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城戸朱理のブログ

2017年01月27日

鰻のつるや

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「かまくら春秋」対談のあとは、伊藤玄二郎代表に由比ヶ浜通りの「つるや」に連れていっていただいた。

もう何年も、私は来客があるときしか行けないが、柳美里さんも鎌倉に住んでいたころ、、つるやから出前を取っていたっけ。


創業1929年の老舗で、かつては川端康成、小林秀雄、立原正秋ら、鎌倉文士が通った店でもある。


この店は、注文を受けてから鰻を捌くので、予約しておかないと、1時間近く待つことになる。

私が初めて、つるやを訪れたのは、もう30年ほど前になるが、そのときは、お新香でビールを飲みながら、1時間近く待ったものだった。


甘味を抑え、ふうわりと焼き上げられた蒲焼きは、実に酒に合うので、吉増剛造さんも気に入られている一軒だ。
posted by 城戸朱理 at 14:44| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホテル・ニューカマクラ

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年間観光客が1200万人を超える観光地なのに、鎌倉にはホテルが少ない。

プリンスホテルを始めとして、いくつかあるホテルは、ぜんぶ泊まったことがあるが、抜群に面白いのは、やはりホテル・ニューカマクラだろう。


鎌倉駅のホームからも見える木造の洋館は、大正13年(1924)に建てられたもので、関東大震災前には、文人がよく利用した料亭・貸し別荘、平野屋があったところ。

大正12年に、岡本かの子は、避暑で平野屋を訪れた芥川龍之介と偶然、出会い、小説「鶴は病みき」を書いた。


バス、トイレは共有ながら、掃除が行き届き、赤いカーペットに、シャンデリア、ステンドグラスと内装は、実に洒落ている。

レストランはないので、素泊まりのみ。

鎌倉駅西口から徒歩一分、平日なら一泊5000円からというという手頃さ。


吉増剛造さんも気に入られて、鎌倉に来るときは、バンビことパンクな彼女が予約を入れるのが恒例になった。

吉増さんは、いつも和室を利用されるが、御自宅の書斎も、和室に文机だから、ホテルな部屋でも「怪物君」の制作を続けているのだろう。
posted by 城戸朱理 at 14:30| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする