サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jp のロゴ
城戸朱理のブログ

2016年11月29日

大魔神!!!

__0468.jpg



ゴジラ・ブームのせいもあって、バンビことパンクな彼女が、Amazon videoのプライム会員になった。

定額で、映画やテレビドラマ、アニメが見放題というプランである。

どんな映画があるのかチェックしていたら、「大魔神」三部作を発見。

東宝が、ゴジラ、ラドン、モスラの三大怪獣を送り出したのに対抗して、大映(現KADOKAWA)は. ガメラをシリーズ化したが、大映といえば、大魔神も忘れがたい。


特撮時代劇である大魔神は、1966年に「大魔神」(安田公義監督)「大魔神怒る」(三隅研次監督)「大魔神逆襲」(森一生監督)の三作が制作された。

音楽は、初期ゴジラ・シリーズと同じく伊福部昭で、これがまた雰囲気を盛り上げる。


私は「大魔神」封切り時には7歳で、いずれもロードショーで観た記憶がある。

巨大な武人の埴輪が、憤怒の形相の大魔神に変身するシーンは怖かったが、興奮したものだった。


バンビと一緒に視聴したのだが、バンビも、大魔神が変身するシーンと、さらには、虐げられた村人の祈りによって覚醒した大魔神が、いざ目覚めると悪人も善人も見境なく踏み潰してしまうパンクぶりが気に入ったらしい。

パンクだから仕方がないが、困ったものである。


もっとシリーズ化して欲しかったが、当時にしては巨額の1億という制作費を投じ、大ヒットしたものの、一作目、二作目ともに興行収入も1億。

つまり、制作費がかかりすぎていることになるのだが、それだけに今、観ても実にリアルで、迫力がある。


ちなみに、『値段の風俗史』(朝日新聞社)によると、1966年の巡査の初任給が4万600円、タクシーの初乗りが130円、映画館入場料が700円だから、当時の1億円は、今ならば4〜5億円という感じだろうか。

しかし、三作目は、赤字となり、シナリオまで完成していた四作目の企画は没になった。

幻となった四作目のシナリオは、なんと筒井康隆によるもので、2001年に徳間書店から書籍化されている。

このシナリオ、さすが筒井康隆だけに、前三作を踏襲しつつも、江戸時代初期、慶長のころの因幡国・白石藩を舞台に、仇討ちや商人の不正なども盛り込み、より時代劇寄りの新機軸を打ち出している。

「シン・ゴジラ」のようなヒット作になる可能性もあるわけだから、KADOKAWAで映画化してくれないだろうか。
posted by 城戸朱理 at 09:22| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする