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城戸朱理のブログ

2015年11月23日

高橋昭八郎さんに連れていってもらった店〜川島豆腐店、その3

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からすみと塩ウニで、地酒を三合飲んでしまったが、お造りと焼魚が付いた朝食コースは、2500円。

これは、かなりお得感がある。


デザートは、豆乳のブランマンジェ。


器使いも素晴らしかったが、川島豆腐店では中里隆の器を使っている。


山茂といい、豆腐料理かわしまといい、高橋昭八郎さんは、いいお店を厳選して案内してくれたのだなと、しみじみ思った。
posted by 城戸朱理 at 20:13| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高橋昭八郎さんに連れていってもらった店〜川島豆腐店、その2

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焼き物は、かますの一夜干し。

ここでメニューに「自家製新からすみ」を見つけて注文してみたのだが、これが絶品で、朝から酒が進む。


次は揚げ立ての厚揚げが出たが、これもおかわりしている人がいた。


食事は、麦粥とアゴ出汁の味噌汁に漬物。


お粥にも味噌汁にも豆腐が入っているが、これだけ美味い豆腐だと飽きるということがない。


メニューの漁師さんが作った塩ウニが気になったので、これも頼んでみた。

朝から飲んでいるのだから、どうしようもないが、旅先だからよしとしよう。
posted by 城戸朱理 at 20:12| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高橋昭八郎さんに連れていってもらった店〜川島豆腐店、その1

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高橋昭八郎さんを尊敬すること人後に落ちないバンビことパンクな彼女は、昭八郎さんが亡くなる前年に、ひとり唐津を訪れ、昭八郎さんの写真を撮ったり、インタビューを録音したりしたのだが、そのとき、昭八郎さんに川島豆腐店に連れていってもらったそうだ。


創業寛政年間、唐津藩御用達として江戸時代から200年続く川島豆腐店は、川越の小野食品と並んで、日本きっての豆腐屋さんとして知られている。

高橋睦郎さんも手料理で来客をもてなすときには、川島豆腐店からざる豆腐を取り寄せていたが、豆腐店の隣に、ざる豆腐を使った豆腐料理かわしまを開店したのは知っていたものの、私はまだ行ったことがなかった。


豆腐店の左手の暖簾をくぐり、奥に進むと、清潔な素木のカウンターの、まるで割烹のような店が現れる。

この意外性が楽しい。


まずは豆乳、卯の花、黒胡麻豆腐の先付けが出る。

豆乳はあの豆乳特有の匂いがまったくなく、素晴らしかったが、昭八郎さんもお気に入りだったそうだ。


川島豆腐店が始めたざる豆腐は、出来立てで温かく、大豆の甘みは、まるでお菓子のようである。

ざる豆腐は、おかわり自由というのも嬉しい。

お造りは、済州島産の鯖。

軽く締めてあったが、東京の基準なら、ほとんど生で、昨夜の対馬産の鯖同様、異次元の味わい。

つい朝から、地酒を注文してしまった。
posted by 城戸朱理 at 20:11| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

唐津の猫

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山茂を出て、唐津駅からタクシーに乗ろうと歩いていたら、猫が寄ってきた。


「にゃんこだ!」


バンビことパンクな彼女が喜んで手招きしたら、バンビの膝の上に飛び乗って、甘えている。

これだけ、人間慣れしているのだから、飼い猫だろうが、バンビは「このにゃんこは、高橋昭八郎さんなんじゃないかな?」と無茶苦茶なことを言い出した。

そんなことはない。

ただの猫である。

だが昭八郎さんの霊が乗り移って、迎えてくれたのだと思うほうが楽しい。
posted by 城戸朱理 at 20:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高橋昭八郎さんに連れていってもらった店〜山茂、その2

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たった三回しか来たことがないのに、昭八郎さんとの思い出があるものだから、山茂には懐かしさを感じる。


女将さんに尋ねたら、昭八郎さんが何者かは知らなかったが、白髪の品のいいお客さんとして覚えていてくれた。

そんなことが、無性に嬉しい。


活き烏賊はないが、かわりに唐津名物の烏賊焼売を。

さらにうね鯨を頼んで、飲む。


食事は、女将さんお勧めの鯖寿司にしたが、九州の鯖は、まったく違う。

対馬産とのことだったが、臭みがまったくないうえに、旨みが凝縮した感じなのだ。


昭八郎さんの、あのはにかむような笑顔が、よみがえった。
posted by 城戸朱理 at 20:09| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高橋昭八郎さんに連れていってもらった店〜山茂、その1

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唐津の魚の美味さは有名だが、地元の人は博多に行っても「魚は唐津が一番たい」と言って、決して魚を頼まないそうだ。

高橋昭八郎さんは、「じゃあ、その美味い魚を食わせてくれと言うんですよ」と笑っていたが、昭八郎さんに連れていってもらった店の魚の美味さには、たしかに目を見張った。

活烏賊のお造りは、光のような斑点が浮いては沈み、脚が動かなくなるとゲソは天ぷらに、耳は握り寿司にしてくれる。

鯨も素晴らしかったが、たしか三回、同じ店に御一緒した。

一度は石田瑞穂くんも一緒で、瑞穂くんはそのときのことを「引き揚げられたばかりの透き徹った烏賊の刺身や近海の魚は、いままで食べたどんな魚より美味しく」と「現代詩手帖」2007年7月号の特集「城戸朱理」の論考に書いていたっけ。


しかし、こちらは昭八郎さんのお話を聞くのに夢中で、テープを回してインタビューをしたりしていたものだから、活き烏賊と鯨以外に何を食べたのかも覚えていないし、店名さえ記憶していない。


唐津駅から近かったことだけは確かなので、バンビことパンクな彼女がネットで検索し、当たりをつけたところ、昭八郎さんに連れていっていただいたのは、山茂という店なのが分かった。


昭八郎さんは予約をしてくれていたので、いつも二階の座敷だったが、今回は一階のテーブル席につく。


残念なことに活き烏賊は売り切れだったが、かわりに幻の魚、アラが入荷していた。


地酒で昭八郎さんに献杯し、まずはアラのお造りとアラのあら炊きを。


アラは漁獲が少ないため、高級魚とされ、鍋料理が有名だが、刺身も鯛より美味いと言われている。

脂が乗って、刺身は官能的だが、あら炊きも素晴らしい。


バンビと昭八郎さんのことを思い出しつつ、杯を傾けた。
posted by 城戸朱理 at 20:06| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする