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城戸朱理のブログ

2015年10月22日

和食 晴ルで、その2

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焼き物は、甘鯛を。

鮎と甘鯛は、私がもっとも好む焼魚だが、バンビことパンクな彼女も大好物だけに、きれいに骨だけにしていた。

隣のお客さんが、銀杏を頼んだので、便乗したのだが、これもカウンター席だけの店ならでは。


和食と謳いながら、ポテトサラダ、ビーフカツといったメニューもあって、肩肘はらずやっている感じも好ましい。

ポテトサラダは、ジャガイモをザクッと粗く潰して、自家製の軽やかなマヨネーズと和えただけで、井上春生監督が唸っていた。

ビーフカツも、柔らかく、絶妙の加熱。


最後に鱧と松茸の巻き寿司を。

京都といえば、押し寿司だが、「和食 晴ル」では、巻き寿司なのが面白い。

しかも一貫から注文できるので、ひとり飲みにも最適である。

口にしたとたん、松茸の香りが、口腔から鼻にかけて炸裂するようで、井上監督は「うっ! 松茸がっ!」と叫んでいた(笑)。


食堂といった風情でありながら、この料理、また来たいと思わせる店である。
posted by 城戸朱理 at 09:42| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

和食 晴ルで、その1

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四条から、高倉通りを下っていった最初の十字路の角に、気になるたたずまいの店があった。

なんとも枯れた風情の「にこみ鈴や」という飲み屋で、不惑どころか知命の飲み屋とでも呼びたくなる店だったが、ふと気づくと移転してしまって、空き家に。

どうなるのだろうと思っていたら、店の雰囲気は以前と同じく侘びたままで、「和食 晴ル」が開店した。


理容室を改装した店内は、昭和にタイムスリップしたような感覚に襲われるが、なんとも心地よい。


店内は、L字型のカウンターで、11席のみ。

単品で注文する食堂といった感じで、値段も手頃だが、料理は間違いなく美味しい。

聞けば、まだ若い御主人の桔川晴年さんは、和久傳の出身だという。


まずはビールをもらって、先付は、舞茸と水菜、新蓮根のお浸し。

生麩のバター焼き、続けてお造りを盛り合わせにしてもらったのだが、これが、明石の鯛にタコ、長崎産の剣先イカ、まぐろに鰹の叩き、新秋刀魚の叩き、さらに鱧の落としと素晴らしかったので、燗酒を頼む。


明石伝助穴子煮も、井上春生監督が、口にして、すぐさま「美味い!」という声を挙げるほど、見事だった。
posted by 城戸朱理 at 09:39| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

穂久彩のロケ弁当

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流響院での昼食は、バンビことパンクな彼女が、穂久彩のロケ弁当3種を手配した。

京都では、太秦に東映撮影所があって、時代劇を始めとする映画やテレビのロケが多いので、ロケ弁当の需要が高い。

穂久彩は、京都市内であれば、どこでも指定した時間までに配達してくれるというロケ弁当に特化した店。

これも、京都ならではの営業形態だろう。


たしかにロケ弁を食べる機会など、めったにないだけに、俳人たちは、面白がっていたが、映画の撮影となると、一週間、二週間、あるいは、ひと月も、ロケ弁ばかりが続くのだから、そうなったら苦行のような気がしないでもない。

井上春生監督は、大学を卒業して、太秦の東映撮影所に入り、深作欣二監督の助監督となったが、井上監督から聞く日本映画の現場の食事の貧しさは、それだけで一本の映画になるほどだった。


今回は松花堂風のお弁当とカレーそぼろ弁当、そしてキツネ丼を頼んだのだが、私は、いちばん小さいキツネ丼を選んだ。

油揚げと九条ネギを出汁であっさりと炊いた具が御飯に乗っていて、上品な味。

おかずも生麩、野菜の炊き合わせ、出汁巻き玉子と京風で、麩饅頭まで付いている。


ロケ弁当とはいえ、よく考えられているのには感心するが、まさか映画人でもない自分が、何度もロケ弁を食べることになるとは思わなかったな。
posted by 城戸朱理 at 07:51| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

流響院吟行

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10月18日は、吟行のため、タクシー2台に分乗して、真澄寺別院・流響院へ。

戦前は三菱財閥の総帥、岩崎小弥太の京都別邸であり、チャールズ・チャップリンやアルフレッド・ヒッチハイクが訪れ、川端康成が滞在して『古都』を執筆したところでもある。

七代目小川治兵衛による池泉回遊式庭園は、東山を借景とし、季節ごとに違った表情を見せて、いつ来ても素晴らしい。

そういえば、吉増剛造さんは、初めて流響院にいらっしゃったとき、「こんなところにいたら、悟りを開いちゃうね」とおっしゃっていたっけ。


午前10時に到着し、まずは庭と数寄屋造りの母屋を、私が案内する。

それから、俳人たちは句材を探して思い思いに散策したのだが、二度目の流響院訪問となる関悦史、佐藤文香両氏はともかく、榮猿丸さんの感嘆ぶりや中山奈々さんの驚いた様子、そして、山口優夢さんのくつろぎ方と、反応が三者三様なのが、あまりに面白かった。

昼食をはさんで、関さん、佐藤さんは午後2時にホテルへ、ほかの3人は3時にホテルに戻り、句会に突入。


私と井上春生監督は、4時に自転車で流響院に着いた「ごだん宮ざわ」の宮澤政人さんを案内した。

宮澤さんは、四季おりおりの流響院を見て、懐石料理を作るという来春からの新企画に出演して下さることになっている。

お茶をたしなみ、器にも造詣が深く、茶室を思わせるお店の設えを自ら指示して作りあげた宮澤さんだけに、流響院の庭にも、母屋にも感嘆することしきり。

その様子を激写していたのが、バンビことパンクな彼女である。


宮澤さんを見送ってから、私たちもタクシーでホテルに戻った。
posted by 城戸朱理 at 07:31| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

糸屋ホテルの朝食、その2

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撮影があるときは、朝食を取っている余裕はない。

せいぜい、ロケバスでサンドイッチをかじるくらいだが、今回は、ホテルでゆっくりと朝食を取ることができた。


糸屋ホテルの朝食、2日目、魚は甘露煮風の鰯に、漬物は水菜に変わっていた。

昨日は揚げ出し豆腐が付いたが、今日は焼き胡麻豆腐。

小鉢はきんぴらごぼうである。


味噌汁は、例によって、ほうれん草、三つ葉にワカメ、そして油揚げと具沢山。


ちなみに、昨日、チェックインした関悦史氏の焼魚は、私の昨日の朝食と同じく鮭だったので、連泊する宿泊客のために、朝食のメニューを変えているのだろう。

こうした配慮は、プチホテルならではという気がする。
posted by 城戸朱理 at 07:10| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

和牛専門 はつだ

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観光客なら、京都といえば「和食」をイメージするが、京都人が好むのは、実は洋食、そして牛肉だったりする。

焼肉屋も多いし、洋食屋では、ビーフカツが人気メニューで、必ずある。

あるテレビ番組の調査によると、京都市民の95%が、朝食はパンなのだとか。

それだけに、美味しいパン屋も多い。


修学院に近い「和牛専門 はつだ」は、もう何度も行っているが、京都きっての焼肉店。

JR伊勢丹の老舗弁当売場でも「はつだの焼肉弁当」を扱っているが、途中下車してまで、この弁当を求める出張のサラリーマンがいるというほどの人気である。


ポテトサラダにキムチを頼み、まずはハツを、次にカルビを薄切りにした名物メニュー、薄切りバラ、そしてレバーを焼く。

「焼肉弁当」に乗っている薄切りバラは、御飯にこよなく合うので、最初に御飯を頼んでしまうのが、コツ。


それから、イチボなど稀少部位を、ゆっくりと楽しむ。


最後の写真、奥から榮猿丸、関悦史、山口優夢の三氏。

その向かいに、佐藤文香さんと中山奈々さん。

優夢さんの隣が、奥様で娘さんを抱いた江渡華子さん。


俳人たちは、食欲旺盛で、見ていて気持ちがいいほどだったが、話題は、たとえ京都に来ても、俳句一色。

俳句の磁場の強さを改めて確認する思いだった。
posted by 城戸朱理 at 07:09| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

流響院吟行へ



京都は、今年、5回目になる。

長いときは一週間を超える滞在になるので、昨年と同じく、一年のうち、ひと月以上を、すでに京都で過ごしていることになるが、さすがに慣れてきて、地理も分かるようになってきた。


今回の目的は、若い世代の俳人を案内して、真澄寺別院・流響院で吟行してもらうことだから、ロケのときのように午前4時や5時に起きる必要がないのは助かった。


10月18日には、俳人たちが、別々に到着。

今回の顔ぶれは、関悦史氏が声をかけた榮猿丸、山口優夢氏、佐藤文香さんが声をかけた中山奈々さんの総勢5人。

さらに山口優夢さんの奥様で第二句集『笑ふ』を上梓したばかりの江渡華子さんも一歳になる娘さんを連れて同行された。


糸屋ホテルに最初に到着したのは関さんだが、「平成の怪物」は、体調が思わしくなかったのか、部屋で休んでいたらしい。


私とバンビことパンクな彼女も、午前中に東寺で「風信帖」を見てから、午後は久しぶりに寺町や新京極を散策し、ホテルで小憩。


6時にホテルのロビーで待ち合わせたのだが、列車の故障というアクシデントで6時寸前にようやく到着したのが、榮猿丸さん。

それから、タクシーで夕食の店に向かったのだが、子供連れだけに、入れる店は限られるので、今回は修学院に近い和牛専門・はつだに予約を入れた。


遅れて京都入りした佐藤文香さんは、直接、はつだで合流。


翌日は午前10時から流響院に入ることになっていたが、私は、「週刊現代」の書評の締切があったので、誉田哲也の新刊『プラージュ』を翌朝までに読み終え、さらに執筆しなければならなかったので、大変だった。
posted by 城戸朱理 at 07:07| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする