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城戸朱理のブログ

2017年09月06日

デニムの聖地、岡山

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岡山は、デニムの産地として世界的に名高い。

先日、和光大学でパウンド協会の合宿があったとき、遠藤朋之准教授が面白いデザインのジーンズを穿いていた。

聞けば、岡山の児島ジーンズだという。

デニム地とストライプ地が切り返しになったジーンズで、Tシャツには漢字で「次男」というプリントが。

大学の先生とは思えぬユニークなコーディネートだが、よく似合っていた。


遠藤くんは、児島ジーンズの前に、やはり岡山の鬼デニムを購入したそうだ。

鬼デニムはブランド名で、70代の老職人しか扱えない古い織機でデニムを織り上げている。

雑誌等の取材は受けないので、知る人ぞ知るデニム。

なんと、20オンスという極厚のデニムで、遠藤くんによると、馴染むまで半年はかかるらしい。

古い力織機で織られたセルビッチのリーバイスXXデニムでも14オンス、それでも、まるでベニヤ板のようなのだから、それを上回る頑健さだろう。


今や、世界に流通しているジーンズの三分の一は、中国で生産されている。

中国のデニムの産地は新塘(しんたん)で、日産が、なんと80万本。

年間だと2億9200万本で、その40%が、アメリカのウォルマートなどの廉価店に流通している。


それに比べると、岡山デニムは、ごく少量しか生産されておらず、生地、縫製ともに世界最高の品質を誇る。

なにせ、アメリカではセルビッチデニムを織ることが出来る工場は今やコーンミルズにしかないが、岡山ならば、いくつものメーカーが古い力織機を所有しているほどなのだ。


ジョルジオ・アルマーニやラルフ・ローレンが、ハイエンド・ラインのジーンズを岡山に発注するのも納得できるが、鬼デニムは、東京だとアメ横でしか手に入らないらしい。


今度、遠藤くんに連れていってもらおう。

上野で美術館を見て、アメ横に回ったら、さぞや楽しいに違いない。


ジーンズは、かなり持っているが、この何年か穿いていなかったので、久しぶりに引っ張りだした。

数えてみたら、リーバイスが6本(うち3本がXX)、アルマーニが9本、ラルフ・ローレンが3本など、計20本もある。

横浜に行くとき穿いたのは、アルマーニ・ジーンズ。

大腿部にデニムと同色の糸でイーグルが刺繍され、ダメージ加工をほどこした一本で、パラブーツに合わせたが、デニムだとオールデンのコードバンとの相性もいい。


今年の秋は、ジーンズで過ごすことにしよう。
posted by 城戸朱理 at 18:05| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする