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城戸朱理のブログ

2015年10月14日

究極の普通、ノームコア



ニューヨークのファッション・シーンで最近、話題のトレンドが、ノームコア。

これは、「ノーマル」と「ハードコア」を組み合わせた造語で、言うならば「究極の普通」を意味する。


アイコンは、アップルの創業者、スティーヴ・ジョブス。

ジョブスと聞いて連想するのは、黒のタートルネック姿だが、彼は1980年代に来日して、ソニーの工場を見学したおりに、
従業員のイッセイ・ミヤケ・デザインの制服姿に興味を示し、そのまま三宅一生を尋ねて、自分の制服たる黒のタートルをオーダーするようになったのだとか。

つまり、ジョブスはいつも日本製のセーターを着ていたことになる。


どの写真を見てもジョブスは、黒のタートルに、リーバイス501、足元はニューバランスのスニーカーだが、いわば、「ノームコア」とは私服の制服化であり、ファッションに余計なエネルギーを一切使わない生き方だと言えるだろう。

当然のことながら、ノームコアでは、黒のタートルのようにシンプルなアイテムでワードローブを構成することになる。


これが秋冬のトレンドだというのだから、逆説としか言いようがないが、ジョブスもまさか自分が、トレンドのアイコンにされる日が来るとは思っていなかっただろう。


男性のスーツなど、もともとノームコアと言えなくもないし、今さらという気もするが、ファッションは変化が本質だから、来年は、また違うトレンドが生まれるに違いない。
posted by 城戸朱理 at 06:21| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昭和のプリン

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鎌倉、小町通りの喫茶店、イワタ・コーヒー店は、かつては鎌倉文士が散歩の途中で小憩する店だったが、分厚いホットケーキが有名になって、今や、いつも観光客で満席。

イワタコーヒーも、昭和の雰囲気を残した落ち着く店だが、蜂飼耳さんが、学生時代にバイトしていたころには、こんなに混む店ではなかったそうだ。

ちなみに、蜂飼さんはお祖父さんの家が鎌倉にあったので、イワタコーヒーでバイトすることになったのだとか。


それに対して、鎌倉駅西口のロンディーノは、田村隆一が愛した稲村ヶ崎のイタリアン、ロンディーノと店名こそ同じだが、やはり昭和の気配をたたえた喫茶店で、地元民の憩いの場となっている。


人気メニューは、スパゲッティとプリン。

スパゲッティは、これぞ昭和の味というナポリタンで、パルメザンチーズをたっぷり降りかけている常連の姿をいつも見かける。

プリンも昭和な蒸しプリン。

井上春生監督に勧めたのだが、素朴な味で、古めかしく思えたものが、懐かしいものに変わる面白さを感じたりする。
posted by 城戸朱理 at 06:19| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする