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城戸朱理のブログ

2018年10月14日

鰻の串焼きで飲む、その2

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9月19日に設楽実氏と「うなくし」で打ち合わせたときは、設楽氏が夏越しの鰻気分だったので、串焼きは控えめにして、白焼きと鰻重を頼んだ。


白焼きをわさび醤油でつまみつつ、ビールを飲むのは、大人の楽しみだろう。

鰻重は、御飯を少なめにしてもらって、日本酒で。


田村隆一さんは蛇が嫌いだったものだから、鰻も苦手だったらしいが、田村さんに仲人をしてもらった吉増剛造さんは、鰻がお好きである。
posted by 城戸朱理 at 10:33| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鰻の串焼きで飲む、その1

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国立に「うなちゃん」という鰻の串焼きの店がある。

俳人の高柳克弘さんによると、5時の開店と同時に高齢者の常連で満席となり、なかなか入ることが出来ないそうだ。

渋谷と吉祥寺の「うな鐵」とか荻窪の「川勢」とか、鰻の串焼きを出す店は、都内にいくつかあるが、串焼きになったとたん鰻も庶民的なものになる。


どの店でも「ひと通り」というメニューがあるが、内容は、それほど違わない。


立川の「うなくし」の場合、「ひと通り」は、「くりから」で始まる。

何度も食べているのに、くりからを口にするたびに「うまいな、これ」と初めて食べたように感心するのが井上春生監督。

たしかに、塩焼きになると、鰻じたいの風味がよく聞きとれる。


ニラを鰻のひれで巻いた「ひれ」も鰻の串焼きの定番で、川勢だと細切りにしたハスをひれで巻いたものもある。

「ひれ」を初めて食べた伊藤憲ディレクターは「うまいですね」と驚いていたが、身よりも鰻の味が強く、ニラとよく合う。


「肝」も定番だが、苦袋の苦みが、肝焼きの身上だろう。


「うなくし」では、「短冊」をタレとわさび醤油で出すが、店によっては、「くりから」がわさび醤油、「短冊」がタレと塩になることも。


ほかには、ごぼうを鰻の身で巻いた「八幡焼き」や、小骨が多い頭の部分を叩いた「かしら」「えり」、肝から三日月型のレバーだけを取り出して串を打った「れば」を出す店もある。


鰻の串焼きで飲むときは、ビールで始めて、日本酒にかえるが、鎌倉近辺では、鰻の串焼きを出す店がないのが残念だ。
posted by 城戸朱理 at 10:25| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月13日

怒濤の日々





恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館ホールで「幻を見るひと」の公開が決まってから、怒濤の日々が始まった。

なんとか「映画芸術」のゲラは戻したものの、急遽、マスコミ試写会を催すことになり、招待状やフライヤー、ポスターの制作も急がなければならなくなったのだ。

撮影時にはアシスタント・プロデューサーとスチルを兼任したバンビことパンクな彼女が、配給プロデューサーとなり、フライヤーやポスターのデザインを井原靖章さんに頼んだ。

井原さんは、装幀を担当された吉増剛造『根源乃手/根源乃(亡露ノ)手、……』で、昨年の第51回造本装幀コンクールで経済産業大臣賞を受賞、世界最大のフランクフルト・ブックフェアにも出品されたが、ローライ同盟のメンバーである。


井原さんのデザインによるマスコミ試写会の案内状が刷りあがって、京都の印刷所から届くや否や、バンビは100件を超える送付先をPCに打ち込み、ラベルシールにプリントアウトして発送。

続けて、私がテクストを書いたフライヤーのラフを入稿し、井原さんがデザインし、次はポスター、さらにチケットと作業が続いた。


いちばん仰天したのは、フライヤー13000部が届いたときである。

ダンボール2、3個と思っていたら、厚手の紙を指定し二つ折りのデザインにしたものだから、なんとダンボール13箱。

家には、そんなスペースはないので、とりあえず倉庫に積んでもらって、その日のうちに東京都写真美術館に10000枚、10箱分を送り出した。



私は9月19日、午前中からテレコムスタッフ制作の番組の試写があったので、前日に東京入りしてワシントンホテル泊まり。

Edge立ち上げたプロデューサーである設楽実氏と立川の鰻の串焼きの「うなくし」で飲みながら、来年度の番組編成の打ち合わせをした。


翌日のテレコムスタッフの番組試写は、2本。

ともに伊藤憲ディレクターによるもので、仏師の系譜をたどる「自ら仏を彫る系譜」は、運慶に続いて、鎌倉時代の奈良の仏師、善円。

ナビゲーターは彫刻家で芸大教授の籔内佐斗司さん。

運慶、快慶ら慶派をも凌ぐ超絶技巧の善派を描く番組である。

奈良では地蔵信仰がいまだに息づいているのが面白かった。


奈良時代に東大寺の大仏造立を担った行基や「越しの大徳」泰澄から、江戸時代の円空、木喰と続いてきた「自ら仏を彫る系譜」も九作目になるが、今回で終わりとなる。

もう一本は、柳美里さんをナビゲーターに青森のイタコに取材する平田潤子ディレクターのコンテンツから始まった日本の民間信仰に焦点を当てる番組で、今回は御嶽信仰を扱ったのだが、文化人類学的にも貴重な映像となった。


昼過ぎに試写は終わり、伊藤憲ディレクターの労を労うべく、寺島高幸プロデューサーの提案で、番組の事務を担う金子麻子さんに私の総勢4人で、またもや「うなくし」へ。

この日は井上春生監督とバンビが東京都写真美術館に打ち合わせに行っていたのだが、昼から鰻の串焼きで飲んでいた私は合流せず、まっすぐ鎌倉に帰った。


2日置いて、9月22日は、またもや、京都で撮影した「H(アッシュ)ごだん宮ざわ〜宮澤政人」夏篇の試写と「幻を見るひと」製作委員会の会議。

会議が紛糾し、疲れた井上監督が「うなくし」で飲みたいというので、なんと一週間のうちで3回目の「うなくし」。


いくら鰻で飲んでも、癒されることのない疲れが、粉雪のように降り積もっていく。

バンビは、午前3時を回るまで作業を続ける日が、いまだに続いている。
posted by 城戸朱理 at 15:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月11日

こけつでつ???

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「こけちでつ!」
・・・


「こけち」はバンビ語で「こけし」のこと、「でつ」は「です」のネットスラング。

つまり「こけちでつ!」とは「こけしです!」という意味で、ときどき前髪をぱっつんと切り揃えては、生きているこけし=生(なま)こけしになって遊んでいるバンビことパンクな彼女の「こけし宣言」(?)なのである。


ところがーー


「こけつでつ」

こけつ?

「あまりに疲れて、こけちがこけつになってしまったんだよ〜」

ということは、さらに疲れると「こけて」、あげくのはてには「こけと」になってしまうのだろうか?


「こけつは虎穴と書くんだよ!」

虎穴?

「そ。虎穴に入らずんば仔鹿を得ず!」
・・・・・・

意味不明である。

虎穴に仔鹿がいるとしたら、虎はいないのだろうか?


「もちろんいるよ。
洞穴の前に虎がいて、洞穴の奥には仔鹿が鎮座しているんだよ」
???

虎が仔鹿を守ってるのだろうか?

「違うよ。
仔鹿が虎を飼っているんだよ!」
!!!!!!

どれだけ弱い虎なんだ?

それとも、バンビの世界では虎が仔鹿より弱くて小さいのだろうか?


「バンビにゃん〜こ♪」


どうやら、バンビの言う虎とは「にゃんこ」くらいのサイズらしい。

パンクだから仕方がないが、いいのだろうか、これで?
posted by 城戸朱理 at 19:15| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月10日

共同通信の金子直文さんの葬儀へ

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9月14日、「幻を見るひと」製作委員会の会議を終えて、鎌倉に戻った。

ロケと打ち合わせ、7泊8日の旅だったので、帰宅してからは、片付けや洗濯に丸一日かかる。


ひと息ついて、次の原稿執筆に着手しようとしたところで、共同通信社文化部部長の金子直文さんの突然の訃報が。


16日は、バンビことパンクな彼女と逗子カトリック教会での金子さんの葬儀に参列した。

教会の入口には、在りし日の金子さんの写真が飾られていたが、金子さんは「直文」という名前の通りに、言葉を大切にする硬骨のジャーナリストだった。

闘病されていたことは知らなかったので、突然の訃報が信じられない。

献花をして金子さんにお別れしたのだが、かなしい一日だった。


藤沢周氏も参列されていたので、逗子の居酒屋で藤沢さんと金子さんに献杯し、故人を偲んだ。
posted by 城戸朱理 at 23:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月09日

ブラッスリー・アミカルで打ち合わせ

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盛岡から戻って、東京駅から立川へ。

ワシントンホテルにチェックインして、井上春生監督と落ち合い、ホテルから近いブラッスリー・アミカルで、翌日の「幻を見るひと」製作委員会の会議のための打ち合わせをした。

すでに井上監督が、映倫の審査と映画館上映のためのDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)を終えているので、これからは宣伝・配給が急務となる。

そして、エグゼクティブプロデューサー、つまり製作総指揮の私の仕事も、公開を迎えたら終わりになるわけだから、実に喜ばしい。

もし、犬なら喜びのあまり尻尾を激しく振るところだが、尻尾はないので、ひそかに喜ぶだけにした。


まずは、スパークリングで乾杯し、井上監督が作ってきた見積もりを検討したのだが、長距離を移動したあとだけに、バンビことパンクな彼女も、私も頭が働かない。

困ったものである。


アミカルでは、新サンマのコンフィーの千両茄子のロースト添え、馬肉のカルパッチョ、フォアグラを頼んで、
さらに、この日のスペシャリテ、黒毛和牛のローストビーフとフォアグラのロッシーニ風サラダ、トリュフのヴィネグレットソースをもらった。

スペシャリテはA4、5等級の和牛ローストビーフを使った贅沢なサラダで、シンプルなヴィネグレットソースに半熟玉子を崩して和えると美味しい。


この日は井上監督もワシントンホテル泊まりだったので、打ち合わせと食事を終えて、早めに休んだ。
posted by 城戸朱理 at 08:41| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月08日

「幻を見るひと」マスコミ試写を前に、17番目の国際映画祭決定!

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吉増剛造さんが四季の京都を旅するドキュメンタリー映画「幻を見るひと」(井上春生監督)は、イタリアで開催されるローマ・インディペンデント・フィルム・アワード、
そしてアメリカはフロリダで開催されるカッティング・エッジ国際映画祭と、新たにふたつの国際映画祭のコンペティション部門に選出され、現時点で17の国際映画祭の正式招待を受けることになった。


そして、明日からマスコミ試写が始まる。

詳細は下記の通り。




10月9日(火)と15日(月)の2日、13:00からと16:00からの2回上映、両日とも15:00から記者会見。



記者会見には吉増剛造(出演者)、井上春生(監督)、城戸朱理(エグゼクティブプロデューサー)の3人が出席予定。


会場は半蔵門ミュージアム3階シアター。

東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」4番出口(地上1階)左すぐ。

問合せはHUGMACNIN(白崎)
info@hug-machine.com


マスコミ関係の方は、上記アドレスまで御連絡いただければ、手配いたします。


「実験映画の父」ジョナス・メカスをも感嘆させた映像詩「幻を見るひと」は、11月24日から東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス)で7日間限定ロードショー。
posted by 城戸朱理 at 14:43| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

機屋でオールドコーヒーを

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盛岡から南相馬に行って、柳美里さんの青春五月党の再結成の公演「静物画」を見に行きたかったのだが、
9月14日の午前中に映画「幻を見るひと」の製作委員会の会議が入ってしまったので、戻らなければならなくなってしまった。


ホテルをチェックアウトして、トランクを宅急便で送り出し、バンビことパンクな彼女と機屋にネルドリップのコーヒーを飲みに行くことにした。


いつもよりコーヒー豆の種類は少なかったが、バリ・アラビカ神山の1995年物というオールドコーヒーがあったのが嬉しい。

フローラルなアロマのまろやかな苦みの奥に甘さがある素晴らしいコーヒーである。


自宅用に600gを求め、盛岡駅に向かった。
posted by 城戸朱理 at 14:28| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月07日

ヌッフ・ドュ・パプで、その2

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八幡平、岩本農園のモロッコインゲンのフリットは、いかにも豆という香りとさくさくした食感が楽しい。

さらに、茸のオムレツ、ポルト酒ソースを頼んだのだが、やはり若者がいないと名物の白金豚のローストまではたどり着かない。


バンビがパスタを食べたいと言うので、三陸産平蟹のトマトクリームソースのリングイネをもらったのだが、濃厚な旨みのソースで、バンビが喜んでいた。


メニューを見直してみたら、糖度の高いアートファームの滝沢スイカを使ったモヒートがあったので、バンビに頼んであげたところ、これが夏の味覚で正解だった。
posted by 城戸朱理 at 09:26| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヌッフ・ドュ・パプで、その1

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ゆっこ盛岡からホテルに戻ったのは、19時すぎ。

夕食は近場で済まそうということになり、ダイワロイネット・ホテルの目の前にあるヌッフ・ドュ・パプにいった。


風呂上がりだけに、地ビール・ベアレンがひときわ美味い。


まず頼んだのは、気仙沼産鰹の塩叩き。

塩で食べる鰹は、ビールによく合う。


そして陸前高田の広田湾産生牡蠣と牡蠣のエスカルゴバター焼きを。


「牡蠣だから、しゅんわりしなくっちゃ!」というバンビことパンクな彼女の提案で、シャンパン3種をグラスでもらって飲み比べてみた。

シャンパンはダニエル・デュモン、ムータルディエ、アンリオ。


アンリオのブリュット・スーヴェランが素晴らしかった。
posted by 城戸朱理 at 09:23| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする