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城戸朱理のブログ

2016年11月05日

鮎茶屋、平野屋で、その3

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さらに、鮎の田楽、鮎と野菜の天ぷらが出たのだが、こんなに鮎を食べたのは、生まれて初めてである。


土鍋で炊いた鮎飯は、女将さんが、鮎の身をほぐしてくれたのだが、鮎の清烈さが御飯に絡み、絶品だった。

とはいえ、バンビも私もお腹がいっぱいで、軽く一膳しか食べられない。

残った鮎飯は折り詰めにしてくれた。


今の女将さんは十四代、十五代となる若女将とともに平野屋を切り盛りしているが、老舗だけに、お話が実に面白かった。

帰りには、屋号が入った提灯をもらって、キャンドル好きのバンビが喜ぶ。

なんでも、街灯がなかった時代は、お客さんに提灯を渡し、短い蝋燭2本が燃え尽きるころ、最寄り駅に着いたのだそうだ。

粋なはからいではないか。


ホテルに戻って、お土産を開けると、鮎飯だけではなく、屋号入りの手ぬぐいと志んこ団子も入っていた。

バンビはさっそく提灯に火を灯し、得意気だったが、パンクだから仕方がないのである。
posted by 城戸朱理 at 14:35| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鮎茶屋、平野屋で、その2

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そして、いよいよ鮎の塩焼きが登場。

保津川水系の鮎は、まさに香魚の名にふさわしい。

鮎の塩焼きは、ビールにも日本酒にも合う。


汲み上げ湯葉は、口のなかで、ふうわり甘く溶けていく。

八寸には、鮎寿司、鮎の佃煮、鮎の白子などが。


そして、鮎がひと切れ入ったお粥が、おしのぎで出た。

口にするなり、「美味しい!」とバンビが驚きの声を。

やや強めに塩を効かせたお粥は絶品で、鮎は信じられないほどの甘みがある。

鮎入りとはいえ、たんなるお粥に、こんなに驚く日が来るとは思わなかった。
posted by 城戸朱理 at 14:34| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鮎茶屋・平野屋で、その1

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ヒュー・ジャックマンは、日本びいきで知られるが、来日して、銀座の「すきやばし次郎」で寿司を食べたり、息子と富士山登山をした様子をSNSにアップして、話題を呼んだ。

今や、寿司は海外でも和食の代表格なので、寿司好きの欧米人は珍しくないが、私が驚いたのは、トミー・リー・ジョーンズである。

好きな和食を聞かれたときの彼の答えが――鮎の塩焼き。

渋い。

渋すぎる。

私も、いちばん好きな焼魚は、鮎である。


夏の京都では、かねてから一度は行ってみたいと思っていた鮎茶屋・平野屋に予約を入れた。


平野屋は創業四百年。

愛宕神社の一の鳥居のふもとにある。

白洲正子さんもひいきにした店だが、なんとも風情のあるたたずまいで、バンビことパンクな彼女は喜んで、写真を撮っていた。


このあたりだと、京都市内とは違って、冷房が必要ないほど涼しい。


まずは、名物志んこ団子とお茶が出た。

平野屋は鮎問屋を営むかたわらで、愛宕神社の参拝客や旅人に、志んこ団子を供してきたのだとか。

ニッキが効いた素朴なお団子である。


ビールで乾杯し、最初は山菜、そして、お造りが、鯉の洗いと鮎。

鯉の洗いは、鹿児島の唐船峡の鯉と並んで、川魚特有の臭みもなく、鮎は清々しく、まさに夏の味覚である。
posted by 城戸朱理 at 14:33| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

錦市場の立ち食い寿司

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8月18日は、新京極の映画館で、11時半から、庵野秀明総監督、話題の「シン・ゴジラ」を見た。

最終形態のゴジラが上陸するのは鎌倉。

御成通り商店街の上を、巨大なゴジラの尻尾が通り過ぎて行く。

「シン・ゴジラ」を見たおかげで、わが家はにわかにゴジラ・ブームが到来してしまったのだった。


映画のあとは、久しぶりに寺町を散策、遅い昼食を錦市場の立ち食い寿司「英」を取ることにした。

6時から鮎茶屋・平野屋に予約を入れていたので、軽めのお昼にはちょうどいい。


あおりイカや生の鳥貝、中トロなど、ネタはいいし、地酒も揃っている。

軽く寿司をつまむには、いい店だと思う。


昼食後は、歩いてホテルに戻り、夕食前にゆっくり、お風呂に入った。
posted by 城戸朱理 at 14:28| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

祇園で餃子を

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美術館巡りのあとは、いったんホテルに戻ってシャワーを浴び、休息。

夏の京都は、東京以上の暑さで、ヨーロッパからの観光客が多かった。

ちなみに、Tシャツに短パン、足元がスニーカーだったら、たいていアメリカ人だが、短パンでも襟のあるシャツを着ているのが、ヨーロッパからの観光客、女性はスニーカーではなく、革サンダルといった出で立ちである。


日が暮れてから、バンビことパンクな彼女と散歩に出かけ、四条大橋を渡って、祇園へ。

夕食は、餃子の歩兵で取った。


歩き回ったあとなので、ビールがこのうえなく美味い。

まずは、もやしの肉味噌かけ、ポテトサラダ、壺キュウリを頼み、普通の餃子とショウガ餃子を。

歩兵の餃子は、ひと口サイズ、焼き加減も見事で、ビールによく合う。
posted by 城戸朱理 at 12:35| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

京都で美術館巡り

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翌日は、まず京都市美術館のダリ展へ。

圧倒的な画力とシュルレアリスティックな奇想を存分に鑑賞してから、ミュージアムショップで、カダケスのダリ美術館の「溶ける時計」を購入。

あのダリの溶ける時計を実際に時計に仕立てたもので、これはダリの「ポルト・リガトの聖母」をこよなく愛する鹿児島の高岡修さんに、現代俳句協会賞受賞のお祝いにお送りした。


さらに、京都市立美術館向かいの京都国立近代美術館で「アンフォルメルと日本の美術」展を見る。

今や、現代美術のクラシックとなった感もある戦後美術の熱気に興奮。


遅い昼食を京都国立近代美術館のカフェで取ることにして、頼んだのは、カルボナーラ・リゾットやビーフシチュー・スパゲッティ。

バンビことパンクな彼女とシェアしたのだが、このカフェのメニューは、ユニークで面白い。
posted by 城戸朱理 at 12:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夏の京都、ごだん宮ざわで、その4

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お客さん、ひと組ごとに土鍋で炊き上げられる御飯は、煮えばなをひと口味わったあと、赤だしとともに蒸らした御飯になる。

水茄子の漬物が嬉しい。


ルネ・ラリックのクリスタルに盛り付けられたみつ豆は、みつ豆とは思えないほど美しい。

鈴型の最中、さらにお抹茶が出て、食事は終わった。

最中のお皿は、尾形乾山の土器皿で、宮澤さんが先週、五客組みで求めたのだとか。

茶碗は、李朝の平茶碗で、細かい貫入が入った井戸脇。

夏茶碗で点てられたお薄は、見た目にも涼しげで、いいものだ。
posted by 城戸朱理 at 10:45| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夏の京都、ごだん宮ざわで、その3

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鮎とともに夏の京料理に欠かせないものと言えば、鱧。

目の前で骨切りした鱧の落としは、梅肉に奈良漬とワサビが添えられ、素晴らしい味わいだった。

器は、北大路魯山人の備前。


桃山から江戸初期の絵唐津向付けに盛られたのは、白ずいきと毛蟹。

揚げ物は、尾形乾山作オランダ写しの角皿で、贅沢にも、蒸しアワビと蓮根の天ぷらが。

アワビ好きのバンビは、大喜びである。


これも定番、自家製カラスミを大きく切り、蒸し上げたばかりの餅米に乗せた飯蒸し。

実に、酒が進む。


おしのぎのカラスミの飯蒸しやカラスミ蕎麦の次に、秋から春にかけては、熱々の小鍋立てが出るが、夏は煮穴子だった。
posted by 城戸朱理 at 10:41| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夏の京都、ごだん宮ざわで、その2

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続いて、焼き上がったばかりの鮎の塩焼きを、宮澤政人さんが、目の前で鮮やかに骨抜きして出してくれた。

たで酢ではなく、木の芽酢というのが、新鮮。

鮎は福井産、器は尾形乾山の銹絵長皿である。

鮎の骨は、素揚げして別に供された。


名物の焼き胡麻豆腐は、とうもろこしを練り込み、蒸したとうもろこしを素揚げしたものが添えられている。
posted by 城戸朱理 at 10:39| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夏の京都、ごだん宮ざわで、その1

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京都の常宿、糸屋ホテルにチェックインして、まずは四条烏丸の東急ハンズへ。

京都に来たら、東急ハンズで、文具などを補充するのが、私とバンビことパンクな彼女の定番になった。

部屋に戻って、ゆっくり入浴してから、夕食は、予約していた「ごだん宮ざわ」で。


栗の一枚板のカウンターに座ると、なんとも落ち着く。


まずは、ベネチアンガラスで冷たい煎米茶が出て、福井の早瀬裏を一献。

先付けは、帆立に紫蘇をあしらった枝豆のすり流し。

優しい枝豆の香りが帆立を引き立てる。

白磁皿は、白洲正子さんと交流があった加藤静允さんの作だという。


お椀は、初見の網手文で、あこう鯛にじゅんさい。

明末清初の古染付で供されたお造りは、めじ鯛と天草産の赤ウニである。

めじ鯛は、秋が旬で、しかも旬が短いことで知られる魚だけに、珍しい。

淡白な味わいだが、ねっとりと後を引く。

京都で生ウニというと、淡路産や天草産が多いが、北海道産に比べると、味も香りも柔らかい。
posted by 城戸朱理 at 10:38| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

京都の夏休み



2013年の春に、宗教学者の山折哲雄先生との対談するために訪れてから、仕事で京都を訪れる機会が増えた。

今年の春まで、3年間で16回も行っているのだから、行きすぎの感もあるが、撮影の立ち会いだと、午前5時、6時起きも珍しくないし、湯船にゆっくり浸かる余裕もない。

そこで、バンビことパンクな彼女が、たまにはプライベートで京都に行こうと言い出した。


「京都で、鮎と鱧を食べて、日本酒でじんわりするのは、どうかな?」

名案である。

「ダリ展も見たいね!」

京都は移動が楽なうえに、東京ほど美術館が混雑していないので、展覧会を見て回るのに向いている。


かくして、私とバンビは、8月16日から3泊4日で、短い京都旅行に行くことになったのだった。
posted by 城戸朱理 at 10:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする