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城戸朱理のブログ

2015年11月02日

気になる松本秀文詩集『環境』の予告篇

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ここのところ、文学フリマが活況のようだ。

800組もの出店があるというのだから、さぞや壮観に違いない。

いちど覗いてみたいと思いながら、まだ果たせないでいるが、スケジュールが合わないのだから、こればかりは仕方がないだろう。


驚いたのは、東直子さんが送ってくれた「エフーディ」第一号だった。

これは、三浦しをん(作家)、平田俊子(詩人)、神野紗希(俳人)、石川美南、川野里子、東直子(歌人)という、いずれも廃墟好きの豪華メンバーが、松山の別子銅山に吟行に行ったあと、文学フリマで売るために作った雑誌で、全員が売り子もしたらしい。

今年も別の廃墟に吟行に行ったと聞いたので、第2号が出るのだろうか?


ほかにも気になるものがあった。


文学フリマが近づくと、ツイッターで、持参する雑誌等を紹介する人が増えるが、そこで見かけたのが、写真の小冊子、松本秀文詩集『環境』予告篇である。

予告篇というのが奮っているが、表紙のキャットフードの缶詰の猫は、川上澄夫装幀の萩原朔太郎『猫町』のパロディというところもいい。

比較のために手元にある朔太郎『猫町』の写真もアップしておく。


後日、松本秀文氏から送っていただいたので、ようやく実物を見ることができた。


詩集『環境』は五章から成り、第五章は「野良太郎全詩集」と銘打たれている。

野良太郎は博多生まれ、最初は飼い猫だったが、飼い主の没落とともに野良猫に。

生涯、朔太郎の詩を愛していたという設定で、つまりは野良猫が書いた詩、ということになる。

だから、表紙もキャットフードなのかと納得したが、納得している場合ではない。


こんな奇妙な設定を思いついた人は、今までいなかったことだけは確かだ。


ところで、本体の詩集『環境』は刊行されたのだろうか?
posted by 城戸朱理 at 06:36| 詩誌・詩集評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

がぶ飲みビストロ、BRUT

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映画人だけに、井上春生監督は疲れたときには「肉を食べに行きましょう」と言い出す傾向がある。

カメラやVEなどテクニカル・スタッフは、とにかく焼肉が好きだが、重い機材を一日中持って立ちっぱなしの仕事だから、体が肉を欲するのだろう。


編集作業で疲れきった井上監督の慰労の意味もあったので、熟成肉のステーキが売りのビストロ、BRUTで待ち合わせる。


まずは、樽生スパークリングワインで乾杯。

前菜は、アンチョビとオリーブ、ひよこ豆のエスニックペースト、冷やしトマトのカルパッチョを。

ひよこ豆のペーストは、クミンの香りでインド風。


肉料理に備えて、ボトルでもらった赤ワインは、カッシェロ・デル・ディアブロ。

「悪魔の蔵」という意味で、なんと、このワイン、盗み飲みから樽を守るため、蔵に悪魔がいるという噂を流したというエピソードから名づけられたもの。

葡萄はカベルネ・ソーヴィニヨンで、果実味が豊か、タンニンはまろやかだがフルボディで、肉料理との相性はいい。


井上監督が「これが食べたかった!」と言うフォアグラのソテーは、マデラ酒のソース。

低温でじっくり火を通したハツは、ブルーチーズのソースをからめて。


BRUTは、30日熟成肉のステーキを出すが、肉は岩手の田村牧場の短角牛。

ちょうど熟成を終えた肉を使うため、日によって、メニューにある部位が違う。

この日は、トモサンカクとリブロースだったので、トモサンカク200gを焼いてもらった。

岩塩、ホースラディッシュ、ぽん酢が添えられているが、熟成肉には岩塩がいちばん合う。

ただし、私はひと切れで満足。

井上監督にステーキを堪能してもらった。


どれも美味しいが、会計はチェーン店の居酒屋とさして変わらない。

いつも繁盛しているのも当たり前と思わせる店だ。
posted by 城戸朱理 at 06:35| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする