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城戸朱理のブログ

2015年10月19日

勝烈庵でランチ

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創業、昭和2年(1927年)、横浜馬車道の老舗とんかつ屋、勝烈庵の支店が、鎌倉駅西口にある。

勝烈庵では、初代が棟方志巧と交流があったため、志巧作品が数多く残されており、鎌倉の勝烈庵も志巧の絵が飾られていて、それも私がこの店が好きな理由のひとつだ。


市役所であれこれ必要な書類を申請したあと、若宮大路を散歩していたら、バンビことパンクな彼女からメールが来た。

「お昼、いっしょに食べる?」

いいけど。何を食べたいのかな?

「勝烈庵で、若鳥フライ定食!」


了解と返信しておいて、12時5分前にお店に入り、若鳥フライ定食をふたつ注文したら、少し遅れてバンビが到着した。

この店では、とんかつは「カツレツ」と呼ぶが、カツレツよりも若鳥フライのほうが、やや軽めなので、ランチにはいい。


自家製パン粉で からっと揚げられたカツは、もたれることがないので、年配のお客さんが多いのも特徴だろうか。


「勝烈庵なら、年を取っても食べられるね!」
・・・・・・

パンクだから、年を取ってもカツレツを食べようという魂胆なのである。


野菜と果物を2日間煮込んだという秘伝のソースもコクがあるうえに香りが素晴らしいし、勝烈庵特製の黒味噌を使ったしじみ汁、海老フライなどに添えられたマヨネーズも自家製と徹底している。


バンビは、若鳥フライにソースをたっぷりかけて、キャベツをおかわりして、大満足。

ちなみに、キャベツと御飯はおかわり自由なので若者にはいいだろう。


勝烈庵の割り箸は、吉野熊野古道の端材から作られたもので、これは持ち帰って、家で使っている。
posted by 城戸朱理 at 06:33| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トラベラーズ・ジャケット

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これだけ旅が多いと、必然的に旅行用品を意識するようになる。

旅先だと、日中は出来るだけ気楽な格好で動き回るほうが楽だが、途中で責任者との打ち合わせがあったり、
それなりのレストランに行くことになったりしたときのために、持っていると便利なのが、トラベラーズ・ジャケットだ。


旅行用に特化したトラベラーズ・ジャケットには、皺になりにくく携帯に便利なものと、機能性を高めたものの2種類がある。


最初の写真が、たたむと週刊誌ていどの大きさと厚さになり、ポーチに収まるジャケット。

ボッテガ・ヴェネタのものだが、畳んでおいても、あまり皺にならず、バッグにいれておいて、いつでもはおることができる。


1966年に北イタリアのヴィチェンツァで始まった小さな皮革工房、ボッテガ・ヴェネタは、2001年にGUCCIグループの傘下に入り、
エルメスのクリエイティブ・ディレクターだったトーマス・マイヤーをディレクターに迎えてから、イントレチャートのバッグで一躍、名を高めたが、バッグだけではなく、洋服にも面白いものがある。



オレンジ色のジャケットは、イタリアのアクアラマ。

1953年にペルージャで創業したレインウェアの専業メーカー、TOMA'S社のファクトリー・ブランドで、同社は、バーバリーやアクアスキュータムのナイロンコートのOEMを手がけていることでも知られている。

使われているのは、リモンタ社の超軽量ナイロンで、防水性、防風性が高い。

PRADAがリモンタの工業用ナイロン「ポコノ」でバッグを作って、大ヒットを飛ばしてから、リモンタ社は、エルメスやルイ・ヴィトンを始めとするハイブランドに生地を供給しているが、
アクアラマは、そうしたブランドに比べると値段が手頃で、胸ポケットの裏地を出すとポケットチーフになったり、襟を立てるとブランドのエンブレムが現れるといった遊び心が楽しい。



3枚目の写真は、九州は大分のミリタリー用品店、WANCHERが、スーツ専門のテーラーに特注して、24着だけ製作したトラベラーズ・ジャケット。

厚手の目が詰んだチノクロスで、ポケットがフロントに5つ、うちひとつはファスナー付き、内側に2つで、さらに背中腰部分にファスナー付きの隠しポケットが2つと、計9つのポケットが付けられている。

内ポケットは、パスポートやエアチケットを楽に収納できる大きさ。

フロントのサイドポケットはマチが取られ、容量がきわめて大きく、ウェストポーチ以上の収容力がある。

背中には動きやすいようにヨークが取られ、ショルダーバッグを肩に掛けたり、バッグパックを背負ったときに負担を軽減する肩パッドを入れるなど、徹底的に機能を考えて作られたジャケットだ。

これだけ凝った作りなのに2万円強、おまけに、暖かい。

飛行機の機内はかなり冷えるが、ブランケットは薄手なので、ベルリンへのフライトでは、このジャケットを毛布がわりにかけていたのだが、実に快適だった。

ただし、オールド・アメリカン・スタイルを意識したデザインなので、モード感はかけらもないが。


ちなみに、エルメネジルド・ゼニアの今年の春夏コレクションにも、ポケットを10個も配したトラベラーズジャケットがあるのを公式HPで見て、気になったが、実物を手にしてみる機会がなかったのが残念。



4枚目の写真は、先月、ニューヨーク、ソーホーのアルマーニ・エクスチェンジで買ったナイロン・ジャケット。

これはトラベラーズジャケットとして作られたものではないが、中綿が入っているので保温性が高く、厚手のセーターと合わせると、冬場でもコートがいらないほど暖かい。

実は、このジャケット、井上春生監督に勧めたのだが、サイズが合わなかったため、私が買うことにしたもので、朝晩が冷え込むようになったニューヨークでも、鎌倉薪能のときにも重宝した。


春夏物が2着、秋冬物が2着ということになるが、トラベラーズジャケットは一般的なものではないだけに、あまり見かけない。

よく見かけるのは、熟年雑誌「サライ」の通販くらいのものだが、気に入るものは滅多にないので、偶然、見かけたときに購入するようにしている。
posted by 城戸朱理 at 06:30| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする