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城戸朱理のブログ

2016年01月27日

冬のごだん宮ざわで、その4

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水菓子は、イチゴと蜜。

イチゴは、熊本のひのしずく、蜜柑は果肉がゼリーのような愛媛の紅まどんなである。


さらに織部の小椀でお汁粉が出たが、箸置きは魯山人だった。


最後のお抹茶は、口縁に鉄釉を掃いた、桃山時代の古唐津皮鯨椀で。

この日、私は、最後の写真の古唐津皮鯨盃を持ち込んで使っていたので、先付けは鯨、盃も皮鯨、茶碗も皮鯨と、鯨で始まり鯨で終わる一夜となったのだった。
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冬のごだん宮ざわで、その3

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驚いたのは、素揚げした菊芋を添えたクエの昆布締め。

明時代の七官青磁に美しく盛られたクエは、昆布とミルフィーユのような層状になっており、贅沢このうえない味わい。


いつもなら、ここで小鍋立てが出るのだが、今回ははウズラを叩いた団子と聖護院大根、京人参、京菊菜、堀川ごぼう、京野菜の炊き合わせだった。

器は、楽十二代弘入の隅入りの蓋物だが、用途が分からない不思議な器型である。


漬け物と白味噌で炊いたじゃこが出て、ひと組ごとに時間を見計らって土鍋で炊き上げる御飯になる。

まずは軽く煮えばなを。

さらに蒸らして、煮えたお米が御飯になっていく過程を楽しむ。


料理で、すでにお腹がいっぱいなのに、この御飯をおかわりして、満腹のあまり歩けなくなってしまったのは、テレコムスタッフの平田潤子ディレクターだが、気持ちは分からないでもない(笑)。
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冬のごだん宮ざわで、その2

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北大路魯山人の染付け福字皿に盛られたお作りは、平目に金目鯛、そして北海道産の塩水ウニ。

3kgの大物を2日寝かせたという平目は旨みが乗り、皮目を軽く焙った金目鯛は、とろけるようである。

ごだん宮ざわでは、冬場は北海道の塩水ウニ、夏場は天草など九州産のウニを使うようだ。


焼き物は、マナガツオの味噌漬けで、器は尾形乾山の銹絵長皿。


名物の焼き胡麻豆腐は、煮穴子をあしらい、山椒醤油が掛け回してある。


おしのぎは、たっぷりと自家製カラスミをすり下ろした手打ち蕎麦。

李朝初期の白磁皿は、宮澤さんがソウルは踏十里(タプシンニ)の長安坪(チョンアンピン)骨董街で掘り出してきたものだと聞いた。


揚げ物は、のどぐろと長芋の天ぷら。

器は、北大路魯山人の木の葉皿で、のどぐろの美味さは、言うまでもない。
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冬のごだん宮ざわで、その1

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高柳克弘、神野紗希夫妻とホテルのロビーで待ち合わせて、ごだん宮ざわへ。

栗の一枚板のカウンターに座り、宮澤政人さんと新年の挨拶を。


まずは楽九代了入作の赤楽で煎米茶をいただく。

そして、食前酒に京都の古都を一献。

濁り酒は、寒い季節に合う。


先付けのミンク鯨の酢味噌和えは、初見の絵唐津向付けで供された。

五客揃いの完器だから、作家物かと思ったら、なんと桃山時代の伝世品というではないか。

「五客、揃った伝世品は滅多にないので、清水の舞台から飛び降りるつもりで」と宮澤さん。

新年早々、たいへんな買い物をされたものである。

ミンク鯨の濃厚な味わいと茗荷に酢味噌が素晴らしく調和している。


お椀は、菱形の金箔を置いた秀衡塗りで、初春にふさわしい。

しかも、京都のお雑煮を思わせる白味噌仕立ての長芋と緑鮮やかな菜の花。

滋味深いひと椀だった。
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車中のお弁当を探して

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高柳克弘、神野紗希夫妻は、いつもなら魚と野菜派で、肉が食卓に上がることは滅多にないらしい。

しかし、妊娠すると嗜好が変わるというが、神野さんは、最近、肉を好むようになったと聞いていたので、東京駅で、バンビことパンクな彼女とお弁当を物色した。


「紗希ちゃんは、お肉がいいよ。
秋も京都で、ビストロの熟成肉のメニューを見て、美味しそうって言ってたから」とバンビ。

ちなみに、そのビストロはシトロン・ブレ。

バンビはこちらも予約済みである。


高柳さんは浜松生まれ、浜名湖を控えているだけに、鰻がお好きだろうと、鰻弁当をふたつ。

ただし、鰻は浜名湖産ではなく、宮崎産。

そして、お肉の弁当は、A4等級の和牛を贅沢に使った人形町今半の牛肉弁当ふたつを選んだ。


結局、高柳さんと私が鰻弁当、神野さんとバンビが牛肉弁当になったのだが、最近は女性のほうが肉を選ぶ傾向があるような気がする。
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京都7泊8日の旅へ

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1月16日の午前中に、着替えなどの荷物をパッキングして宅急便で送り出しておき、翌7日に、京都に向かった。

今年、初めての京都だが、昨年11月29日から12月5日まで、6泊7日で訪れているので、久しぶりという感じはしない。


今回は南禅寺別荘群の真澄寺別院・流響院を舞台にするH(アッシュ)の高柳克弘・神野紗希篇の3本目となる冬篇と、昨春から始まって、夏篇、秋篇を撮り終えた吉増剛造篇の冬篇の撮影である。

高柳・神野篇は、夏篇に続いて山下つぼみディレクターの演出で、井上春生監督はプロデューサーに回り、
吉増篇は井上春生監督がディレクターを担当、高柳・神野さんの秋篇をディレクションした赤塚敏史氏が制作に入る。

私は企画・監修者として、バンビことパンクな彼女は、アシスタント・プロデューサー&スチールで立ち会うことになる。


東京駅のホームで、高柳・神野夫妻と待ち合わせたのだが、神野紗希さんは妊娠八か月。

井上春生監督が無理のないスケジュールを組んだが、バンビは神野さんのアテンドも仕事になる。

私は、締切の原稿2本を抱えてのロケ立ち会いとなった。


新幹線は12時半東京駅発。

3時に京都駅に着き、烏丸松原の糸やホテルにチェックイン。


井上春生監督は前日に京都入りしてロケハンを始めている。

撮影は、18日から始まった。
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小町通りの奈可川で

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バンビことパンクな彼女が、新年会に予約したのは、小町通りの奈可川。

小林秀雄や永井龍雄らが通った鎌倉の名店だが、この何年か、あまりの忙しさに立ち寄ることが出来なかった。

かつては、藤沢周氏と座敷に上がって、よく飲んだものだったのだが。


私は、桃山時代の絵唐津筒盃を持参。

バンビがあらかじめ頼んでおいたのは刺身の盛り合わせだけだったので、風呂吹き大根、このわた、アワビの酒蒸し、さらにビーフシチューを頼む。

このビーフシチュー、大量のタマネギを特大の寸胴で3日も炒め続けたもので、もともとは賄いだったのだが、目ざとい常連が頼むようになり、メニューに乗るようになったという逸品で、その味わい深さに、みんな唸っていた。

話も弾み、酒も進み、締めは、鯖寿司と穴子寿司。


いずれ、鎌倉に一泊して宴会をやらかそうという案も出たが、ぜひ実現させたいものである。
posted by 城戸朱理 at 11:11| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

神奈川県立美術館クロージングパーティーと新年会

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1月16日は、神奈川県立美術館鎌倉館のクロージングパーティーがあった。

日本初の公立近代美術館として1951年に開館して以来、65年。

ジョン・ラスキン展や西脇順三郎展など、私にとって思い出深い展覧会を観た美術館でもある。


田野倉康一くんから新年会をやろうという提案があったので、久しぶりに詩友に声をかけてみた。

発案者の田野倉くん、さらには野村喜和夫さんも都合がつかなかったが、広瀬大志、高貝弘也くん、さらに茅ヶ崎に仕事場がある石田瑞穂くんが参集した。


せっかく、鎌倉まで来てもらったので、まずは鎌倉文学館へ。

相模湾を望む中庭を散策してから、「作家 身のまわり」展を観て、公文堂、游古洞と古本屋を覗き、神奈川県立近代美術館に向かう。

展示は今月いっぱいで終了するが、日本を代表する近代建築でありながら、一時は取り壊しの話まで出た坂倉凖三設計の鎌倉館が保存されることになったのは、喜ばしい。


クロージングパーティーは、5時からで、石田瑞穂夫人の未祐さんも、ここで合流。

会場の中庭には、アメリカ詩研究の泰斗、新倉俊一先生や写真家の今道子さん、詩人の高橋睦郎さん、建畠晢さんの姿もあった。

パーティーは盛況で、知人を見かけても、ワイングラスを持って移動するのさえ、難しい。


一時間ほどで引き上げ、まずは小町通りのブルールームで石窯ピザとクラフトビールで乾杯し、6時に割烹、奈可川に席を移した。

杯を重ねながら、近況を報告したり、詩のことを語り合ったり、愉快な時を過ごす。

広瀬大志くんが、ブラッド・ピットやキアヌ・リーブスに会った話は傑作。

無口な高貝弘也くんが次第に笑顔になっていく。

こんな時間を持てたのは、何年ぶりだろうか。



(撮影=mad_bambi)
posted by 城戸朱理 at 10:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする