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城戸朱理のブログ

2016年04月14日

鎌倉の週末

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京都から戻ってしばらくは、裏山の山桜が見事だった。

そして、桜が散ったと思ったら、今度は冬に戻ったかのような寒さ。

東北では、桜が満開なのに、雪まで降ったのだとか。


8日(金曜日)は、「岩手日報」投稿欄の選評2回分を書き上げてメールし、入選作を宅急便で送り出す。

バンビことパンクな彼女は、山岸伸さんの写真展のオープニングにパタパタと出かけてしまった。


翌日、9日は、澁澤龍彦邸で花見の宴である。

午前中は、バンビをアシスタントに、ローストビーフを焼くかたわらで、ジャガイモのアンチョビ・クリーム煮やホタルイカと空豆のオリーブオイル炒めを仕込む。

赤ワインを煮詰めてローストビーフのソースを作り、ナポリの家庭料理、生のトマトのスパゲッティのサルサを作って、準備は終了。


4時に北鎌倉の侘助で、山内功一郎静岡大教授と待ち合わせ、今春から聖心女子大に移ったスティーブ・コルベイユ准教授を待って、澁澤龍彦邸へ。


コルベイユさんは、カナダのフランス語圏、ケベック州モントリオールの出身で、フランス語、英語、日本語が同レベルであやつれるうえに、ラテン語、ドイツ語、スペイン語も読めるそうだ。

専門は日本の戦後文学で、澁澤龍彦についての論文も発表しているほど。

一方、山内さんは高校時代から、澁澤龍彦を愛読していたというので、今回のホームパーティーに誘ったのだ。


澁澤邸に着くと、龍子さんと柴犬のもみじが激しく尻尾を振って出迎えてくれた。


山内、コルベイユ両氏は、澁澤龍彦先生の書斎や書庫を熱心に眺め、さまざまな澁澤コレクションを鑑賞。

私とバンビは、龍子さんと一緒にキッチンで盛り付けをする。

龍子さんの手料理は、別にアップしよう。


文芸評論家で都留文化大学副学長の新保祐司さん、智子さん夫妻の到着を待って、龍子さんが用意してくれたモエ・エ・シャンドンで乾杯する。

智子さんはミキモトのデザイナーで、毎年、バーゼルの見本市に行かれているが、かの地で求めたというフォアグラと焼き立てのプティシューを持ってきてくれた。

新保さんが持ってきてくれたイタリア・ワイン、アマローネも素晴らしかった。

2年前、新保さんはサバチカルで智子さんとベネツィアに半年、滞在していたが、そのとき知ったワインだという。

産地はイタリアのヴェネト州ヴェローナ近郊で、エロチックなまでに芳醇さが張り詰めたようなフルボディの赤である。

私は、ジュヴレイ・シャンベルタンを持参。

いいメンバーだったので、話が弾み、8時くらいかと思ったら、なんと11時を回っていた。


この日、山内、コルベイユ両氏はホテル・ニューカマクラ泊まり。


翌日は、いささか二日酔い。

午後になってから「週刊現代」から依頼された高嶋哲夫『浮遊』の書評を執筆した。

夕方、「詩と思想」編集委員の小川英晴さんから電話があり、「詩と思想」座談会の打診。

終了後の飲み会も楽しみなので、喜んでお引き受けすることに。


今週から、大学の授業も始まる。

旅続きだった去年に比べるならば、日常が帰ってきたような気分になった。
posted by 城戸朱理 at 10:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする