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城戸朱理のブログ

2017年04月11日

春のごだん宮ざわ、その3

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別の日本酒を頼んだら、今度は李朝の刷毛目徳利で出た。

白泥がたっぷりとかかり、粉引の風格がある。

初見だったので、尋ねたところ、宮澤政人さんが懇意にしている骨董屋さんが、お店で使って味をつけてくれと置いていったものなのだとか。

刷毛目や粉引は、使うほどに白泥に酒が染み、味わいを増すので、賢いやり方だと感心してしまった。


土鍋で炊き上げた御飯は、まずは煮えばなをひと口。

おかわりをすると、煮えたお米が、蒸らされて次第に御飯に変わっていくのが分かる。

漬物も白味噌で炊いたじゃこも美味しい。


水菓子は、甘みの強い佐用姫みかん、イチゴは佐賀ほのか、さらに加賀産のキウイ。

最中をいただくと、宮澤さんが、お薄を点ててくれる。

茶碗は、春の野を描いた尾形乾山だった。

蓋付きで、本来は煮物などを盛る食器として作られたものだが、春の替え茶碗にふさわしい。


花冷えが続くが、春の味覚をいただいて、気持ちが解れていくようだった。
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春のごだん宮ざわ、その2

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名物の焼き胡麻豆腐は、蕗の薹を練り込み、蕗の薹の天ぷらを添えてあって、ほのかな苦みが後を引く。

日本酒は、京都の加藤静充さんの初期伊万里写しの徳利で出たが、本歌と見紛う出来である。


揚げ物は、とろけるようなノドグロとタラの芽の天ぷらで、甘酢で和えた新タマネギのお浸しも美味しかった。

器は、古染付の羅漢図皿。


さらに、菜の花、フルーツトマト、アスパラの黄身酢がけにタコとウドが出て、天ぷらのあとの箸休めになった。


おしのぎは、蒸し上げたばかりの餅米に大きく切った自家製カラスミを乗せた定番の飯蒸しで、もう何も言うことはない。


最後の料理は、熊肉と芹の小鍋立てで、熊から、ほっこりといい出汁が出るのは驚くばかりである。
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春のごだん宮ざわ、その1

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夕食は行きつけの「ごだん宮ざわ」に予約しておいた。

カウンター8席、個室5席という小体な店だが、ミシュラン・ガイドを始めとして、雑誌などメディア露出が著しく増えたため、予約が取りにくくなったのは、喜ばしくも悩ましい。

この日は、御家族とおぼしき中国の観光客6人連れがカウンターを埋め、私はいちばん右端の席に座った。


目の前には本阿弥光悦のお軸に尾形乾山の香炉。

いちばん好きな席である。


まずは、福井の早瀬浦を一献。

先付けは、軽く焙った本ミル貝にコゴミとフキの土佐酢がけ。

まさに春の味覚で、器は明末清初に中国、景徳鎮で焼かれた初見の古染付輪線文皿である。

この日の器使いは、古染付が中心だった。


お椀は、筍とハマグリにワカメで、山椒が香り立つ。

続くお造りも古染付の網手文皿。

無農薬の藁で焙った初鰹に石鯛、北海道産の塩水ウニに、山口県安岡特産の地ネギとミョウガをあしらい、吉野葛でとろみをつけた土佐醤油が添えられている。

たんなるお造りを超えた創作料理で、御主人の宮澤政人さんならではの工夫が嬉しい。


焼き物は、金目鯛の若狭焼き。

若狭焼きは、醤油と酒を合わせて、掛け回したものだが、金目鯛によく合っていた。


器は、尾形乾山の銹絵角皿で、これも初めて見る器である。
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京都、糸屋ホテル

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京都に到着して、烏丸松原の糸屋ホテルにチェックイン、まずは荷物を解いて、明日からのロケに備える。

着替えを始めとする荷物は出来るだけ少なめにしたが、7泊8日の予定だけに、それなりの量になるのは仕方がない。


糸屋ホテルは、この数年、京都の常宿になっているので、備品も分かっているし、スタッフも親切で、快適に過ごすことかできる。


お風呂とトイレと洗面所が別になっているのが特徴で、お風呂はバスタブと洗い場が別になっているため、きわめて使い勝手がいい。


吉増剛造さんは、糸屋ホテルだとデスクが広いので、仕事ができるとおっしゃっていたっけ。

番組の企画・監修者という私の立場だと、寝に帰るだけになってしまうのだが。
posted by 城戸朱理 at 09:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする