のイカの季節感あふれる美味しさは言うまでもないが、かと言って鮪のトロや鯛のような美味しさとは違う。

鰹やイカも、もちろん美味しいのだが、美味しすぎるわけではない。適度な美味しさとでも言えばいいだろうか、食べ飽きしないところがある。

だから、食卓に上がる頻度が高くなるのだろう。


わが家では初鰹が出回ると、お造りはガラスの器に盛りつけるようになる。


届いた鰹は叩きだが、さすがの鮮度で、身はもちもちとして鰹特有の青臭さがなく、冷酒が進んだ。
posted by 城戸朱理 at 06:13| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする