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城戸朱理のブログ

2016年01月08日

「作家 身のまわり」展@鎌倉文学館

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1月6日は、鎌倉文学館に「作家 身のまわり」展を見に行った。

その名の通り、文学者が身のまわりで使っていた品を展示するというユニークな企画で、実に楽しかった。

ふつう、文学館の展示といえば、書籍や雑誌に自筆原稿などが主体になるが、身辺にあって愛用したもの、愛玩したものが並ぶと、持ち主だった文学者の体温まで感じられるような生々しさがある。


展示は、作家の書や絵画、書斎に飾っていた書画から、万年筆や眼鏡、湯呑みやヤカンなど、実に多彩で、これがすべて鎌倉文学館の収蔵品だというのだから驚く。


夏目漱石が眺めたという南画、山本周五郎のルーペ、尾崎喜八のハイキング用だったというツイードのジャケットや川端康成の文机――

小津安二郎が自らデザインして使っていたという湯呑みもよかったが、小津監督が愛用し、映画「彼岸花」にも登場した赤いデンマーク製のケトルには、いささか興奮した。

学芸員の山田雅子さんは、この小津さんのケトルを見て、自分用に赤いケトルを探したそうだが、「彼岸花」のケトルが目の前にあるのだから、不思議な気分になる。


「作家 身のまわり」展は、4月17日まで。

鎌倉散策のおりには、前田侯爵家の鎌倉別邸だった鎌倉文学館にも立ち寄ってもらいたい。
posted by 城戸朱理 at 13:04| イベント告知など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする