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城戸朱理のブログ

2016年06月29日

澁澤龍彦邸訪問

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女子美術大学大学院の私の授業を受講しているOさんが、高校のときに澁澤龍彦さんの著作に衝撃を受け、以来、愛読していることを知って、澁澤龍子さんにお尋ねしたところ、澁澤邸訪問を快諾して下さった。

Oさんの友人で、やはり高校時代から澁澤龍彦に傾倒するあまり、澁澤先生と同じ東大仏文に進んだという渡辺賢人さんとともに、澁澤邸を訪問したのは、6月22日(水)のこと。


北鎌倉は、「あじさい寺」とも呼ばれる名月院の紫陽花目当ての観光客で賑わっていた。


澁澤邸に到着すると、龍子さんの愛犬もみじが、激しく尻尾を振って迎えてくれる。

ちなみに、澁澤先生の書斎の四谷シモンの人形の指をかじったのは、先代の芝犬、ぼたんである。


書斎や書庫を自由に拝見させていただいて、渡辺さんは、何よりも澁澤の蔵書に感銘を受けたようだが、Oさんは、澁澤邸の息遣いのようなものに感応していた。


今年は澁澤龍彦没後30年。

Oさんも渡辺さんも、澁澤先生が亡くなられてから生まれたわけだが、その作品が若い世代に読み継がれていることは、素晴らしいことだと思う。


龍子さんは、空豆やイタリア土産のパルミジャーノ、スタッフド・オリーブ、サラミを出し、ビールを空けて下さったので、グラスを傾けつつ、澁澤先生の思い出話をうかがう。

澁澤先生が筍を掘ったり、つくしを摘んだりするのがお好きだったのは以前、聞いていたが、まつぼっくりやドングリを拾うのもお好きだったそうだ。

丸2日、24時間、起き続けて原稿を書いていることもあれば、24時間、眠り続けることもあったそうで、澁澤先生の生活は執筆を中心に据えた、きわめて不規則なものだったのだとか。

明け方に庭でコジュケイが「ちょっとこーい!」と鳴くと、澁澤先生は「はい、はい」と言って、書斎のガラス戸を開けて必ず出ていったという愉快な話も。


5時に澁澤邸を辞し、鎌倉のクルベル・キャンへ。

もみじを散歩に送り出し、少し遅れて龍子さんも合流。


カクテルを頼み、料理は、新じゃがのフリット、鳥白レバーのクロスティーニ、バルサミコのドレッシングが素晴らしい赤タマネギとトマトのサラダ、
ピザは、サーモンを使ったサルモーネと4種のチーズのクワトロ・フォルマッジ、
パスタは、フレッシュ・サマートリュフを贅沢に散らしたカルボナーラを頼んだ。


クルベル・キャンの料理は、龍子さんもお気に入りだが、なぜか満席で入れないことが多いそうだ。
posted by 城戸朱理 at 10:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする