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城戸朱理のブログ

2015年11月18日

その名は、カエル王子号???

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「バンビコ、バンビコ、バンビコ♪」
・・・

「バンビコ、バンビコ、バンビコ♪」

バンビことパンクな彼女のテーマ曲である。

「バンビコ、チャリンコ、バンビコ♪」
???

「チャリンコ、チャリンコ、チャリンコ♪」
??????

「チャリンコ・バンビぃ〜♪」
??????

何なんだ、そのチャリンコというのは?


「健康のためにチャリンコに乗ることにしたんだよ!」
!!!

「これからチャリンコを買いに行ってくるよ!」
!!!!!!


そう言うと、バンビは、バイクでパタパタと出かけてしまった。

パンクだから、思いついたら即行動、なのである。


この日のバンビの出で立ちは、ニューヨークでゲットしたニール・バレットの稲妻プリントのジャケットに襟元が破けたTシャツ、そこに柳美里さんからプレゼントされたマフラーを巻いている。

このTシャツ、破れてはいるが、ヴィヴィアン・ウエストウッドの今夏の新作で、破れは加工されたもの。

新品なのに破れているだけでも年配者なら信じられないだろうが、そのうえ、中央にスカルを配し、右胸には「ANARCHIST PUNK GANG」、左胸には「CREATE HELL AND GET AWAY WITH IT」という旗がプリントされたとんでもない代物である。

なにせ、アナーキストでパンク、しかもギャングなのである。

地獄を作り出したかと思うと、無責任にもさっさと逃げてしまうのである。

迷惑きわまりないが、パンクだから仕方がない。


ニール・バレットのジャケットは、吉増剛造さんとつるやに行ったときも着ていたが、そのときもインナーはヴィヴィアン・ウエストウッド、テディベア・プリントTだった。


こちらは、PUNK-HELLプリントTシャツのような迷惑感はないが、やはりヘンである。

恐るべし、ヴィヴィアン・ウエストウッド――


そして、バンビは、あの英国車、MINIのお洒落な自転車を買って、得意気に帰ってきたのだった。

色は綺麗なグリーンである。


「緑色だから、このチャリンコは、カエル王子号と呼ぶことにするよ!」
・・・・・・


こうして、綺麗なスプリング・グリーンの自転車は、王子とはいえカエルの仲間にされてしまったのである。


パンクだから仕方がないが、いいのだろうか、これで?
posted by 城戸朱理 at 23:57| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月17日

九州新幹線で駅弁を

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九州新幹線に乗るのは二度目だが、木を多用した内装で、実に落ち着く。


鹿児島中央駅では、構内に焼酎の立ち飲みブースがあるのにも驚いたが、バンビことパンクな彼女は、「小鹿」という芋焼酎を見つけ、「にゃふ〜ん! バンビの焼酎だよ!」と喜びながら、さっそくテイクアウトしていた。

朝から焼酎を飲む気なのだろうか?


朝食には、九州駅弁グランプリの鹿児島代表「枕崎 浜めし」を試してみることに。

いかにも枕崎らしく、天然ぶりの照り焼きから始まって、赤海老餃子、かますフライ、焼き赤ムロ、鯖焼きなまりスライスと、とにかく魚尽くし。

御飯も、かます飯で、お弁当というよりは、酒の肴といった風情である。


仕方がないので(?)、私も朝からビールを飲むことにした。
posted by 城戸朱理 at 06:30| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

深夜の豚トロラーメンまで

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あぢもりで昼から飲み始め、店を出たのは3時ごろ。


山下久代さんの運転で、骨董屋を3軒回ってもらったが、5時すぎには、高岡修さん行きつけの風車で、またもや飲み始めた。

風車は居酒屋だが、御主人が料亭で板前をしていたというだけあって、海老一尾を叩いて揚げた海老せんべいや鯖の押し寿司など、居酒屋とは思えない料理も。


さらに天文館外れのバー、チンザノ・カフェに席を移して飲む。

この店、マスターがまだ修行中とのことで、プレオープンのため外には看板がない。

しかも、10年前からプレオープンとして開けているというのだから面白い。

フルーツを使ったカクテルが秀逸で、最初に出されたパイナップルとブルーキュラソーのカクテルなど、目が覚めるようだった。


ここで、高岡さんの詩魂が炸裂、石田瑞穂くんとともに傾聴する。

つくづく、詩というものの難しさを思った。


チンザノ・カフェで午前2時近くまで飲んだのだが、さらに高岡さんが「ラーメンを食べに行きましょう!」と言うので、深夜まで満席の繁盛店、豚トロラーメンへ。

さすがに、全員、小盛りを頼んだが、濃厚な豚骨スープととろけるようなチャーシューのラーメンが、なぜか飲んだあとに合う。

しかし、締めにラーメンとは、高岡さんの若さに驚くしかない。
posted by 城戸朱理 at 06:29| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月16日

知覧のゆるキャラ

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知覧のゆるキャラ、「お茶むらい」。


武家屋敷が残り、日本屈指のお茶の産地だけに、「侍」と「お茶」をミックスしたストレートさが、逆に潔い。


お茶むらいとバンビことパンクな彼女を撮影したのは、石田瑞穂くんである。
posted by 城戸朱理 at 10:32| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鹿児島と言えば、白熊!?

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鹿児島発祥の練乳かき氷、白熊は今や全国的な知名度を誇るが、現地で現物を前にすると、その迫力に圧倒される。

大きいのだ、とにかく。


あぢもりのあと、高岡修さんが「白熊を食べに行きましょう!」と言うので、氷白熊の本家、天文館むじゃきへ。


秘伝の自家製ミルクは、ほのかに酸味を帯び、たしかに鹿児島にしかないかき氷である。

今ではチョコレートをかけた黒熊などバリエーションもあるが、全員がオーソドックスな白熊のいちばん小さいサイズを頼んだ。

それでも東京のかき氷の倍はありそうだ。


恐るべし、鹿児島――
posted by 城戸朱理 at 06:35| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月15日

黒豚のしゃぶしゃぶ発祥の店、あぢもりで、その2

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黒豚のしゃぶしゃぶで昼から焼酎のお湯割りを飲んでいるのだから、もう言うことはない。


高岡修さんの提案で、トンカツも頼むことにした。

トンカツは、ロースとバラカツの2種を。

6人だから、各自1、2切れの味見だが、自家製パン粉で揚げたトンカツも美味い。


しゃぶしゃぶを食べ終わったら、締めはうどん。

黒豚を泳がせて、さらに味わい深くなった出汁に、うどんを入れて食べるのだが、これがまたいいもので、焼酎を傾ける手がお留守になる。


デザートは、黒豚のコラーゲンのアイスクリーム。


文芸評論家にして鎌倉文学館館長の富岡幸一郎氏は、先週、鹿児島を訪れたときに感極まって、「テンション降臨!」と叫んだらしいが、日本神話の天孫降臨の地、鹿児島は、たしかに異様なまでテンションを高めてくれる土地である。
posted by 城戸朱理 at 07:55| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

黒豚のしゃぶしゃぶ発祥の店、あぢもりで、その1

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8日は二次会のあと、さらに私の部屋で飲んだのだが、和合亮一氏が長らく抱え込んでいる怒りが炸裂し、愉しくも不穏な夜となった。


翌日、午前中のうちに和合くんは帰途に着き、残ったメンバー、石田瑞穂、渡辺めぐみ両氏と私たちは、11時半にロビーに集合して、高岡修さん、山下久代さんの案内で、天文館の黒豚料理あぢもりへ。

黒豚のしゃぶしゃぶを始めた名店で、最上級の黒豚しか使わないため、支店もなければ、いい肉がないときは店を開けないという徹底ぶり。

私にとって、この店だけは別格という一軒だが、鎌倉でも話題が、あぢもりとなると、藤沢周氏や柳美里さんと盛り上がるほどだ。


案内された3階の個室には、東郷平八郎の書が掛かっていた。

ロシアのバルチック艦隊を撃破した東郷平八郎は、「東洋のネルソン」として世界的に名高い。

ネルソン提督と言えば、トラファルガー海戦でフランス・スペイン連合艦隊を破り、ナポレオンの英国侵攻を阻止したイギリス最大の英雄だが、
英国ロイヤルネービーさえ苦戦したロシアのバルチック艦隊を撃破した東郷平八郎は、ロイヤルネービーでも尊敬を集め、フィンランドには東郷の名を冠したビールがあるほどだし、その卓越した戦術、トーゴー・ターンとともに、アメリカでは高校の歴史の教科書にまで登場する東洋の英雄として知られている。


瑞穂くんは、さんざん、あぢもりの話を聞かされていたものの、来店するのは初めて。


高岡修さんは何度も通っているし、山下久代さんに至っては、週に2日ほどバイトしているので、勝手は知っているが、石田くんのために、あえて仲居さんに食べ方を指南してもらった。


「まず、薔薇の形に盛り付けたバラ肉を出汁に入れて、花を咲かせます」


「花を咲かせる」とは、美しい表現ではないか。


あぢもりのしゃぶしゃぶは、出汁に黒豚を泳がせて、溶き玉子で食べる。

アクが浮いてこないのにも驚くが、口のなかで、ほどけていくような肉質と癖のまったくない脂身の甘さは、異次元の豚肉としか言いようがない。


これが黒豚だとしたら、スーパーで売っている黒豚は何なんだろう?


バラ肉を食べてから、次は野菜や豆腐を入れ、ロースを泳がせて食べる。


乾杯はビールだが、あとは当然、芋焼酎のお湯割りである。
posted by 城戸朱理 at 07:53| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月14日

二次会は鹿児島市内のBARで

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鹿児島市内に戻っての二次会は、B.B.13 BARで。

高岡修氏が3000円で飲み放題と言っていたので、居酒屋かと思いきや、何ともいい雰囲気のバーである。

それにしても、プロのバーテンダーが作るカクテルが飲み放題なんて、東京では聞いたことがない。


高岡さんの勧めで、山崎12年のロックをもらってみたところ、丸く削ってから、さらに冷凍庫で寝かせた氷が使われていて、素晴らしかった。


料理は、キッシュやスモークサーモンなどのオードブルの盛り合わせにフルーツ。


こうして鹿児島の夜は更けていく。
posted by 城戸朱理 at 12:25| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現代詩の祭典in南九州市

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実際のところ、国民文化祭というものがよく分かっていなかったのだが、いざ鹿児島に着いてみて、その規模の大きさに驚いた。

鹿児島中央駅には国民文化祭の案内カウンターが設けられ、街中が国民文化祭一色。

シンポジウムを始めとする多彩な催しが鹿児島県各地で開催されていて、たしかに「文化の国体」の名に恥じない。


知覧特攻平和記念館に隣接した南九州市コミュニティセンター知覧文化会館が舞台となった「現代詩の祭典in南九州市」も大規模なものだった。

知覧文化会館のキャパシティは700人だが、会場は、ほぼ満席。


川辺フィルハーモニー管弦楽団によるシベリウスの交響詩「フィンランディア」の演奏がオープニングとなった。


開会は13時。

馳浩文部科学大臣と実行委員会会長の霜出勘平南九州市長の主催者挨拶のあとは、公募入選作の表彰式である。

計2580篇の応募作から、小学生、中高生、一般の3部門で、文部科学大臣賞を始めとする11の賞が授与された。

審査委員長の高岡修氏の選評が、噴火する桜島のように熱い。


特別ゲスト、和合亮一氏の朗読のあと休憩をはさんで、第二部は劇団いぶきによる朗読劇「留魂――特別攻撃隊員の遺した最後の言葉」。

これは特攻で散華した若者の遺書による朗読劇で、思わず引き込まれた。


プログラムの最後が、和合亮一・石田瑞穂・城戸朱理による鼎談「詩の現在・詩の未来」だったのだが、充実したものになったと思う。


16時半に閉会したあとは、販売書籍のサイン会があって、それから打ち上げの席へ移動した。

島岡輝フェリス大教授も奥様と来て下さったので、一緒に打ち上げに。

南九州市長を始めとする市の関係者の熱気と多才ぶりに笑いが絶えない打ち上げだった。

みなさん、ありがとうございます。
posted by 城戸朱理 at 12:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

薩摩芋と薩摩揚げ

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鹿児島では、薩摩芋を「唐芋(からいも)」、薩摩揚げを「天ぷら」と呼ぶ。

薩摩芋は中国から伝えられたものだから、唐芋なわけだし、魚のすり身を揚げたものだから、天ぷらなわけだが、
これが薩摩以外の土地に広がると、薩摩発祥ということで、薩摩芋、薩摩揚げという呼び方に変わった。


このあたりは、何とも面白い。


9時ごろ、知覧に着いて受付を済ますと、午前中は自由時間。


彩り豊かなお弁当が用意されていたが、鹿児島らしく南蛮漬けは、鯵ではなくきびなご。

薩摩揚げも入っていた。
posted by 城戸朱理 at 10:04| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

知覧へ

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11月8日は、8時にバスで鹿児島を出発、南九州市の知覧に向かった。


低い里山が続き、茶畑が広がる知覧には、藩政期の武屋敷が残る。

美しい町だが、太平洋戦争末期には特攻隊の基地があって、若者が帰ることのない旅に飛び立っていった。

知覧特攻平和会館は、特攻隊員の遺品や関係資料を展示し、後世に伝えているが、何度見ても涙をこらえるのが難しい。


知覧の道ぞいには、特攻で散華した1036人の特攻隊員の慰霊のため、1036の石灯籠が並んでいる。
posted by 城戸朱理 at 09:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月13日

明日は日本近代文学館で「声のライブラリー」朗読&トーク



明日、11月14日(土)は、14時から駒場の日本近代文学館で「声のライブラリー」が開催される。


西部邁先生は、『生と死、その非凡なる平凡』(新潮社2015)を朗読、
私は「幻になるために」(『地球創生説』思潮社2003)ほかを朗読する予定。


朗読の後は、作家の佐藤洋二郎さんを司会に座談会、さらに会場販売書籍のサイン会がある。

どんなトークになるのか、出演者である私にも見当がつかないだけに、期待と不安(?)を抱えているところだ。


入場料は、2100円。

詳しくは、日本近代文学館まで。
posted by 城戸朱理 at 12:28| イベント告知など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月12日

スピングルのスニーカー

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アシックスが発表したオニツカ・タイガーが海外で人気を呼んでいる。

オニツカ・タイガーは、アシックスに社名を変更する前のブランド名で、60〜80年代のクラシックなフォルムが人気を呼んで、まずはヨーロッパでブームに。

アディダスの本拠地であるベルリンでも、オニツカ・タイガーを履いたファッショニスタを何度か見かけたほどだから、その人気のほどが分かる。


国産スニーカーといえば、アシックスかミズノだが、ミズノはジョルジオ・アルマーニがプライベートでジョギングに愛用しているところから、アルマーニとのコラボを発表したのも記憶に新しい。


アシックスやミズノは、本来はアスリート用の専業メーカーだが、近年、とみに話題なのが、ハンドメイドの国産スニーカー、スピングルだ。

スピングルは、広島県府中市で2002年に誕生した。


府中市は、職人の町として知られているが、スピングルも職人の手仕事による巻き上げ式のバルカナイズド製法のソール、カーフのみならず、コードバンやカンガルー、ウォーターバッファローと、稀少な革を使ったアッパーと、一度見たら、忘れられないスニーカーになっている。

日本ならではの物作りを感じさせる、このスニーカー、2004年には、すでにパリ・コレクションやミラノ・コレクションに登場しており、オニツカ・タイガーに続いて、海外でもブームになる日が近いかも知れない。


私も以前から注目していたが、なんと鎌倉駅西口にもスピングルのショップが出来たので、バンビことパンクな彼女と覗いてみた。

今季のラインナップに、編み上げのレザーブーツがあったので、京都で井上春生監督に教えたところ、井上監督は、京都のショップを探して、さっそく購入。

井上監督は、私がブーツばかり履いているのを見て、試してみたところ、たちまちブーツマニアになってしまった。

足場の悪い離島のロケにも重宝したらしいが、仕事柄、ブーツは必需品だろう。

井上監督は、台湾でもニューヨークでも、私が薦めるブーツやハイカットのスニーカーを買っていたが、奥様には「趣味が出来て良かったわね」と言われているらしい。

そうか、監督のブーツは、もはや必需品であることを超えて、趣味の領域に突入したのか!?


鎌倉に戻ってから、バンビもスピングルの黒のエナメルのモデルを購入。


「アッパーが柔らかくて、とても履きやすいんだよ!
スピングルを知ったら、もう他のスニーカーには戻れないよ!」


バンビもロケにアシスタント・プロデューサー兼スチールで立ち会っているので、スニーカーは必需品になったが、スピングルが気に入った様子である。


国産といえば、岡山がデニムの製織工場やジーンズの縫製工場が集中しており、世界的に名高い。

ジョルジオ・アルマーニやラルフ・ローレンも、ハイエンド・ラインのジーンズを岡山に発注しているほどだが、広島スニーカーも、いずれ岡山デニムのようになる日が来るのかも知れない。
posted by 城戸朱理 at 19:17| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月11日

ふたりの僧侶

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第45回九州詩人祭は、九州各県の詩人たちと、翌日の国民文化祭のために鹿児島入りした現代詩人会の新延拳理事長、日本詩人クラブの武子和幸会長も参加した。

私は詩人の会とは無縁なので、どういうことをしているのかは分からないが、新延さんの話によると、事務と雑事に追われているらしい。


意外だったのは、南泉院の宮下亮善住職が参加して下さったことである。

宮下住職は、明治初年の廃仏毀釈で廃寺となった南泉院を130年ぶりに独力で再興した。

天台宗大雄山南泉院は、鹿児島市内から車で一時間ほどの花尾町にあり、高岡修さんが生前葬をした寺院である。


宮下亮善師は、檀家を持たず、ミャンマーの教育支援のための「ミンガラーバー地湧(じゆう)の会」の代表として、托鉢した浄財で、ミャンマーに小学校を50校以上建ててきたが、今や卒業生が成人し、さまざまな活動に従事しているという。

「ミンガラーバー地湧の会」は、これまでの活動によって、第11回アジア貢献賞を受賞したが、天台宗の総本山たる比叡山延暦寺も宮下師の活動を知って驚き、宗派からの評価も高いと聞いた。


酒も煙草もやらず、肉食もしない。

口にするのは、玄米と野菜だけ。

南泉院には生前葬のときに建立された高岡さんの墓はあるが、人助けばかりしているので、手が回らず、いまだに本堂がない。

文芸評論家の富岡幸一郎氏は、宮下亮善師を「現代の沢庵」と称えたが、たしかに立派な方だと思いつつ、本堂が後になるのは、ちょっと違うような気がしないでもない(笑)。


会場には、僧侶がもうひとり。

天台宗の宮下亮善師と真言宗智山派の石田瑞穂くんが話し込む様子を見ていたせいか、脳裏を吉岡実の名作「僧侶」の詩行がよぎった。
posted by 城戸朱理 at 12:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マリアッチのコーヒー

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自家焙煎マリアッチで、安藤和義さんが淹れてくれるコーヒーを飲むのは、鹿児島に来る楽しみのひとつだ。


焙煎は、早朝、出勤の人が動き出す前。

その時間帯だと「空気がぴんと立っている」と安藤さん。

マリアッチのコーヒー豆は、宝石のように美しい。


海外にまで、その名を知られる「コーヒーの求道者」安藤さんは、ジョーク好きだが、金沢大学のコーヒー学会の中心的存在でもある。


今回は、11月限定のインドネシア・スラウェシ島のトラジャ(ランテカルア)を淹れてもらったが、相変わらず素晴らしかった。


私にとって、コーヒーは欠かせないもののひとつ。

海外にも湯沸かしポットとドリップコーヒーを持参するほどだが、マリアッチでコーヒー2種類、600gを購入したので、
安藤さんから以前、いただいたネルドリップを使って、しばらくは自宅でも美味しいコーヒーが飲めることだろう。
posted by 城戸朱理 at 09:13| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月10日

奄美大島の郷土料理、鶏飯

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「鹿児島空港に着いたら、お昼は鶏飯を食べるのもいいね!」

バンビことパンクな彼女は、鶏飯気分らしい。


というわけで、高岡修さんと合流してから、昼食は空港のレストランで奄美の郷土料理、鶏飯(けいはん)を食べることにした。

これは、鶏肉や錦糸玉子、椎茸などを御飯に乗せて、丸鶏のスープをかけたもので、鶏のスープの茶漬けを想像してもらえばいい。


本来は奄美の郷土料理だが、鹿児島では学校給食のメニューにもなるほどポピュラーで、カレーと並ぶ人気があるという。


あっさりしているが、食材のバランスもよく、結構なものである。


バンビも、久しぶりの鶏飯を喜んでいた。
posted by 城戸朱理 at 10:15| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月09日

機内の朝食

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搭乗前に羽田空港で、朝食のお弁当を物色したのだが、ちょうどいいと思ったのが、籠かつを飯。

鰹節を混ぜ込んだ俵型のお結びに、鶏麹焼きに玉子焼き、飛龍頭や生麩、筍などの炊き合わせが添えられている。


すると、バンビことパンクな彼女が――


「ちょうどいいお弁当だね!
ちょっと貰っていいかな?」


小さな手が伸びてきて、お結びをさらっていった。


鰹節の香りと味を決める燻しの工程で、手間のかかる手火山(てびやま)式をいまだに守っている鰹節工房やまじゅうの鰹節を使ったかつを飯は、香り高く、美味しかった。
posted by 城戸朱理 at 10:44| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鹿児島到着

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11月7日。

10時5分発、JAL645便で鹿児島へ。

フライト前は、パスポートを確認してから、国内なのに気がついたりするなど、寝不足で余裕がない朝になった。


12時前には鹿児島空港に到着。

国内のフライトは、あっという間だ。


迎えに来てくれた高岡修さんと、奄美の郷土料理、鶏飯(けいはん)の昼食。

鹿児島は温泉大国だけに、空港にまで天然温泉の足湯があるのが凄い。


ANAの便で2時に到着する石田瑞穂氏を待って、鹿児島市内へ向かった。


珈琲専門店マリアッチで素晴らしいコーヒーを味わってから、ホテル・パレスイン鹿児島にチェックイン。


夜は、ホテルの宴会場で、第45回九州詩人祭として懇親会が持たれ、九州各県から40名ほどの詩人が集った。

ここで、遅れて到着した和合亮一氏が登場、喝采を浴びる。


私の部屋は、最上階のスイート(!)だったので、部屋に集って宴会となった。


翌日は、いよいよ国民文化祭「現代詩の祭典」の本番である。
posted by 城戸朱理 at 10:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月08日

湯豆腐

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旅が多いと、どうしても外食続きになる。

年間で100日近くをホテルで過ごす日々が何年も続いているだけに、自宅にいるときの食事は、至ってシンプルだ。


常備菜は、タラコと塩鮭、豆腐と油揚げに納豆も冷蔵庫に欠かしたことはない。


秋冬の晩酌は、湯豆腐。

毎晩、湯豆腐で酒杯を傾けているものだから、バンビことパンクな彼女に「そんなにお豆腐ばかり食べてると、お豆腐の妖怪になっちゃうよ!」と言われたほどである。

ときどきは、刺身も引くが、基本的には湯豆腐があればそれでいい。


豆腐は、京都のものか、大山豆腐。

昆布だけは、おごって羅臼昆布を使う。

醤油は、銚子のはつかり。


湯通しした鱈を加えることもあるが、アサリや白菜と豆腐を出汁で煮て小鍋立てにすることも。

ときどきは、出汁で壬生菜と油揚げを煮る京都の家庭料理、壬生菜鍋に豆腐を加えることもある。


ある日のこと。

松茸を買ったので、出汁で松茸と鶏胸肉を煮て、湯豆腐を作った。

珍しく、松茸好きのバンビが手を出さないなと思っていたら、翌日になって――


「大きな椎茸だと思ったんだよ〜。
松茸だなんて知らなかったよ〜」

バンビは椎茸だと思って、手を出さなかったのが判明。

匂いで分かりそうなものだが。

「松茸だなんて教えてくれなかったよ〜。
んふ、
んふふふふん」


笑いをこらえるのに苦労した。
posted by 城戸朱理 at 07:30| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鹿児島に行く前に



鹿児島に行く前にやらなければならないことが山積し、この数日は、息をつく暇もないほど、あわただしかった。

11月5日は、6時に起床して、まずは、瓶・缶・プラスチックの資源ゴミをまとめて出し、食器を洗って収納。

洗濯機を回すかたわらで、洗濯物を取り込む。

家事が一段落してから「抒情文芸」の詩のゲラをチェックし、「日報文芸」の投稿作品を再読して入選作を絞り込み、選評を執筆。

2回分の選評を書き終えたのは12時を回ったころで、それから、入選作を宅急便で手配し、柳美里さんに葉書を書いた。


急ぎの原稿が終わったので、書斎を掃除してから、2時過ぎに鎌倉中央郵便局で弁護士に指示された手続きをし、3時から若宮大路のユアーズで髪を切ってもらう。

散髪のあとのヘッドスパだけは、和む時間だった。

4時半に、タクシーで、いったん家に戻り、荷物を持ってバスで藤沢へ。

藤沢の世界堂に額装を頼んであった絵を受け取り、さらに京都で購入したターナーのエッチング2点の額装を頼む。

食材を買って、タクシーで帰宅したのは6時過ぎ。


帰ってきたバンビことパンクな彼女と夕食の準備をしたのだが、私は入浴してから、松茸入りの湯豆腐を作り、ようやく、ひと息ついた。

久保田潤さんの油彩の小品を眺めながらの晩酌である。

バンビは帰宅してからも、校正の仕事に余念がない。


就寝前のひとときだけは、読書の時間。

バンビは、「書道藝術」(中央公論)の「本阿弥光悦」の巻を、私は同じ叢書の「空海」を眺める。

たとえ、忙しくても、やるべきことをやっていれば、終わらないことはない。

そして、この秋は、いい展覧会を観る機会に恵まれたので、創作に背中を押されているように感じる。

こうした心持ちは、私にとって、何より貴重なものだ。
posted by 城戸朱理 at 07:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする