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城戸朱理のブログ

2015年11月25日

静岡大学での講演

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17日は、6時に起きて、朝食は食べずに講演の準備を。

8時に山内功一郎夫人の和美さんが白のフォルクスワーゲンで迎えに来てくれた。


静岡大学は、山の斜面に学舎が点在しているので、学生は通学がたいへんだろう。

人文社会科学部棟の前林には「マムシに注意」という看板が。

聞けば、30年前にひとりマムシに噛まれた人がいたそうだ。


講演「声と文字のパフォーマンス」は、8時40分から。

会場は人文社会科学大講義室で200人を超える学生が聴講してくれた。


『千の名前』以降の詩集からの自作朗読をはさみながら、言葉とは何か、詩の権能とは何かについて話したのだが、山内先生があらかじめ学生からの質問をまとめておいてくれたので、質問事項にも言及できた。

熱心にノートを取って、講演のあと質問に来てくれた学生もいたが、私の話が、言葉と世界を考えるきっかけになってくれたら、これに勝る喜びはない。


講演が終了したら、あとは自由時間。

和美さんが愛車で日本平に連れていってくれた。


日本平という地名は日本武尊(やまとたけるのみこと)伝説に由来するもので、茶畑と広葉樹林が広がる有度山の山頂とあたり一帯を指す。

頂上にあるのが、日本平ホテル。

日本平ホテルの庭園からの眺めには、ただただ感嘆するしかなかった。

眼下には静岡市街と駿河湾が広がり、正面には富士山、伊豆半島から南アルプスまでを一望できる。

しばし散策し、日本平ホテルの富貴庵で昼食を取ってから、ホテルに送ってもらい、午後は本を読んだり、静岡駅周辺を散歩して過ごした。


6時に山内先生が迎えに来てくれ、イタリアン、オステリア・イル・カスターニョで、静岡大学人文社会科学部の学部長でもある今野喜和人先生と会食。

ここもいいレストランで、会話が弾んだが、今野先生の退職後の趣味についての話題が、とても愉快だった。

趣味を探すということ自体、とても新鮮に感じたが、それは私がそうしたことを考えたことがないからだろう。


食事のあとは、山内先生とホテルに戻り、またもや深夜まで、エマイユで語り合う。

この夜は、単行本をまとめることについて、これから刊行していく本について話し合ったのだが、これは私にとっても、最大の課題である。
posted by 城戸朱理 at 13:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

和の食楽 佐平の旬華膳、その2

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揚げ物は、海老しんじょの紅葉揚げで、舞茸とピーマンとともに。


煮物は、白菜巻きで、これはロールキャベツの白菜版。

スープ餡がかけられ、キャベツが白菜にかわるだけで和風の味わいになるのが面白い。


むかご御飯になめこ汁が出て、食事は終わった。


水菓子は黒糖ジュレを添えた林檎の蜜煮。


佐平の御主人は、ホテルのレストランで修行した方だと聞いたが、山内家がひいきにしているだけあって、工夫を凝らした丁寧な料理を出す店である。
posted by 城戸朱理 at 10:38| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

和の食楽 佐平の旬華膳、その1

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山内功一郎先生が案内してくれた店、佐平は月替わりでメニューが変わるそうだ。


霜月の旬華膳は、まず四種の先付けから。

有馬焼きの帆立に乗った紅葉麩が季節を演出する。


吸い物がわりのひと品は、吉野海老に栗や里芋が入った初霜蒸し。

これはとろろ昆布の餡をあしらった茶碗蒸しで、柚子の香りも素晴らしかった。


総織部の皿に盛られたお造りは、紅葉鯛に太刀魚、平目。

鯛の旬は春、その時期のものを桜鯛と呼ぶが、紅葉鯛も洒落た呼び方だと思う。

駿河湾の魚は、どれも美味い。


焼き物は、魚ではなく野菜なのが面白いが、バーニャカウダをアレンジした餡で食べさせるあたりは、創作和食ならでは。


中皿は牛ロースの利休焼き。

利休焼きは胡麻で作ったタレを使う料理方だが、これも意外性があるうえに、赤身の肉によく合っていた。
posted by 城戸朱理 at 10:38| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

静岡へ

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16日は、東海道線で小田原まで出て、新幹線で静岡に向かった。

九州5泊6日の旅に続く2泊3日の旅である。


静岡着は3時50分。

駅まで静岡大学の山内功一郎准教授が迎えに来てくれた。

そのまま、駅前のホテル・センチュリー静岡にチェックイン。

静岡には、これまでも静岡連詩や日本エズラ・パウンド協会の年次総会のためなどで来ているが、温暖で豊かな土地なので、いつも緊張している身体がほぐれる気がする。


部屋は23階で、駿河湾を望むことができ、ガラス張りのエレベーターからは富士山が見えた。


6時に山内先生とロビーで待ち合わせて、夕食の店へ。

山内先生が予約してくれた「和の食楽 佐平」は、創作和食の店で、実に丁寧な料理だった。

この店については、別にアップしよう。

食事をしながら、翌日の講演会の打ち合わせをしたのだが、パリとベイルートのテロが勃発したあとだけに、内容は、よりラディカルなものに変えることにする。


その後、再びホテルに戻って、夜景が素晴らしい最上階のラウンジ、エマイユでカクテルを前に、現代詩のことやアメリカ詩のことを深夜まで語り合ったのだが、世界の行方がこれだけ不分明になると、詩をめぐる状況も変わらざるをえないのを痛感する。
posted by 城戸朱理 at 09:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする