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城戸朱理のブログ

2017年01月09日

今年の初原稿



5日は、書斎の片付けを続け、新しいデロンギのオイルヒーターを導入。

それから、高貝弘也・広瀬大志・田野倉康一くんとの連詩を別にするならば、今年、初めての原稿となる「かまくら春秋」のリレー連載「新・鎌倉のみほとけ」を執筆した。

当初、編集部から依頼があったのは、浄智寺の韋駄天像だったのだが、天部の諸神は、民間信仰の神々が護法神として仏教に取り入れられたものなので、民間信仰と関わりが深く、執筆には時間を要する。

変更を打診したところ、私は常楽寺の文殊菩薩像について書くことになった。

鎌倉時代後期の端正な御像である。


6日は、先月のうちに選考を終えていた「岩手日報」投稿欄の選評2回分を書き上げてメールし、入選作を宅急便で手配してから、
昨日、書いた「新・鎌倉のみほとけ」の原稿を見直し、若干書き足してメールする。

連詩のおかげで、脳が活性化しているらしく、原稿も順調に進む。

このまま、新詩集書き下ろしに入りたいものだ。


午後は、バンビことパンクな彼女と、藤沢経由で辻堂の湘南テラスモールへ。

109シネマズで、「ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー」(ギャレス・エドワーズ監督)の3Dヴァージョンを観た。

最初は、新海誠の「君の名は。」に続いて、話題を呼んでいる片渕須直監督のアニメ「この世界の片隅に」を観ようかと思っていたのだが、バンビが3D映画を観てみたいと言い出したのである。

「吉増剛造先生も3Dって、どんなかなと気にしていたんだよ!」

なるほど、吉増さんに感想を伝える気らしい。

3Dなら、スターウォーズが最適だろう。

しかし、問題がひとつある。

バンビは、スターウォーズ・シリーズを一本も観たことがないのである!

今回の「ローグ・ワン」は、時間軸では、エピソード3とエピソード4の間に位置するスピンオフだから、前後のおおまかなストーリーをバンビに教えてから、映画館に行くことになった。


映画のあとは、湘南テラスモールで日用品の買い物をしてから藤沢に戻り、台湾小皿料理の店で、台湾ビールと紹興酒のボトルをもらって、映画の興奮を冷ましつつ、夕食。

タクシーで帰宅したら、思潮社の遠藤みどりさんから、FAXが入っていた。

「現代詩手帖」3月号の原稿の相談と『現代詩文庫 和合亮一詩集』解説の原稿依頼である。

ついに和合亮一氏の現代詩文庫が刊行されることに。

感無量だった。
posted by 城戸朱理 at 08:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月08日

いかれバンビ、放し飼い!?

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「八幡さまに行って、露店をハシゴするんだよ!」
・・・

バンビことパンクな彼女が気勢を挙げている。

そして、嬉しそうにお財布に五百円玉を何枚も詰めているではないか。

「これだけあれば、なんでも買い食いできちゃうんだなあ!」
・・・

「期待が高まっちゃうね!」
・・・

「わくわくする買い食い!」
・・・

「楽しい買い食い!」
・・・・・・


近年、衛生問題に神経質になるあまり、屋台の食品を避ける人も増えているようだが、バンビは、パンクなうえに野生児だから、露店の買い食いが大好きである。

なにせパキスタンに行ったときも、あれこれ食べたのに、バンビだけはお腹を壊さなかったのである!

かくして八幡さまにお詣りしたあとのバンビは、放し飼い状態になってしまった。

放し飼いは、平飼いともいう。


「まずは、おでんで熱燗をちゅーっと飲むんだよ!」

寒風のなか、味が染みた大根で飲む熱燗は、思わずほっとする温かさである。

それにしても新年の露店も、ずいぶんと減った。

リーマンショックで露店が半減したときは驚いたが、それ以来、毎年、少しずつ減っているような気がする。

鶴岡八幡宮の参拝客もリーマンショック以前に比べると、かなり少なくなったように思う。


「次は、いつものドイツ屋台に行くよ!」

毎年、立ち寄るホットワインとドイツ直輸入のソーセージの露店である。

ドイツ人の奥さんがやっているのだが、聞けば宇都宮のドイツ酒場ミュンヘンの屋台なのだとか。

大好物のソーセージを食べながら、ホットワインで温まって、バンビは、ますます御機嫌である。

「もうお腹がぽんぽんだよ!」


しかし、参道に戻ると今度はわたあめに目をつけたのだった。

「五百円ちょうだい!」

すでに、お小遣いを使い果たしたらしい。

得意気にキティちゃんの袋のわたあめを持って、もう満足したかと思ったら――

「たこ焼きがあるよ!」
・・・

「買ってあげて!」
・・・・・・

たこ焼きもバンビの大好物である。

たこ焼きは2パックを持ち帰り用に包んでもらった。

ところが――

いい匂いがするものだから、一個だけと言ってパックを開けたバンビは、段葛を歩いている間に熱々のたこ焼き1パックを全部、食べてしまったのである!

「もうお腹がはちきれそうだよ!」
・・・・・・


そして帰宅すると、バンビはパタッと寝てしまったのだった。

パンクだから仕方がないが、いいのだろうか、これで?
posted by 城戸朱理 at 00:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月07日

鶴岡八幡宮

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4日は、仕事始め。

私も休んでいた木刀の素振りを再開した。

まずは300回からである。


バンビことパンクな彼女は、吉増剛造さんとFAXをやり取りして、今月の鎌倉ミーティングの打ち合わせをしていたが、
私は、「詩とファンタジー」選考会の日程を確認してから、原稿依頼を受けた「かまくら春秋」のリレー連載「新・鎌倉のみほとけ」の件で、編集部の山本太平さんと連絡を取った。


夕方、バンビと一緒に歩いて、鶴岡八幡宮へ。

鎌倉に住まいしているわけだし、近江源氏の末裔としては、新年に源氏の守り神たる八幡さまにお詣りしないわけにはいかない。


しかし、バンビには、ほかの企みがあったのである!
posted by 城戸朱理 at 10:53| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月06日

ル・マンジュ・トゥーの料理本とピエンロー鍋

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ミシュラン・ガイドで10年連続、二つ星を獲得している神楽坂のフレンチ、谷昇シェフのル・マンジュ・トゥー。

どこで知ったのか、バンビことパンクな彼女がル・マンジュ・トゥーの料理本2冊を買ってきた。

『フレンチのきほん、完全レシピ』と『ル・マンジュ・トゥーのまかないレシピ』である。


私も和洋中エスニックと料理は何でもするが、これだけ使える料理本は、めったにない。

とりわけ、後者はフレンチ・レストランのスタッフが、ふだん何を食べているかを覗き見する楽しさもある。

さすがにプロフェッショナル、醤油ラーメンでさえ、オーブンで焼いた鶏ガラを4時間煮出してスープを取るところから始まるのだが、家庭で簡単に作れるレシピもたくさん載っている。


真っ先に試してみたのは、劇作家の妹尾河童さんが著書で紹介し、有名になったピエンロー鍋である。

これは干し椎茸の戻し汁で椎茸と白菜の芯を柔らかくなるまで煮てから、鶏もも肉、豚バラ肉を加え、さらに胡麻油と白菜の葉、春雨を入れて仕上げる鍋料理。

レシピは、白菜ひと株、鶏もも肉500g、豚バラ薄切り肉500gと豪快で、塩・胡麻油・ラー油を鍋のスープで溶いた汁につけて食する。

レシピ通りだと多すぎるので、半量で作ってみたのだが、それでも土鍋には入らないので、無水鍋を使った。

単純だが滋味深く、スープが絶品なので、締めの雑炊も美味しい。


『ル・マンジュ・トゥーのまかないレシピ』は、オムライス、カレーから、鯖の味噌煮、ちらし寿司、フランスの家庭料理まで多彩な内容、『フレンチのきほん、完全レシピ』もフライパンひとつで作る丸鶏のローストチキンやローストビーフと家庭でも手軽に試せるレシピが多い。

今年は、このル・マンジュ・トゥーの2冊の料理本のレシピを順番に試してみよう。

ページをめくりながら、そう呟いたら――


「そうしてあげて!」
!?

バンビことパンクな彼女が騒ぎ出したのである。

「美味しいものをたくさん作って、食べさせてあげて!」
・・・・・・


パンクだから仕方がないが、いいのだろうか、これで?
posted by 城戸朱理 at 13:00| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高貝弘也・広瀬大志・田野倉康一・城戸朱理による連詩、佳境へ



昨年暮れから始まった高貝弘也・広瀬大志・田野倉康一氏らと私による連詩は、いよいよペースを早め、進行中である。


新年のテーマは「海と空〜つがいになった」。

第一連を、私が書いて新年を迎えた1月1日、0時ジャストに送信。

その夜、高貝弘也くんから「新年そうそう、渾身の一作」と本人が語る第二連が届いた。

「渾身の一作の次はきつい」と言いながらも、田野倉康一くんが持ち時間の2日をフルに使って、3日夜に第三連が届いたのだが、これも力作。

翌朝、通勤電車で書き上げたという広瀬大志くんの、これまた本人曰く「渾身の作」、第四連が届いて、新年の連詩は完成した。

渾身だらけ(?)の力作である。


次は、広瀬大志くん出題の「謎」がテーマ。

なんと大志くんは、4日の昼休みに書き上げ、それを高貝くんが受け、大志くんが繋ぎ、高貝くんがまとめて4日夜に第一連が完成してしまった。

高貝くんまでホラーなトーンを湛えて、大志くんが大いに喜ぶ。

資質とは違った書き方を求められたり、自ら試みたりするのも、連詩の醍醐味だろう。

5日朝には、田野倉康一くんから始まる第二連がスタート。


「謎」は、4人による連詩としては五篇目になるが、この調子だと、今月中に十篇、春までには三十篇を突破するのではないだろうか。

ちなみに、発表予定はない(!?)。
posted by 城戸朱理 at 13:00| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月05日

2016年、最後に買った本〜正宗得三郎『鐵齋』(平凡社)

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去年、最後に求めた本は正宗得三郎『鐵齋』だった。


1961年、平凡社刊で、限定2000部のうちの1387番。

神田の美術書専門の古書店、源喜堂で見つけたのだが、一部、アートプレスによる図版を貼り込んだ贅沢な造りの本である。

正月は、酒を汲みながら、この本を開いて、あれこれ思いを巡らした。


著者の正宗得三郎は、渡仏してアンリ・マティスに学んだ洋画家だが、晩年、富岡鐵齋の研究に没頭した。

作家・正宗白鳥、歌人で国文学者・正宗敦夫は兄、植物学者・正宗厳敬は弟になる。


鐵齋は、小林秀雄の名随筆「真贋」で語られているように贋作が多い。

いや、それは、鐵齋に限った話ではなく、近代以前の日本の絵画全体に言えることで、斯会の権威による美術書でも、掲載されている図版の過半が贋作といった例まであるそうだ。

しかし、鐵齋の真筆もおびただしい数が遺されているのも事実だから、それで商売しようという人には悩ましい話だが、虚心に見るならば、鐵齋は鐵齋である。


鐵齋は自らを儒者と名乗り、画家と呼ばれることを嫌ったが、それだけに、自らの作を画賛から見ろと語っている。

鐵齋の書は、実に立派なものだが、この発言は、彼にとって、言葉が主であり、絵画は従であることを言うものであって、鐵齋の姿勢をよく現している。

儒者であるとは、故事に学ぶことであり、故事に語られている本質を自ら生きるということにほかならない。

そして、故事とは言葉によって伝えられるものである。

その意味では、鐵齋の絵とは、故事を視覚的に現前させたものと言っていい。

そこに描かれているのは空想などではなく、鐵齋にとって、動かしがたい現実なのであって、それが分からぬ人には、鐵齋という人は、理解できないものとなるだろう。


鐵齋が青年期に、歌人、太田垣蓮月尼の薫陶を受けて育ったことは知られているが、浦上玉堂を仰ぎ見るとともに、池大雅・与謝蕪村の「十便十宜帖」を臨模し、自分が見た青木木米の絵のすべてを縮写している。

その生涯は、画家と呼んでも不思議がないものなのに、本人が、それを嫌ったということに、私は、やはり驚きを禁じえない。

万巻の書を読み、万里の道を行くことを自らに課した鐵齋は、東アジア的な文人像を生きた最後の人であり、その詩・書・画、三絶の姿は、近代化のなかで私たちが失ったものを静かに教えている。
posted by 城戸朱理 at 13:23| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月04日

寝正月から目覚めると



元旦は、常盤の八雲神社に初詣。

小学一年と五年の姪っ子には、ひと足早く大晦日にお年玉を渡したが、バンビことパンクな彼女にもお年玉を。

「3万円もあるよ!
これだけあったら、鶴岡八幡宮の露店で、買い食いして、金魚すくいががたっぷり出来ちゃうなあ!
次々に金魚をすくって、ちびっこをギャフンと言わせるんだよ!」
・・・・・・

ギャフンと言わせなくてもいいのである。

以前も、バンビが次々と金魚をすくってしまって、伝説(?)になったことがあったっけ。


2日には、天使館の鯨井謙太郎(正しくは良扁に邑)、野口泉両氏が、江ノ島での初詣の帰りに鎌倉に寄るという連絡があったので、クルベル・キャンで待ち合わせる。

クルベル・キャンは、先月で開店7周年。

お年始に、日本初のジン、京都の「季の美」が発売時に招待客に配ったボトルを持参した。


鯨井くんと泉さんが到着してから、プロセッコで新年を祝って乾杯し、各自の抱負を語り合う。

鯨井くんが、朝、シャワーを浴びているときに思いついたという抱負を聞いて、いかにも彼らしいと思った。

踊りのコンテクストを躯でもって、すべて振り払うこと。

いかにも鯨井くんらしい考えで、興奮を禁じえない。

鯨井謙太郎・定方まことによる「親愛なるアルトーさんへ」公演のあと、カニエ・ナハさんが、感極まって、
「まだ言葉に出来ません。昔、土方巽を見た人たちもこんな感じだったのでしょうね」と頬を上気させていたのを思い出す。


頼んだ料理は、スモークサーモンのサラダ、アンチョビ風味のポテトのフリット、ピザはクワトロフォルマッジ、パスタはフレッシュトリュフのカルボナーラ。

赤ワインにかえてから、鶏肉の石窯グリルに、和牛A5ランクのステーキを。


3日の夕方には、バンビが、ポケモンGOのサンタピカチュウを捕まえるべく散歩に出かけたので、私が夕食の準備をする 。


三賀日で観た映画は、「男はつらいよ」(山田洋次)から始まって、「忠臣蔵」(渡辺邦夫)、「四十七人の刺客」(市川崑)に、「スタートレック」(J.J.エイブラムス)。

長谷川一夫を主演に、勝新太郎、鶴田浩二、京マチ子、山本富士子、若尾文子とオールスターキャストで、1958年に制作された「忠臣蔵」をバンビが大いに気に入ったので、「四十七人の刺客」も見たのだが、こちらは解釈が現代的すぎて、逆につまらなかった。


かくして、飲んでは寝てばかりいた寝正月は終わった。

目覚めねば。
posted by 城戸朱理 at 14:19| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月03日

念持仏〜不動明王

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書斎のデスク右側、ジャスパー・ジョーンズのマルチプルの奥は、私の念持仏の座である。

念持仏とは、寺ではなく自宅に祀る仏のことで、略して持仏とも呼ぶ。


仏教における尊格は、如来・菩薩・明王・天部の諸神に分かれるが、このうち明王は密教だけに固有の尊格である。

つまり、不動明王を始めとする明王は、真言宗か天台宗の寺院にしかない。

生まれ年の干支によって、守護仏は決まっているが、どの尊格を持仏にするかは、各人の好みもあれば、出会いもある。


私の持仏は、円空作と伝えられる不動明王。

像高は、約47cm。

円空の場合、宝剣を眼前に掲げた不動明王の作例はほかにもあるものの、きわめて珍しい。

珍しいなどということは、どうでもいいことだが、円空は、用材にこだわることなく、むしろ、材木ごとに、そこに潜む仏の姿を彫り出していった人だから、こうした像容になるべき木があったということなのだろうし、それを思うと興趣が尽きない。


密教において、不動明王とは、度しがたい衆生を救済するために、大日如来が憤怒の姿を取った教令輪身(きょうりょうりんじん)とされるが、この不動尊は怒りまで静かで、相対していると、心は鎮まっていくものの、何か逸っていく力を感じるのだ。
posted by 城戸朱理 at 10:32| 骨董・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月02日

御雑煮

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12月24日のミッシェル・ナカジマのクリスマスディナーから、28日昼の神田まつやでの蕎麦屋酒、夜の「木挽町 大野」の懐石料理まで、あまりにさまざまなものを年末にいただいたので、お節を準備する気にならない。

バンビことパンクな彼女と相談して、お節なしのお正月を迎えることにして、大晦日に紀伊国屋と東急ストアを回り、買い物をした。


特大の活毛蟹や数の子、イクラにスモークサーモン、刺身はマグロと甘海老など、酒の肴になるものばかりを買い揃えて、新年を迎える。


今年のお雑煮は、私の担当。

出汁を取って、酒・醤油で調味し、その出汁で、まず、京人参と生梅麩を別々に煮る。

鶏肉は、出汁に味醂を加えて炒り煮に。

焼き餅、鶏肉、人参に出汁を張り、梅麩と三つ葉を散らした。

イクラと蒸しウニを添えた、三陸風のお雑煮である。


毛蟹を茹で、朝から獺祭純米大吟醸と真澄の純米で、新年を祝ったのだが、年が明けるという感覚は、やはり大切だと思う。

新年、そして元旦。

年が改まるのは、シュルレアリスムの「白紙還元」に似て、悪くない。
posted by 城戸朱理 at 10:25| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

2016年、最後に買ったもの〜ライカ・ゾフォート

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ただでさえ、増え続ける本と格闘する毎日だから何も増やしたくないのだが、つい手が出てしまうものもある。

12月29日に鯨井くんと待ち合わせた駿河台下の三省堂書店で出会ったインスタントカメラがそうだった。


デジタルカメラが一般化したため、撮った写真をその場で見れるのが売りだったインスタントカメラは衰退し、その先駆たるポラロイド社は2008年にフィルム生産から撤退したが、富士フィルムのインスタントカメラ・チェキは、いまだに若者に人気があったりする。

デジタルとは違って、コピーもレタッチも出来ない一回性が、若者には逆に新鮮なのかも知れない。


そのチェキフィルムを使うインスタントカメラ「ゾフォート」の発売を、突如、ライカが発表、11月から日本でも販売が開始された。

デザインは、ミュンヘンのライカ・デザインチームによるもので、F12.7レンズ「ヘクトール」を搭載。

ボディカラーは、ホワイト、オレンジ、ミントの3色で、ライカらしくないカラーリングが、製品の特徴を物語っている。


今や、オリンパス・プロサロンのメンバーとなったバンビことパンクな彼女は、ここのところ、一眼レフはオリンパスOMD、二眼レフはローライフレックスを使っているが、
チェキもよく持ち歩いていて、ローライ同盟の忘年会のときも吉増剛造さんと今道子さんのツーショットを撮影、その場でおふたりからサインをいただいていた。

そんな遊び方ができるのが、インスタントカメラの身上だろう。

ライカ「ゾフォート」で、どんな遊びが出来るか、ちょっと楽しみだ。
posted by 城戸朱理 at 15:24| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

年末年始のピカチュウ!?

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バンビことパンクな彼女が鎌倉中を歩き回り、次々とサンタピカチュウを捕獲。

28日の段階で、サンタピカチュウは15匹になった。


「ハワイで捕まえた普通のピカチュウも一匹いるんだよ!


つまり、ピカチュウをこれまで全部で16匹、捕まえたことになる。

「英語を話すんだよ!」
・・・・・・

嘘である。

ポケモンGOのポケモンは何も話さないから、ハワイで捕まえても英語を話すわけではない。


サンタピカチュウが出現するのは、29日までだったはずなのだが、大晦日の朝のこと――


「まだ、サンタピカチュウがいるよ!」
!!!!!!

「大好評につき、延期したのかな?」

まさか、そんなはずはないと思うのだが?

「口をへの字にして、ジャンプする、ピカチュウ!」

バンビからLINEで写真が送られてきた。

「ジャンプして、回転する、ピカチュウ!」

本当だ・・・

「おじぎする、ピカチュウ!」

こうして見ると、やはり面白い。

かくして、バンビは自宅にいながら16匹目のサンタピカチュウを捕獲。


調べてみたら、新年の1月3日まで、赤いサンタ帽をかぶったピカチュウが出没するらしい。


かくして、お正月もバンビのサンタピカチュウ探しは続くことになったのだった。
posted by 城戸朱理 at 14:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あけましておめでとうございます



大晦日は、吉増剛造さんからの「来年も、みんなで一緒に、新しい光を作りましょう」という電話で終わった。

私は、バンビことパンクな彼女の北鎌倉の実家で年越し蕎麦をいただき、ふたりの姪の成長ぶりに驚いたりしていたのだが、
その間も、高貝弘也・田野倉康一・広瀬大志くんとの連詩は進行し、2006年のうちに、三作目となる連詩が完成した。


そして、新年も連詩とともに始まる。

新年の連詩は、ランボーを踏まえた「海と空〜つがいになった」がテーマで、これまでのように、四人で一連ずつを書いていくのではなく、ひとり一連ずつを担当することになっている。

除夜の鐘が終わると同時に、私が書き出しとなる第一連を、みんなにメールした。


詩で始まった新年だけに、今年は新詩集を書き下ろしたいものだ。


みなさんにとって、新たな年が、平穏で実り多いものでありますように。
posted by 城戸朱理 at 14:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする