サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jp のロゴ
城戸朱理のブログ

2015年10月24日

糸屋ホテルの朝食、その4

__1479.jpg__1486.jpg



糸屋ホテルは、組紐などの糸の細工を百年以上、手がけてきた糸文が営むホテルだけに、紐細工がインテリアにも使われている。

ルームキイも階ごとに色が違う糸の房飾り付きで、和を演出している。

これも海外の旅行客に好まれる「和」の演出になっているようだ。


さて、10月20日の朝食の味噌汁は、大根、ワカメ、油揚げに九条ネギ。

帆立のバター焼きに出汁巻き玉子、柚子大根、揚げ出し豆腐に小鉢がほうれん草と菊のお浸しというメニューだった。


ホテルの朝食は、2日も続くと飽きるのが普通だが、糸屋ホテルは、連泊客のことを考えてメニューを変えてくれるのが嬉しい。
posted by 城戸朱理 at 08:25| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

至上のモヒート

__1520.jpg__1521.jpg



烏丸松原の糸屋ホテル周辺は、ごだん宮ざわを除くと、あまり店がないように見える。

だが、連泊して近所を散策するにつれ、そうではないのが分かってきた。


インターフォンを押すと、人数を聞かれる。

入店できるのは、グループなら4名まで。

人数を確認してから、初めてドアのロックが解かれ、二階に上がって扉を開く。

そこには、一枚板のカウンターの、いかにもバーという空間が広がっている。


BAR Islay mojito。

その名の通り、アイラ・モルトとモヒートに特化した店で、シガーも置いている。


「我がモヒート、モヒートに非ず」と謳うだけあって、ソーダを加えず、シェイクで仕上げるモヒートは、なんと時間がたつほど濃くなっていくというオリジナルレシピ。

時間がたてば氷がとけて、カクテルは薄まっていくはずなのだが、秘密は氷にあるらしい。

この店では、スペースの三分の一を冷凍庫が占めている。

氷を、シェーカー用、ロック用、クラッシュアイス用、ロングカクテル用と作り分け、さらにそれを3週間以上寝かせて、天然氷に極限まで近づけた熟成氷にすることで、特色あるカクテルが可能になるのだとか。


オリジナルのモヒートは、口にしたとたん、思わず井上春生監督と顔を見合わせたほど、素晴らしかった。


これで、京都に行く楽しみがひとつ増えたことになる。
posted by 城戸朱理 at 08:24| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新京極の蛸八、その2

__15390001.jpg__1538.jpg__15370001.jpg__1536.jpg



御主人は、ぐじ(甘鯛)に大根の皮を置いて焼いている。

聞けば、火に近い部分だけが焦げすぎないように工夫したものだとか。

焼き上った甘鯛は、ほっこりとして、旨みの塊のようだ。

皮は、さらに焼いてから、あとで出されたのだが、うろこを立たせない見事な焼き上がり。

皮はもちろん、うろこまで味わい深い魚は珍しいが、甘鯛は焼き方が難しい。

バンビことパンクな彼女は、甘鯛を上手に焼くためにバーナーまで買い込んだが、やはり家庭では限界があるようだ。


松茸の土瓶蒸しも素晴らしかった。

鱧を取り出すと、目の前で骨切りして、それを焙る。

出汁を張った土瓶の中身は、潔く松茸と鱧のみで、澄みわたるような味わい。

土瓶蒸しは、液体なのに、酒の肴になるという不思議な代物だが、蛸八のそれは、たっぷりあって、堪能した。


ビールで始めて、お銚子を五、六本は飲んだのに、会計は驚くほど安い。

酔いざましに、夜の京都を散策した。
posted by 城戸朱理 at 08:22| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新京極の蛸八、その1

__1543.jpg__1542.jpg__15410001.jpg__1540.jpg



ホテルで小憩してから、予約しておいた新京極の蛸八に向かう。


今や、若者向けの洋服屋や雑貨屋ばかりで、京都の原宿と化した感がある新京極のなかほどにある蛸八は、注意しなければ見逃してしまうような小体な店。

何事にもうるさい京都人に愛されるだけあって、酒杯を傾けつついただく料理は、いずれも素晴らしかった。


先付は、柚子が香る玉子豆腐。

生ずしは、しょうが酢で。

関東の締め鯖と違って、しっかりと締められた京都の生ずしは、やはり内陸の土地ならではの味なのだろう。


芋の甘みが存分に引き出された小芋の空揚げは、癖になる食感だった。
posted by 城戸朱理 at 08:20| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

京都を歩いていると

__1546.jpg



ごだん宮ざわでの昼食のあとは、しばし散策。

バンビことパンクな彼女と大丸を覗いたりしたのだが、旅先でしか、デパートを見たりする余裕がないのだから、笑うに笑えない。

もっとも、本阿弥光悦・俵屋宗達「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」、宗達「風神雷神図」や空海「風信帖」を見て、流響院で過ごしたあとだから、気持ちが満たされており、デパートを見ても何かを買おうという気にはならないのだが。


歩き回っていたら、与謝蕪村宅跡という石碑を見つけた。


千年の都、京都は、どこであっても歴史の堆積を感じさせてくれるところがある。
posted by 城戸朱理 at 08:20| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする