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城戸朱理のブログ

2017年01月11日

念持仏〜大日如来

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数年前に、鎌倉は由比ヶ浜通りの骨董屋で小さな小さな仏さまを見かけた。

像高2センチほどで、厨子に入っている。

念持仏のなかでも、旅に携帯する守本尊で、智拳印を結んだ大日如来である。


ふだんなら、そのまま戻すところだが、東日本大震災のあと、父と友人を見送ったばかりだったので、しばし見入ってしまった。

小さいが、仏師の手になるもので民間仏ではない。

江戸時代のものだろうが、お顔は凛々しく、時代はかなり上がるのではないだろうか。


高くもなければ安くもない、江戸時代の念持仏の値で譲ってもらって、居間のテーブルに仮安置したのだが、気づくとバンビことパンクな彼女が、よく手に取って、じっと見つめている。


「このカーブがぴったり合っているんだから、凄い細工だよ!」
・・・・・・


なんと、バンビは仏さまではなく、厨子を見て感心していたのである!

しかし、これだけ毎日、眺めているのだから、もはやバンビの念持仏と言ってもいいだろう。

とはいえ、バンビは京都の弘法市で見つけた1cmほどの黄水晶の観音さまを旅の守本尊にしているから、そちらが持仏ということになるのだろうか。


もっとも、パンクだから、何をお祈りしているかは分かったものではない。

なんと、京都の下鴨神社にお詣りしたときは、「お手々にたっぷりお小遣いがのせてもらえますように」と声に出してお願いしていたくらいなのだから。


それでも、小さな仏さまを傍らに置くのは、悪くないと思う。
posted by 城戸朱理 at 09:09| 骨董・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする