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城戸朱理のブログ

2017年07月27日

大沢温泉・豊沢の湯

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山水閣にある男女別の半露天風呂が、豊沢の湯。

ここは、いちばん広いだけではなく、深さもあり、バンビことパンクな彼女は、もっぱら豊沢の湯ばかり入っていたようだ。


洗い場も六つあり、混み合うことがなかったので、私もよく利用した。


かたわらを豊沢川が流れ、風が心地よい。


豪雨のあとなど、豊沢川も濁流となり、自然の表情も刻々と変わる。

ほかに変化といえば、日の光。

午後の傾いた光は、あらゆるものを、甦らせるようだった。
posted by 城戸朱理 at 08:32| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大沢温泉、御食事処やはぎの朝食

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自炊部・湯治屋でも、前もって予約しておくと、御食事処やはぎで朝食を食べることができる。


朝定食は、620円(外税)。

御飯はおかわり自由で、温泉玉子、納豆などは別料金。

朝定食に温泉玉子をつけると、720円になる。


内容は、焼魚が鮭かほっけ、タラコか筋子が付き、小鉢はきんぴらごぼうか干し大根が交互に出るだけなのだが、素朴なだけに食べ飽きしない。

個人的には、焼魚に、鯵の干物や鰯の丸干し、鯖などのバリエーションがあればと思ったが、岩手のブランド米「ひとめぼれ」の御飯の美味しさは、目を見張るほどで、バンビことパンクな彼女は、


「んふ!
御飯が美味しくて、つい食べちゃうなあ!
温泉でダイエットするつもりだったのに、
ぽっちゃりしちゃったらどうしよう!?」


と困惑しながらも、美味しそうにパクパク食べている。


以前、柳美里さんと日本現代詩歌文学館でトークしたときも、柳さんの希望で大沢温泉に泊まったが、やはり、やはぎの御飯の美味しさに柳さんが驚いていたっけ。


目覚めたら、まず露天風呂に浸かり、それから素朴な朝食。

温泉宿に泊まると、自然と生活のリズムが出来ていく。
posted by 城戸朱理 at 08:27| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月26日

大沢温泉・大沢の湯

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毎朝、目覚めると、まず大沢の湯に入った。

自炊部・湯治屋の突き当たりにある大沢の湯は、混浴の露天風呂で、夜間2時間だけは女性専用となるのだが、豊沢川べりにあり、川風に吹かれながら浸かっていると、我を忘れて、石か木になったような気分になってくる。


混浴だから、まれに女性が入ってくることもあるが、誰も気にしない。
posted by 城戸朱理 at 14:56| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロジェクト・バンビ???

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泊まるのが、自炊部・湯治屋だから、バンビことパンクな彼女が、前もって、あれこれ手配していたのは知っていたが、いざ部屋に入って冷蔵庫を開けたときには、驚いた。

バンビが手配したのは、なんとシャンパン、モエ・エ・シャンドンが2本に、エビス・ビールのロング缶が1ケース、
北海道は稚内産の毛蟹に、佐助豚のしゃぶしゃぶセット、佐助豚のソーセージやスモーク・レバーにレバーケーゼと盛りだくさん。

自分の好きなものを、あれこれ頼んで、温泉で宴会をしようと企んでいたのである!

バンビのことだから、「んふ。しゅんわり♪(バンビ語でシャンパンのこと)」、「にゃふ。しゃぶしゃぶ♫」とか言いながら、内緒で注文していたに違いない。

出発前に「美味しいものをたくさん食べるんだよ! 名づけて、プロジェクト・バンビ!」と気勢を挙げていたが、こういう意味だったのか――


これに盛岡で手配した日本酒、七福神の一升瓶が2本、盛岡駅のフェザンで購入したイクラの醤油漬けと塩ウニ、佐助豚のコンフィまであるので、毎晩、宴会ができそうなレベル。

もうひとつ、驚いたのは、大沢温泉のスタッフが、届いたビールやシャンパンを、たんに部屋に入れるのではなく、冷蔵庫に入れて冷やしておいてくれたこと。

温泉宿ならではの気配りと言えそうだ。
posted by 城戸朱理 at 14:07| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月25日

大沢温泉

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花巻駅からタクシーで大沢温泉へ。

ひと足早い夏休みと執筆を兼ねた滞在である。


豊沢川ぞいに建つ大沢温泉は、モダンな山水閣と江戸時代に建てられた木造の自炊部・湯治屋、そして、豊沢川を渡った対岸に建つ茅葺きの菊水館から成る。

予約したのは、自炊部・湯治屋である。


2009年に、柳美里さんとバンビことパンクな彼女が、コーチとともに遠野じんぎすかんマラソンにエントリーしたときのこと。

3人は、まず大沢温泉の菊水館に一泊して、温泉卓球をやらかし、遠野に移動して一泊。

翌日、約21kmのハーフマラソンを完走すると、今度は鉛温泉に一泊して疲れを癒したのだが、バンビが大沢温泉で自炊部を見つけた。

丈陽(たけはる)くんが生まれる前は、温泉宿に長期滞在して執筆をしていた柳美里さんは、この自炊部が気に入り、
2015年に北上の日本現代詩歌文学館でトークをしたとき、柳さんの希望で、自炊部に泊まることに。

雪景色を見ながら浸かる露天風呂は最高で、いずれ再訪したいと思っていたのだ。


近所には何もない山あいの宿で、対岸では水車がゆっくり回っている。


自炊部・湯治屋は、200年前、江戸時代の木造建築。

古いが、掃除が行き届き、実に快適である。

料金も一泊、2700円と破格で、これに蒲団や浴衣、扇風機などのレンタル料を入れても、3000円強。

自炊部だけに共同炊事場で料理してもいいが、「御食事処やはぎ」があるので、食事には困らない。


自炊部・湯治屋に泊まって、入浴できるのは、江戸時代の風情を残す露天風呂「大沢の湯」、山水閣の半露天風呂「豊沢の湯」、菊水館の「南部の湯」、それに湯治屋の内風呂「薬師の湯」。

女性専用の露天風呂「かわべの湯」もあり、温泉三昧。


宮澤賢治や高村光太郎ゆかりの温泉宿だが、獨協大教授の原成吉教授と話していたら、ゲーリー・スナイダーを大沢温泉に連れていったことがあるそうだ。

現代アメリカを代表する詩人、ゲーリー・スナイダーは、第一詩集『奥の国』で、宮澤賢治を翻訳し、初めて賢治を英語圏に紹介した詩人だから、大沢温泉を訪ねたのも分かるが、それでも意外だったのは否めない。


今回の私の滞在は、一週間。

思いがけない詩想を得ることになった。
posted by 城戸朱理 at 07:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月24日

Edge公式ホームページ、全91作品アップ完了!



アート・ドキュメンタリー「Edge」公式ホームページは、最新作、杉本真維子篇を含む全91作品のアップが完了した。

杉本真維子篇のレビューは、田野倉康一氏が担当。


一時間に枠を拡大した「Edge Special 怪物君〜吉増剛造と震災」(2016)や「LIVE! Edge 鯨井謙太郎(正しくは良扁に邑) 毒と剱」(2015)なども、私がレビューを担当してアップされた。


ほかにも、言語哲学者にして新陰流剣術の使い手、前田英樹(立教大学教授)が、宮本武蔵の『五輪書』を語り、武蔵が考案した二天一流の演武を見せるユニークなコンテンツも。


公式ホームページは下記から。


http://edgeofart.jp/


16年間で制作された91本がアップされたわけだが、現在のところ、番組のトレーラーとレビューで構成されている公式ホームページは、番組のために書かれた作品やディレクターのコメントなど、さらなる拡充をはかっていきたいと考えている。
posted by 城戸朱理 at 10:24| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旅の必需品

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年に10回以上、旅に出るような暮らしを続けてきたので、洗面道具に、ハサミや栓抜き、ワインオープナーなどがセットになったスイス・アーミーナイフやミニ・マグライトなど、旅の必需品は、いつもポーチにまとめてあるが、去年から新たに加えたのが、プラスチック製のシューキーパーだ。


今回の旅は、8泊9日。

授賞式とパーティーがあるし、そのあとは山奥の大沢温泉に行くので、靴も一足では済まない。

ちなみに、持参したのは、授賞式&パーティーのスーツに合わせるルイ・ヴィトンのガラスレザーのキャップトウ(ストレートチップ)、
グリップのいいラバーソールで、油分を多く含み、雨天にも強いリス・レザー、登山靴と同じ頑丈なノルウィージャン製法で名高いフランスのパラブーツのアイコンたるUチップ「シャンボード」、
それにスニーカーが、アディダスのスタン・スミスの3足。


移動時にはジャケット&パンツにパラブーツ、大沢温泉周辺ではスタン・スミスを履こうと考えたのだが、革靴には、シューキーパーがあったほうがいい。

ただし、自宅で使っている木製のシューツリーだと荷物があまりに重くなるので、軽いプラスチック製のシューキーパーをひとつだけ持って、その日、履いた靴に入れるようにするわけである。


このやり方だと、靴をトランクに詰め込んでも型崩れしないし、旅先でもコンディションを保つことが出来る。

もっと長期の滞在だと、アニリン・カーフクリームや靴ブラシも持参するが、とりあえず、プラスチックのシューキーパーが、旅の必需品の仲間入りをしたのだった。
posted by 城戸朱理 at 10:12| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月23日

地ビール、ベアレン

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合評会を終えて、グランドホテル・アネックスでバンビことパンクな彼女と合流。

盛岡駅に着いてみたら、少し余裕があったので、フェザンの「ビア&ヴルスト ベアレン」で、地ビールを飲むことにした。


最初は、夏のヴァィツェンを頼み、バンビのリクエストで白金豚の冷静しゃぶしゃぶを。

これが、サラダ仕立てになっており、美味しかったので、青森県は陸奥湾産帆立のカルパッチョも追加。

新鮮な帆立は、甘く、これまた驚くほど美味しい。

すっかり、調子が上がり、さらに馬肉とアボカドのタルタルを追加して、ビールをおかわりする。


バンビは、お気に入りのヴィヴィアン・ウエストウッドのパグ柄ワンピで、くつろいでいた。
posted by 城戸朱理 at 10:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月22日

第12回「 啄木・賢治のふるさと 岩手日報随筆賞」授賞式

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7月15日は、岩手日報随筆賞授賞式。

ホテルで朝食を取ってから、10時にバンビことパンクな彼女とグランドホテルに向かう。


11時からの授賞式は、岩手日報取締役編集局長の川村公司さんによる選考経過報告から始まった。

その後、代表取締役社長、東根千万億(あずまね・ちまお)さんから、最優秀賞の石川啓子さんを始めとして、優秀賞、佳作、奨励賞のみなさんに賞状が手渡される。

最優秀賞の受賞者に贈られる正賞は、第7回まで船越保武作のブロンズ「エリカ像」だったが、第8回から、照井栄作「星の雫」に変わった。


そして、東根社長による主催者挨拶。

東根社長、まるで「X-MEN」といったハリウッド映画に出演していてもおかしくない俳優のような風貌で、バンビが喜んでいる。



祝辞は、岩手県教育委員会教育長、高橋嘉行さん、I BC岩手放送社長、鎌田英樹さん、そして私。


無事に授賞式は終わり、祝賀パーティーは、会場を移して、12時から。

グランドホテルは、かつて昭和天皇が泊まられたこともあるほどの、格式を誇るだけに、料理も素晴らしい。

殻付きウニのゼリー寄せを始めとして、岩手県産の食材を使った料理が並ぶ。


作家の平谷美樹(ひらや・よしき)さん、エッセイストの千葉万美子さん、ふたりの選考委員もスピーチ。


これまで、80冊もの小説を上梓してきた平谷さんは、作家生活10年目の小説のゲラを持参し、おびただしい編集者のチェックが入った付箋紙を示して、プロとして書くことの厳しさを語った。

それにしても、平谷さんの筆力は尋常ではない。

盛岡在住の直木賞作家、高橋克彦さんも平谷さんは筆が早いと感心されていたが、現在、「岩手日報」に連載中の小説「柳は萌ゆる」――これは幕末の南部藩の家老、楢山佐渡を主人公とする歴史小説なのだが――なんと1400枚を書き上げてから、連載が始まったそうだ。

そんな新聞連載など聞いたことがない。


千葉万美子さんは、いつもお洒落なので、バンビが「千葉さんのファッション・チェックをしなくっちゃ!」と楽しみにしていたのだが、シルク・リネンとおぼしき上品なドレスで、アクセサリーも素敵だった。

辛口ながら愛のあるスピーチに会場が沸く。

私は、千葉さんの書かれたエッセイをまとめて読んだことがないので、機会を得たいものだ。


このパーティーでは、毎年、澤口たまみさんとお会いできるのも楽しみのひとつ。

澤口さんは、盛岡一高の同窓生で、大学では応用昆虫学を専攻、1990年に『虫のつぶやき聞こえたよ』で日本エッセイストクラブ賞を受賞し、エッセイストとして活躍されていたが、近年は絵本作家としての仕事が多く、今年、『わたしのこねこ』で、産経児童出版文化賞美術賞を受賞された。

澤口さん、おめでとうございます!


最後の写真は、東根社長と談笑する工藤玲音さん。

工藤玲音さんは、高校3年生のとき、第7回の最優秀賞を受賞、最後の「エリカ像」を獲得、その後、短歌と俳句で積極的な活動を展開している俊英である。

また、一昨年に岩手日報随筆賞優秀賞を受賞された武田穂佳さんは、昨年、第59回短歌研究新人賞を受賞、気鋭の歌人として活躍されており、工藤玲音さんとともに今後が楽しみだ。


パーティーのあとは、カフェに席を移し、今回の受賞者とこれまでの最優秀賞受賞者に選考委員が集って、合評会となる。

これは、直木賞作家の三好京三さんが選考委員長だったときに始まったそうだが、辛口の批評が飛び交うので面白い。

私が感心するのは、農業のかたわらで随筆を書かれている方が少なからずいらっしゃることで、そういう方が書くものは、何か動かしがたいリアリティがあるように思う。
posted by 城戸朱理 at 07:24| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月21日

食道園でカルビ&冷麺

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それから、食道園に移動して、いよいよバンビ期待のカルビ&冷麺。

食道園のカルビは、やや甘めのタレに漬け込んであり、すき焼きのように、溶き玉子につけて食べる。


先日、バンビが柳美里さんの引越しに立ち会ったときのこと。

なんと高校3年生になった柳丈陽くんが、お小遣いを貯めて、ひとりで盛岡に来ては、食道園でカルビ&冷麺をしているのが判明。

丈陽くんは、カルビ3、4皿に冷麺を食べ、川べりを散歩して、お腹が空いたら、またカルビ&冷麺。

なんと三食ともカルビ&冷麺を食べるほど気に入っているらしい。


「桂子さん、食道園のカルビは溶き玉子につけて食べるんですけど、美味しいんですよ!」と力説していたそうだ。

それを柳さんが「タケ! 桂子に教わったんだから、桂子は知ってるよ!」とたしなめていたというのだから、面白い。


マッコリで乾杯して、カルビと上カルビを焼いたのだが、「やっぱり、美味しい!」とバンビは御満悦。


盛岡冷麺の元祖、食道園の平壌冷麺は、牛骨で取ったスープも絶品で、丈陽くんはスープまで飲み干すそうだ。


「お腹が、ぽんぽんだよ〜」


かくして、盛岡の夕食は終わったのだった。
posted by 城戸朱理 at 07:18| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする