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城戸朱理のブログ

2015年10月09日

鎌倉に帰って



成田空港で、トランクを宅急便で送ってしまったので、身軽になって帰宅した。

鎌倉の自宅前でタクシーを降りると、森の香りに包まれる。


ニューヨークで泊ったホテル・ウィンダム・ガーデンは四つ星だが、バスタブはなくシャワーだけ。

海外のホテルでは珍しいことではないが、帰宅すると、ゆっくり湯船につかれるのが嬉しい。

やはり、シャワーだけでは疲れが抜けないようだ。


翌日は、バンビことパンクな彼女とひたすら寝て過ごし、翌々日になって、ようやくトランクをほどいて荷物を整理する。

とにかく、眠い。

ひたすら、眠い。

横になると、すぐに眠ってしまう。

起きているのは、一日のうち数時間というありさまで、その数時間のうちに、なんとか「毎日新聞」月評のゲラを戻したり、「詩と思想」の座談会のテープ起こしに手を入れたりしていた。


2年前にニューヨークに行ったときも、強烈な風邪をもらって帰国してから寝込み、二週間ほど、ひたすら眠っていたが、今回は風邪こそひいていないものの、やはり起きることが出来ない。

旅行中の郵便物がまとめて届いたが、開くこともなく、眠ってばかりいる。

バンビも、編集の仕事がある日こそ出かけていくものの、休みの日は、午後遅くまで起きてこない。

夕方に起き出し、夕飯の準備をして、食べるとまた寝てしまうのだから、よほど疲れているのだろう。

それでも、今年、台湾・ハワイ・ベルリン・ニューヨークとつづいた海外の仕事が終わった解放感はある。

バンビは夏休みにフィンランドに行ったので、年に5回も海外に行ったことになるが、これだけ移動していたら、疲れないほうがおかしい。

身体を休めてから、また始めるしかない。


そうしているうちに、秋が深まってきた。
posted by 城戸朱理 at 05:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デルタ航空の機内食

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帰国は、デルタ航空DL473便。

コンフォート・シート、しかも最前列なので、座席に余裕はある。

国際線に搭乗すると、たとえお昼のフライトであっても、最初に出る機内食はディナーで、食事が終わると照明も暗くなる。

そして、到着が午後でも、到着前に朝食が出る。

食事で体内時計をうまくごまかし、眠ることができると時差ボケを免れることができるからだが、なかなかうまくいかない。


デルタ航空では、食事のメニューがあらかじめ各シートごとに置かれていた。


夕食のメニューは、「キャロライナ風バーベキューチキン、マッシュスイートポテト、スコタッシュ」か「牛肉の味噌焼き、ご飯と野菜」のどちらかを選ぶ。

これに、シュリンプカクテル、ガーデンサラダ、ロールパンとバター、ブロンディブラウニーが付くのだが、バンビはチキンを、私はビーフを選んだ。

メニューを見るだけなら立派そうだが、出てくるものは写真ていど。

シュリンプのカクテルは悪くなかったが、決して、美味しいものではない。


ビデオサービスで映画を見て過ごそうと思ったのだが、疲労のためか、寝たり起きたりを繰り返していた。


バンビは、朝食のときには熟睡中。


私は「トマトとバジルのキッシュ、チキンアップルソーセージ、マッシュルーム」を選んだのだが、キッシュは焼きすぎた玉子焼きのようで、付け合わせもひどいものだったから、ほとんど手をつけなかった。


しかし、機内食がリズムを作ってくれるのも事実で、たとえ美味しくなくても、航空会社ごとの違いのを確認するのは楽しい。

ましてや、朝食が出たら、長時間のフライトがもうすぐ終わるわけだから、気持ちが軽くなる。
posted by 城戸朱理 at 05:46| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月08日

JFK国際空港で朝食を

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JFK国際空港では、早めにチェックインを済まし、免税店を覗いてお土産のチョコレートなどを買った。


昨夜は夕食を食べなかったので、お腹も空いてくる。

バンビことパンクな彼女と相談して、シャンパンが飲めるシーフード専門店、キャビアハウスで、ニューヨーク最後の食事をすることにした。


キャビアハウスは、創業100年を超える高級食材店が経営する店で、ロンドン、パリ、ドバイにお店があり、ニューヨークではJFK 国際空港のみ。

店名はキャビアハウスだが、さすがにメニューにキャビアはなかった。

シャンパンにキャビアと言えば、ヨーゼフ・ボイスがこよなく愛した取り合わせである。


ここで、今回、初めてカリフォルニア産の「クマモト」に遭遇。

クマモトは小振りだが、クリーミィーで濃厚、フランス産のブロン種にやや似ているが、実に美味しい牡蠣である。


さらにキングクラブを。

これは、キングクラブを茹で上げ、エールとスパイスに漬けたもので、メニューにはドランクン・キングクラブ・レッグス、酔っ払い蟹と書かれていた。


ポーションの大きさにバンビが喜ぶ。


もう一品、頼もうと店員に相談したら、キャビアハウスのシーフード、全種類が入っているというサラダを勧められた。

「トラスト・ミー」とまで言うので、オーダーしたら、これが、ストーンクラブ、キングクラブ、スモークサーモンに海老まで入った豪勢なプレートで、素晴らしく美味い。


午前中なので、空いていたが、ヨーロッパ人は、シーフードをディナーでしか食べないので、夕方以降は、ヨーロッパからの観光客で満席になるそうだ。
posted by 城戸朱理 at 11:22| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マンハッタンの朝焼け

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時差のせいか、ニューヨークでは夜明け前に目覚めることが多かった。

持参したポットでお湯を沸かし、コーヒーを淹れてから、雲が刻々と姿を変えながら、オレンジ色の朝焼けに染まっていくのをただ眺めていたのだが、こういう時間は貴重である。


前夜、ロウアー・マンハッタンから戻ってから、夕食も取らずにパッキングは済ましてあったので、余裕はある。

8地に予約したタクシーに乗って、クイーンズのJFK国際空港に向かった。
posted by 城戸朱理 at 11:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゴミと落書き

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摩天楼が林立し、近代性の象徴であるとともに、「世界一汚い都市」という汚名もこうむるニューヨーク。

街角のゴミ箱は、いつもあふれ、ゴミ収集後のチャイナタウンなどは、飲食店のゴミから出た汚汁のためか、悪臭まで立ち込める。


地下鉄も清潔さとは、ほど遠い。

線路にはゴミが投げ捨てられ、トイレは、強盗やレイプ事件が多発したため、封鎖されている。


日本のようなゴミの分別がないので、不要品はすべてゴミ箱に投げ入れていいのだが、こうした様子は、アメリカが、いまだに環境問題とは無縁の、超大量消費社会を生きていることを伝えるものなのだろう。


落書きも異様に多い。

ミッドタウンの超高層を別にすると、ニューヨークには、落書きのないビルはないのではないかと思わせるほどだ。

ただし、キース・ヘリングのグラフィティ・アートを生んだ都市だけに、アーティスティックな落書きも見かけることもある。

最後の2枚の写真は、イーストビレッジのバー、インターナショナルのトイレ。

落書きもここまでいくと、アクション・ペインティングの趣きがあるではないか。
posted by 城戸朱理 at 11:20| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新ワールド・トレード・センター

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2001年9月11日、同時多発テロで倒壊したワールド・トレード・センターは、ツインタワーを中心に、1WTCから7WTCまでの7つのビルで構成された複合施設で、日系アメリカ人、ミノル・ヤマサキの設計によるものだった。

2002年から再建が始められ、2013年には槇文彦設計の4WTCが、2014年には104階建て、全米一の高さを誇る1WTCが、ついに完成し、今や同時多発テロの痕跡をうかがうことは出来ない。


2年前に行ったときは、まだ工場中だったのが夢のようだ。


それにしても、海外での日本人建築家の存在感は、きわめて大きい。

建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞は、2013年が坂茂、2014年は伊東豊雄と2年続けて日本人建築家の受賞だった。

また、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオンの2013年のコンペで、世界の有名建築家を退けて、若干42歳の藤本壮介が勝ち抜き、建築界に衝撃が走ったのも記憶に新しい。

ケンジントン公園内にあるサーペンタイン・ギャラリーは、2000年から夏季限定のパビリオンを一流建築家に依頼して設営しているが、
これまでの設計者には、ザハ・ハディット、ダニエル・リベスキンド、オスカー・ニーマイヤーと錚々たる名前が並ぶ。

藤本壮介は、2002年の伊東豊雄に次ぐ二人目の日本人建築家になった。

MOMAも谷口吉生の設計だし、安藤忠雄、磯崎新、山本理顕、妹島和世、隅研吾と、世界的な建築家が意外なほど多い。

1WTCは、ダニエル・リベスキンドの設計だが、コンペで最後まで争ったのは坂茂だった。


これまでは考えたことがなかったが、日本人建築家の存在は、日本のイメージを海外で形作るうえで、重要な要素になっているのではないだろうか。
posted by 城戸朱理 at 11:19| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロウアー・マンハッタンでランチを

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9月24日は、完全なオフだったのに、疲れて美術館に行く気力さえなかった。

こういうときは、散歩するのがいいだろうということになったのだが、ローマ法王がセントラルパークに来るので、ミッドタウン方面は出かけられない。


修子さんに教えてもらった老舗ディスカウント・ストア、センチュリー21を覗きがてら散歩すべく、ロウアー・マンハッタンに出かけることにした。


センチュリー21は、やたらと広いオフプライス・ショップで、シーズン遅れの高級ブランドも扱っている。

店内は、かなり混雑しており、日本のバーゲン会場のような雰囲気。


バンビことパンクな彼女は、井上春生監督のお土産にラルフ・ローレンの手袋と靴下を選び、私もラルフ・ローレンのスクールマフラーを買った。

バンビが気に入ったのは、なんと男物のフォーマル・ジャケット。

トム・フォードのもとで、GUCCIのシニア・デザイナー、さらにPRADAのメンズウェアのデザイン・ディレクターを歴任してきたニール・バレットのコレクションで、黒地に稲妻が黒でプリントされている。


「これならパンクにぴったりだよ!」


メンズのXSに当たるサイズを試着してみたら、袖は長いが、バンビでも着られるので買ってあげることにした。

定価は2000ドル超と、日本なら30万近い値段になるだろうが、75%引き。

この値引率の高さが、センチュリー21の人気の理由だろう。


歩き疲れたので、ビールが飲める店を探して、入ったのが、マッドビル9。

手羽先とスペアリブの店で、ウォール街が近いだけに、ビジネスマンで賑わっている。

頼んだのは、辛い手羽先、バッファロー・ウィングと鶏胸肉のグリルとスペアリブの盛り合わせ。

ビールが旨くなるメニューだ。


蟹の身がたっぷり入ったクラブケーキは、バンビが、今回、食べていないので頼みたいと言うものだから注文することに。


マンハッタン・ラガーを始めとしてビールをあれこれお代わりしたのだが、ニューヨーカーは、ひたすらバッファロー・ウィングを食べている人が多い。


みんな、10本ほどのバッファロー・ウィングを平らげている。

やはり、アメリカはワンプレートなのだなと、ここでも実感した。
posted by 城戸朱理 at 11:18| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オイスター・バーで活ロブスターを

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メトロポリタン美術館をあとに、タクシーでタイムズスクエアに近いホテルに移動し、ロビーで設楽実氏を待つ。

約束の時間は6時だったが、設楽くんは、フィラデルフィアからの帰りが遅れ、6時50分に到着。

それから、タクシーで、グランド・セントラル・ターミナルのオイスター・バー・レストランに行った。

三度目だけに、オーダーも迷わない。


プロセッコをボトルでもらって乾杯し、クラムチャウダーに牡蠣、そして活ロブスターを頼む。


ニューヨークと聞いて、私が思い浮かべる料理と言えば、ニューヨークスタイルのステーキ、クラムチャウダー、エッグベネディクト、クラブケーキ、それにロブスターだが、設楽くんが生け簀から選んだロブスターの巨大さ(!)には愕然とした。

ロブスターは臓器が退化せず、永遠に生き続けると言われている。

推定寿命100〜140歳、1m超の個体も発見されているが、それだけに大きくなる個体がいるのだろう。



今後の企画を相談しながら、食事したのだが、旧友とニューヨークで食事をしているのだから、不思議な気分である。


クラムチャウダーと牡蠣を堪能したところで、スチームされた巨大なロブスターが登場。

溶かしバターにつけながら食べるロブスターは、やはり美味しかった。
posted by 城戸朱理 at 09:54| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メトロポリタン美術館

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メットの愛称で親しまれているメトロポリタン美術館は、収蔵点数200万点以上、ギャラリー数は世界最多という巨大な美術館である。

展示されているのは、コレクションの四分の一だが、それでも50万点。

一日かけても、すべてを見ることは、とても出来ない。


閉館まで2時間ほどしかなかったので、バンビことパンクな彼女と相談し、西洋の古典絵画の一部と西洋近代絵画、そして、中国と日本美術のギャラリーだけを駆け足で見ることにした。

30数点しか作品が現存しないフェルメールが、そしてレンブラントがある。

さらに近代絵画のギャラリーでゴッホやピカソを鑑賞してから、日本美術のギャラリーへ。

目玉は、葛飾北斎の「富嶽三十六景」のうちの「赤富士」と「神奈川沖浪裏」。

ゴッホは浮世絵の収集に励み、模写も残しているが、浮世絵が印象派と後期印象派に与えた影響は、日本人が考えているより、はるかに大きい。

作曲家のドビュッシーも、「神奈川沖浪裏」から啓示を受けて、交響詩「海」を作曲したのは、よく知られたエピソードである。


日本美術のコレクションは、狩野派のものが多く、物足りなかったが、俵屋宗達、それに白隠の書は、素晴らしかった。


陶芸は、欧米好みの古伊万里や鍋島が主体だったが、浜田庄司や北大路魯山人の作品も。


それにしても、メットは広い。

ギャラリー間を走って移動したので、写真を撮る余裕もなかった。

丹念に見ようと思ったら、一週間あっても足りないかも知れない。
posted by 城戸朱理 at 09:53| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

路上の詩人

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メトロポリタン美術館の前には、「Free Poetry」という看板をデスクに置き、タイプライターを叩く若い詩人の姿があった。


パソコンではなく、タイプライターというあたりが、気分なのだろう。

しかも裸足である。


ビートニクは、まだ生きている(?)。
posted by 城戸朱理 at 09:52| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゴーストバスターズ!

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ランチを修子さんに御馳走になったあとは、地下鉄の駅まで歩いたのだが、途中にあったのが写真の消防署。

ここが、1984年に公開され、北米興行収入第一位という大ヒットを飛ばしたアイヴァン・ライトマン監督「ゴーストバスターズ」の舞台だったそうだ。

ゴーストバスターズ!
posted by 城戸朱理 at 09:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロバート・デ・ニーロの店で、その2

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パスタは、スカンピ(手長海老)のラビオリ。

イカとズッキーニが入ったトマトソースと相まって、複雑微妙な美味。


セコンディのスチームト・ブラックバスは、絶妙な加熱で、グリルしたアスパラガスが添えられ、シトラスが香る。

グリーングレープも添えられていたが、ブラックバスを葡萄と一緒に食べると、実に美味しかった。


とはいえ、話すのに夢中で、食事は遅々として進まない。

ドルチェは、マロンパイとアッフォガートを取り分ける。

ジェラート・アッフォガートは「溺れるジェラート」という意味で、ジェラートに濃いエスプレッソをかけた一品。


ランチが終わるまで、2時間はかかっただろうか。
posted by 城戸朱理 at 09:51| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロバート・デ・ニーロの店で、その1

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ブルックリンとロングアイランド・シティに2店舗を展開する「ひびの食堂」のオーナー、修子さんがランチに予約してくれたのは、トライベッカのイタリアン、ロガンダ・ヴェルデ。


トライベッカは、トライベッカ・フィルム・センターを中心にして、映画制作会社が多いため、映画の街としても知られているが、かつては工業地帯だったので、いまだに倉庫が多く、当時の面影を伝えている。


また、トライベッカは、ロバート・デ・ニーロがオーナーのホテルやレストランがいくつもある。

グリニッチホテルにあるロガンダ・ヴェルデも、そのうちの一軒で、客層は、ファッショニスタが多く、お客さんを観察しているだけでも面白い。


金髪のウェイトレスはバービー人形のようだし、男性客は、五番街にある高級デパート、サックス・フィフス・アベニューの店員並みにお洒落な人ばかり。

バンビことパンクな彼女は「エグゼクティブだらけだよ!」と喜んでいた。


修子さんから、少し遅れるという連絡があったので、先にプロセッコを頼む。


乾杯したところで、日本から戻ったばかりの修子さんが到着した。

オーダーは、彼女に任せておけば間違いない。


アンティパスタは、この店の名物だという羊の乳から作ったリコッタチーズとタルタルステーキを。

ハーブとシーソルトが混ぜらたリコッタチーズは、エクストラ・ヴァージンのオリーブオイルがかけられ、風味が素晴らしい。

タルタルステーキは、なんとwagyu(和牛)。

ヘーゼルナッツとトリュフが混ぜら、うずらの玉子とベーコンがあしらわれている。


シェフのアンドリュー・カルメリーニは、カフェ・ブリュー出身らしいが、洗練されたイタリアンである。
posted by 城戸朱理 at 09:50| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウーバー事件???



今回のロケでは、ロケバスを頼まずにウーバーで移動した。

アメリカでタクシーと言えばイエローキャブだが、ウーバーは今やイエローキャブをしのぐ勢い。

2011年5月からニューヨークでビジネスを始めたが、わずか4年で、イエローキャブの約1万3000台をしのぎ、約1万4000台のウーバーがニューヨークを走っているらしい。


ウーバーは、黒塗りのワゴン車か大型のセダンで、スマートフォンで現在地と行き先を入れると、最寄りの車が、すぐ来てくれる。

しかも、何分で到着するかまで分かるのだ。

あらかじめクレジットカードを登録しておき、アプリを通じての自動決済だから支払いの手間もなく、領収書までメールで送られてくるというシステムで、ロケバスがなくても不便をまったく感じなかった。

運転手はスーツかジャケットで、対応もきちんとしている。


ところが――


ソーホーとミッドタウンでスタッフ全員が買い物をして、買い物袋を抱え、タクシーをつかまえようとしたところ、黒塗りのセダンが近寄ってきて止まった。

「ウーバーです。これに乗りましょう」と井上春生監督。

ところが、発車しても運転手はスマートフォンを操作する様子がない。

チャイナタウンまでいくらか尋ねたら、82ドルという答えが返ってきた。

マンハッタンからJFK国際空港まで行っても、イエローキャブなら62ドルである。

通常、ミッドタウンからチャイナタウンまでなら、15ドルていどだから、明らかにボッタクリではないか!

最近、ソウルでタクシー運転手が、外国人観光客相手に通常料金の10倍を要求するといったボッタクリが増え、韓国メディアも報道している。

ソウルでは模範タクシーに乗るべきだが、ニューヨークにもボッタクリの偽ウーバーが出没しているようだ。


すると、助手席の井上監督が交渉を始める前に、バンビことパンクな彼女が英語でまくしたて、結局、20ドルだけ渡してミッドタウンで降りることになった。

次につかまえたイエローキャブでホテルに帰ったのだが、「バンビさん、凄い。英語で喧嘩ができるんだから」と井上春生監督は感心している。


バンビはハワイで、無礼なホームレスに英語で悪態をまくしたてたこともあったが、たしかに凄いことかも知れない。


かくして、ウーバーは拾うものではなく、必ずスマホで呼ぶものという教訓を残して、ウーバー事件は終わったのだった。
posted by 城戸朱理 at 09:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

秋の空

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9月後半にニューヨークは、秋を迎える。

私が滞在したのは、まさにニューヨークが夏から秋に移行する時季だった。


朝の雲の様子も秋めいていたが、次第に気流に運ばれ、青空が広がっていく。


この日は、井上春生監督と鈴木耕一さんが8時にJFK国際空港に向かうことになっていたので、7時45分にロビーに降りて、見送った。

あとは、夜に設楽実氏と会食の予定があるだけだから、日中は自由に過ごせる。


バンビことパンクな彼女が連絡を取って、ニューヨーク在住の友人とランチすることになった。
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イーストビレッジのバー

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オールド・ホームステッド・ステーキハウスで食事したあとは、タクシーでイーストビレッジのバー、インターナショナルに向かった。

バンビことパンクな彼女が、ニューヨーク在住のアーティスト、落合多武さんに頼まれて、日本から持ってきた絵を受け渡すためである。


井上春生監督と鈴木耕一さんも一緒に行ったのだが、多武さんは、やはりニューヨーク在住のアーティスト、アン・イーストマン、友人の翻訳家とともに待っていてくれた。


落合多武さんと初めて会ったのは、ワタリウム美術館で開催された落合多武展のときだが、それ以来、鎌倉にも遊びに来てくれている。

アンが帰り、井上監督と鈴木さんが帰ったあとも、ジェイムソンのグラスを傾けながら、4人で、真夜中の2時すぎまで語り合った。
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2015年10月07日

ニューヨーク最古のステーキハウスへ、その3

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まわりを見てみると、前菜やサイドディッシュは頼まず、ひたすらステーキを食べ、食後にはデザートを楽しむニューヨーカーが多い。


和食の懐石やフレンチ、イタリアンなどとは違って、やはりアメリカの料理はワンプレートが基本なのだろう。


食後のデザートは、例によって井上春生監督の希望で、クリームブリュレとチーズケーキ。

ダブルのエスプレッソをもらったが、ステーキのあとのコーヒーは、なぜ、こんなに美味しいのだろうか?
posted by 城戸朱理 at 17:21| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニューヨーク最古のステーキハウスへ、その2

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ステーキのメニューの最高級品は「KOBE BEEF」。

神戸牛だが、今や、日本産の牛肉は世界で高級食材としての名声を確立したようで、高級店のメニューには、しばしば「WAGYU」(和牛)という記載を見かけるほどだ。

ただし、ニューヨークまで行って、日本より高い神戸牛を食べる必要はない。

われわれの目当ては、あくまでもアメリカン・プライム・ビーフである。


歓談すること、しばし。

いよいよステーキが登場した。


頼んだのは、サーロインのセンターカット、脂身を除いたニューヨーク・スタイル。

そして、フィレ・ミニョン。

さらに名物のドライエイジド・リブ。


高温で焼き上げられたプライム・ビーフのステーキは、どれも愕然とするほど大きい。

リブは2人前だから、まだ分かるが、サーロインは分厚く、フィレなど塊である。


アメリカは牛も大きいのかと思ってしまうほどだが、これを高齢の御婦人客が見事に平らげていたりするのだから、ますます驚く。


三皿をみんなで取り分けたのだが、プライム・ビーフは、サシの入った和牛とは違って、赤身の美味しさを味わうもので、肉質はきわめて柔らかく、しかもジューシーである。


ソースはなく、塩・胡椒だけだが、これがアメリカのステーキには、こよなく合う。


付け合わせは、クリームド・スピナッチとクリームド・マッシュポテト(写真なし)。


とても食べきれる量ではないと思ったが、結局、みんなで平らげてしまった。
posted by 城戸朱理 at 17:20| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニューヨーク最古のステーキハウスへ、その1

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天気にも恵まれ、撮影は無事に終了したので、夕食は打ち上げをかねて、ステーキを食べに行くことにした。

創業1868年、ニューヨーク最古のステーキハウスとして知られるオールド・ホームステッド・ステーキハウスを選んだのは、私である。

店内は、重厚な雰囲気で、ドレスコードは「スマートカジュアル」。

ちなみにニューヨークのレストランはドレスコードがあるので、高級店に行くときは注意が必要だ。

「スマートカジュアル」は、男性がスーツかジャケット、女性がワンピース、ジーンズがNGなのだが、それほど厳しいものではないらしく、お客さんは気軽な格好の人が多かった。


アメリカ産牛肉は、米国農務省(USDA)によって、「プライム」「チョイス」「セレクト」などの等級に分けられている。

最上級の「プライム」は、アメリカ産牛肉のうち、わずか3%で、アンガス産が名高い。


オールド・ホームステッド・ステーキハウスは、その極上のプライム・ビーフを扱う店である。


まずは、ワインで乾杯。

前菜は蟹のカクテルを頼む。
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復活したJ.Crew

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GAPの不振が報道されているが、それは、ベーシックなアメリカン・カジュアルの衰退ぶりを示すものかも知れない。

同じく、GAPよりやや高めでキレイめだったアメリカのカジュアル・ブランド、J.Crewが、業績不振で日本から撤退したのは2009年のこと。

一時は倒産までささやかれたが、アメリカで新生を遂げ、人気ブランドになっていた。


その立役者が2008年に、J.Crewのクリエイティブ・ディレクターに就任したジェナ・ライオンズである。

彼女は従来のアメリカン・カジュアル路線から、トレンドを意識しながらも、クオリティにもこだわる適度なラグジュアリー路線を打ち出した。

「手が届く贅沢」をコンセプトにする、パリのザディグ&ヴォルテールのような方向性と言えなくもない。


オバマ大統領一家が家族ぐるみでJ.Crewを愛用しているせいもあって、売上げは劇的に伸び、今やファッション関係者からも高い支持を集めている。


私が、新生J.Crewのコレクションを初めて見たのは、今年の5月、ハワイのアラモアナ・センターのショップだったが、たしかに以前とは、まるで印象が違った。

とりわけレディースは、ヒップなのに可愛さが同居するコレクションで、あまりの変化に目を見張ったが、それに比べると、メンズはあまりかわり映えがしなかったように思う。

男物はシンプルでいいとジェナ・ライオンズは考えているのだろう。

アラモアナセンターでは白と黒のポロシャツに赤×白のギンガムチェックのBDシャツという、あまりに当たり前なアイテムを購入したが、今回のニューヨークでもスタッフ全員でJ.Crewに立ち寄った。


面白かったのは、レディースのバッグのコーナーの前に立ち尽くしていた鈴木耕一さんである。

どうしたのだろうと思ったら、帰国して2日後が奥様の誕生日なのだとか。

バンビことパンクな彼女が相談に乗り、結局、鈴木さんはブルーのレザーのバッグを奥様の誕生日プレゼントに購入。

井上春生監督は、アルマーニ・エクスチェンジで、奥様のお土産に黒のシルエットが美しいコートを買っていたが、こちらはコーディネーターの稲月裕子さんに試着してもらって、井上監督が決めていたのが面白かった。
posted by 城戸朱理 at 17:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする