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城戸朱理のブログ

2017年12月31日

年末年始、ブログ更新お休みのお知らせ



いつも、このブログにおつきあいいだだき、ありがとうございます。


いよいよ大晦日となりました。

お正月の間、ブログの更新をお休みさせていただきます。


新年の更新は1月5日からを予定しております。



新しい年が平穏であることを祈りつつ。
posted by 城戸朱理 at 10:18| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

舵屋でひと休みしたら

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30日に、俳誌「鬣」のための西躰かずよし句集『窓の海光』の書評6枚を執筆、メールで送って、今年最後の原稿が終わった。


バンビことパンクな彼女と、混雑が引けたころを見計らって、紀伊国屋と東急ストアで、お正月の買い物をして、舵屋へ。


入ってみたら、隣のテーブルは文芸評論家の八木寧子さんと編集者の川村力夫妻。

カウンターには、文芸評論家の新保祐司・智子夫妻がいるではないか。


藤沢周氏も帰省していなければ、来店していたことだろう。


私はビールから始めたが、バンビはいきなり熱燗を頼んでいる。


マグロ納豆、あぶりどりレバー、出汁巻き玉子、お造りの盛り合わせを頼んだのだが、舵屋のお造りは、いつも素晴らしい。

この日は金目鯛や炙り締め鯖、のどぐろにマグロ、生しらすなどだった。


ビールのあとは燗酒にかえて、ときどき隣のテーブルと話しながら、年末のひとときを過ごした。
posted by 城戸朱理 at 10:11| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

来年の仕事



12月8日から書き始めた詩篇は、28日までに書いた103篇までをプリントアウトして、年明けの仕事の準備をしている。

これは『火山系』『水都』『白鳥伝説』、3冊の詩集としてまとめることになるが、来年のうちに2冊は形にしたいと思っている。


また、まとめるつもりで宙に浮いたままになっている『物憑き抄』と『日本人の眼』2冊の随筆集も加筆したうえで単行本として送り出したいものだ。

一方、昨年の5月連休明けには完全に原稿が揃っていた『海外詩文庫 エリオット詩集』は思潮社の都合で刊行が遅れているが、さすがに来年には形になるのではないだろうか。

『潜在性の海へ』に続く詩論集『洪水の後で』も同様で、思潮社の仕事は、まるで目処が立たないものが多いが、これについては小田久郎会長、高木真史総編集長と話し合ってみるしかないだろう。


ともあれ、版元が決まっている他の仕事もあるので、停滞に付き合ってばかりもいられない。


私は自分の仕事を続けていくだけであり、来年は、それを徹底していきたい。

表立った仕事ばかりではなく、ひそやかな仕事とともに。
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2017年12月30日

バンビ、大活躍???

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部屋着として愛用していた迷彩柄のニットジャケットの右肘のあたりに穴が空き、袖もほつれてきた。

プリントではなく毛糸で森林地帯用のウッドランド・カモフラージュを再現したニットだが、買ったのは20年ほど前だし、
毎年、部屋着として酷使してきたので、もう捨てるしかないだろうと思って放り出しておいたところ、気づいたら完璧に直っているではないか!?



なんと、バンビことパンクな彼女が、鉤針を持ち出して直してしまったのである。


肘の部分を編み直し、袖はネイビーブルーの毛糸で補強して、何やらお洒落になっている。



「迷彩柄なんて、めったにないし、面白いセーターだから直しておいたよ!」


こんなに見事に直ってしまうとは。


「編み物は無心になれるから楽しいね!」


子供のころ、バンビは庭に大きな穴を掘って、目だけ出していたり、ヨットスクールでヨットを沈没させたりと、パンクの片鱗を発揮するかたわらで、ピアノと編み物が得意だったらしい。

だから、セーターが痛んでも、ひと目で修復可能か、どうかが分かってしまうのだとか。


「あとで両肘のところに革のパッチを付けてあげるよ!」


かくして、迷彩柄のニットは復活してしまったのだった。

昔は、セーターが傷んだら、毛糸にほどいて、また編み直したそうだが、本来、衣服とは、そんなふうにサスティナブルなものだったのだろう。


「年末にバンビが大活躍という記事をブログに書いておいてね!」
・・・

「それから、とてもお役に立つコにお小遣いをあげてね!」
・・・・・・



ーーそんなわけで、記事をアップしておく。
posted by 城戸朱理 at 17:56| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同人誌「金枝篇 THE GOLDEN BOUGH」創刊に向けて



和合亮一氏から提案され、この数年の間、暖めていた企画がある。



和合亮一氏が同人誌をやりましょうと言いだしたのは、東日本大震災の年の12月のことだった。


それは、今にして思うと、大震災がもたらした日常の亀裂から噴出した危機に促されたものだったのだろう。


その後、機会があるたびに打ち合わせを重ね、今年の10月に一緒に宮城県の被災地を訪ねたあと、私の提案で誌名が決まった。

「金枝篇 THE GOLDEN BOUGH」という誌名には、かりに都市が崩壊したとしても、新生を担う民俗社会のエネルギーを汲み上げていきたいという意図がこめられている。

それは和合氏なり、私なりの、これからの詩の方位を示すものでもあるのだろう。


実は、和合くんと同人誌をやることになったと松尾真由美さんに言ったところ、「何を今さら」と本気で笑われたが、この想いは切実なものがあって、
ジャーナリズムでは決して明らかになりえない諸問題を避けることなく、詩と向かい合うためには、どうしても「金枝篇 THE GOLDEN BOUGH」という場が必要だったというしかない。

「現代詩手帖」の前編集長だった亀岡大助氏が、編集協力に名乗りをあげてくれたので、心強い。


現在、和合氏も私も創刊号に向けて、長篇詩などの準備をしているところだが、来年のうちに「金枝篇」は実現することになるだろう。
posted by 城戸朱理 at 08:48| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

来年の手帳

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この10年ほど、手帳はクオ・ヴァディスのリフィールを専用の革カバーに入れて使っていたが、来年から1年単位の手帳に変えることにした。

きっかけは偶然で、バンビことパンクな彼女とISETANを見ているときに、イギリスのスマイソン社の手帳の色鮮やかな革表紙に惹かれたからである。


スマイソン・オブ・ボンドストリートは、1887年から続く文具と革製品の専門店で、ヴィクトリア女王やグレース・ケリーなども顧客に名を連ね、エリザベス女王、エディンバラ公、チャールズ皇太子、3つのロイヤル・ワラントを戴く老舗である。

老舗と聞くと、かたくなにスタイルを守り続ける店を想像してしまうが、スマイソンの場合は、伝統と革新のバランスが絶妙で、古い感じがかけらもない。


私が選んだ「パナマダイアリー」は、スーツの内ポケットに収まる手帳として、1908年に発売されたモデルだが、どれにするか迷うほどのカラーヴァリエーションを誇る。

型押しされたラム革の表紙は、しなやかで硬さを感じさせない。


私は、スマイソン・カラーのナイルブルーをセレクトしたのだが、文具好きのバンビも欲しくなって、華やかなフィーシャピンクを購入。


オリジナルのフェザーウェイトペーパーは、軽いのに打ち込みが強いらしく、万年筆で書いても裏うつりしないところが素晴らしい。


さっそく、来年の締切や講演の予定などを書き込んでみたのだが、この手帳でスケジュールを管理しながら、強い力に貫かれた仕事をしていきたいと思っている。
posted by 城戸朱理 at 08:45| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月29日

マイクスでローストビーフ

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クルベル・キャンのあとはバンビことパンクな彼女の希望で、鎌倉きっての老舗バー、マイクスに。

マイクさんの顔も長らく見ていないし、バンビは大好物のローストビーフがお目当てなのである。


マイクスといえば、カクテルはブルドッグ。

オムレツと裏メニューのパンを添えたローストビーフを頼んだ。


玉子6個を使ったオムレツはとろとろの半熟。

和牛A4等級シンタマトモサンカクを、塩・胡椒せずに素焼きしたローストビーフは、知る人ぞ知る鎌倉名物だが、やはり絶品で、バンビが興奮している。


ちなみにバンビはマイクさんを勝手に「my人間国宝」に選定しているのだった。


マイクスのカクテルは、おかわりするたびに濃くなっていく。

マティーニなど、ベルモットを一、二滴落とすだけで、ほとんどジン。


日本がGHQの統治下にあったとき、米軍の将校クラブでシェーカーを振っていた伝説のバーテンダー、マイクさんの話は、いつも面白い。
posted by 城戸朱理 at 01:44| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

開店8周年を迎えたクルベル・キャンで

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鎌倉に着いたのは6時すぎで、そのままクルベル・キャンに入った。

バンビもすぐに合流し、開店8周年祝いにフィンランドのスピリッツを渡す。


藤沢周氏行きつけの店として、クルベル・キャンは新年6日のNHKに登場するらしい。楽しみである。


ビールで始めて、ラフロイグ10年を少量のソーダで割ってもらう。

定番の「ラフロイグちょいソーダ」だが、オイリーなアイラ島のモルトに少しだけソーダを加えると、実に素晴らしい。

料理は、アンチョビが効いたジャガイモのフリットにスズキのカルパッチオ、そしてパスタはヤリイカとブロッコリのアーリオ・オーリオを頼んだ。


「城戸さんだ!」という声に振り向いてみたら、秋山真志さんが富岡幸一郎さん、作家の小林恭二さんと連れだって来店。

小林さんとお会いするのは、30年ぶりだろうか。

残念ながら、満席で御一緒することは出来なかったが、再会を約す。


クルベル・キャンは月曜定休日だったが、最近はオーナー・バーテンダーの秋山正治さん、バーテンダーの澤木良太さんふたりで、バーのみの営業を始めたそうだ。

滝澤貴シェフは休みだから、秋山さんが厨房に入るらしい。

俺もバイトしようかな。


そういえば、バーテンダーの馬場淳也さんも、ときどき厨房に入っては、サラダを盛りつけたりしている。


「最近、料理に目覚めたらしいんです」と澤木さん。


何やら面白いことになっている。

今度は月曜日に行ってみよう。
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今年最後の打ち合わせ



12月27日は、「びーぐる」に寄稿した藤富保男論のゲラを校正して戻してから、今年最後となる試写と打ち合わせのために青山のテレコムスタッフに向かった。


現在、平田潤子ディレクターが、ミャンマーロケを含む「Edge」岡本啓篇の準備を進めており、「自ら仏を彫る系譜」運慶篇のナレーション原稿の確認も終わっているので、今回は「民衆の信仰 その祈りとかたち」シリーズの最新作「龍神信仰」の試写である。


私の企画では、龍神信仰の中心となる山形県鶴岡市の曹洞宗・龍澤山善寶寺を舞台に撮影する予定だったが、
民俗学者の川島秀一東北大学教授をコメンターに迎え、善寶寺のみならず、東北地方沿岸部に今なお息づく龍神信仰を広く映し出すものになった。

伊藤憲ディレクターの功績である。


東京では、なかなか気づくことができないが、唯物史観なぞ入り込む余地のない民俗社会が、今なお脈々と生きていることには驚きを禁じえない。

改めて世界の広やかさを思った。


寺島高幸プロデューサー、伊藤憲ディレクターと来年度の番組編成を話し合い、さらに平田潤子ディレクターにEdgeの進行予定を聞いて、会議は終了。

伊藤憲ディレクターは、これから「Edge」川口晴美篇の構成案を考えることになる。



この日は、テレコムスタッフ社員忘年会があるので、私は真っ直ぐ鎌倉に戻り、バンビことパンクな彼女と待ち合わせ、
クルベル・キャン、マイクスとハシゴし、書き下ろしの詩が百篇を超えたのを記念して、祝杯をあげた。
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2017年12月28日

書き下ろし詩篇、百篇に



12月27日に、今月8日から書き続けてきた新詩篇が、ついに100篇を超えた。

「現代詩手帖」作品特集に寄せた新作「新しい心」と合わせると、今月だけで102篇の詩を書いたことになる。

101篇の書き下ろしは、あくまでも草稿だから、これから推敲を重ねていくことになるが、『火山系』『水都』『白鳥伝説』は少なからぬ既発表作品もある。


今回の書き下ろしと合わせると、3000行を超え、4000行に近づいているだろうから、詩集に向けての準備が整ったのは間違いない。


年が明けたら、清書しながら構成を考え、さらに長篇の新作を書き足して、入稿原稿を完成させたいと思っている。


そして、この三冊の原稿が完成したら、今度は『書物』(仮)の書き下ろしに着手することになるだろう。
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2017年12月27日

今日もパンクに悪だくみ???

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バンビことパンクな彼女が、iPhoneにアプリ「iライターズ」をインストールしてくれたおかげで、詩を次々に書くことが出来た。

どこでも執筆できるし、原稿用紙の升目を埋める感覚が幸いしたらしい。


するとーー



「とってもお役に立つコなんだよ!」

たしかに。

「お役に立つコに、ボーナスなどを上げてみたいもんだね!」
・・・

「ボーナスというものをたっぷり上げたりしてみたいものだね!」
・・・・・・



無茶苦茶なことを言って、くるくる踊っているのだったーー



街はクリスマスから正月モードに。

いよいよ年の瀬である。


すると、またもやバンビがーー



「頑張っているコにボーナスを上げるのはどうかな?」
・・・

「たっぷり上げてみたいものだね!」
・・・・・・



またもや勝手なことを言って、くるくる踊っているではないか。


バンビがときどきやらかす「小人さんのダンス」である。


あの手この手で、お小遣いをせしめようとたくらんでいるのは言うまでもない。


パンクだから仕方がないが、いいのだろうか、これで?
posted by 城戸朱理 at 08:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月26日

ミッシェル・ナカジマでクリスマスディナー、その4

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食事が終わって、アヴァン・デセールは〈ココナッツのブランマンジェとミックスフルーツ パッションフルーツソース〉。

ソースの酸味が心地よい。


グラン・デセールは〈 チョコレートのカネロニと赤い実のフルーツ ピスタチオナッツのソース〉で、抽象絵画のような盛り付けに見とれた。

そして、米粉を使ったチョコレートのカネロニにフルーツとソースが一体になったときの複雑きわまりない香りと味わいは、素材の合奏曲のようだ。

濃縮ミルクのアイスクリームも、素晴らしかった。



最後にシュトレーンが出て、コーヒーはエスプレッソを。


バンビは興奮冷めやらぬ様子で、マダムやスタッフに感激を伝えていたが、ふとドアの外を見ると、中嶋秀之シェフが待ってくれているではないか。


シェフとマダムとバンビの記念撮影をして、クリスマスのディナーは終わったのだった。
posted by 城戸朱理 at 08:43| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミッシェル・ナカジマでクリスマスディナー、その3

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クリスマスディナーの肉料理は、2種類。


〈蝦夷鹿のローストグランヴヌールソース〉と〈仙台牛ランプのロースト 赤ワインソース〉だったので、ひと皿ずつもらって、バンビと分けることにした。


ワインは、鹿肉と牛肉に合わせて、クローズ・エルミタージュ2010とシャトー・ル・ボスク2012を頼む。


バンビは蝦夷鹿を前にして「共食いになっちゃうなあ!」と喜んでいた。



蝦夷鹿にはグリーンピースのピューレが添えられ、鹿肉の風味を引き立ててくれるし、グランヴヌールソースが絶品で、赤ワインがいよいよ美味しく感じられる。


仙台牛のローストには栗のピューレが添えられ、これがまた、肉の味わいをまろやかに変えてくれるだけではなく、経験したことのない牛肉とのハーモニーで、バンビが目を丸くしていた。


とにかく、どの料理も、ソースも素晴らしい。


バンビは「今回は、いきなりフォアグラだったし、今年はお肉全開のメニューだね!」と言っていたが、
ここまで美味しいと、何も話す気にならず、うなずき合うだけになってしまう。


素晴らしい料理の余韻を楽しむべく、赤ワインをおかわりして、デセールの前にフロマージュを頼んだ。
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ミッシェル・ナカジマでクリスマスディナー、その2

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そして、三皿目の前菜が〈パースニップのフォンダンとオマール海老のコンソメゼリー アブルーガキャビア添え」。


バンビは「これは、上から写真を撮ったほうがいいよ!」と言って撮影を始めたが、接写しておかなければという、何か予感があったのだろう。


蕪に似た西洋野菜パースニップを粗くピューレしたのがフォンダンだが、オマール海老やキャビアと渾然一体となって、旨みだけが口のなかに広がっていく。

バンビは「シェフは天才だよ!」と感嘆していた。



魚料理は、〈シェットランド産サーモンのヴァプール サフラン風味のハマグリソース〉で、出されたとたんにサフランの香りが立ち込める。

ソースにはハマグリの旨みが溶け出し、下仁田ネギを枕にしたサーモンはとろけるよう。


ミッシェル・ナカジマのパンは、自家製のライ麦パンで、実に美味しいが、どの料理のソースも素晴らしいので、パンはソースをぬぐうスプーンにもなる。


バンビは、若いカップルがサーモンだけ食べて、サフラン風味のハマグリソースを残したままにしているのを気にしていたが、ほかのお客さまのお皿を心配しても、どうしようもないのは言うまでもない。


「こんなに美味しいソースなんだから、もったいないよ!
わんこが舐めたみたいに綺麗に食べるんだよ!」


バンビのお皿は、ソースを完全にぬぐって、洗ったように綺麗になっていたが、私のお皿も同じである。
posted by 城戸朱理 at 08:40| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミッシェル・ナカジマでクリスマスディナー、その1

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帰宅して、井上春生監督と、電話で「幻を見るひと」の来年の公開予定などを打ち合わせしているうちに、クリスマスディナーの時間になった。


バンビことパンクな彼女はヴィヴィアン・ウェストウッドの黒のリボンワンピースに黒のトレンチコート、私はアルマーニの黒のスーツにミッドナイトブルーのチェスターコートに着替えたのだが、ミッシェル・ナカジマまでは歩いて、わずか1分。


開店の翌年から始まり、今年で11回目となる中嶋秀之シェフのクリスマスディナーである。

さすがに11年も通っていると、わが家の年中行事と化した感があるが、バンビが楽しみにしているので、予約しないわけにはいかない。



席についたら、マダムに「去年と同じ城戸さんのお席です」と言われたが、どうやら私たちの席は決まっているらしい。


いつものようにシャンパンの原型となったブランケット・ド・リムーをボトルでもらって、乾杯する。


アミューズは、タコのマリネと新タマネギを添えたもずくだった。

例年なら、まずアミューズで驚かされるが、素直な素材のハーモニーで、ビネガーの酸っぱさが食欲をそそる。


そして、ひと皿目の前菜が〈スペイン産フォアグラとフランス産茸のマーブル仕立て〉。

ジロール茸、トランペット茸といった香り高いフランス産茸を巻き込んだフォアグラは、ポルト酒のソースも素晴らしく、無言になったが、
ひと皿目がフォアグラとは、寿司屋のおまかせで、最初に大トロを出されたようなものである。


バンビは、ひと口食べて「このフォアグラには赤ワインが必要だよ!」と主張したので、コート・デュ・ローヌをグラスでもらったのだが、これは正解だった。


ひと皿目がフォアグラだから、これから、どんなメニューになるのかと期待していたところ、ふた皿目の前菜が〈穴子と野菜を入れたスクランブルエッグをカジキマグロで巻いて トリュフソースとともに〉だった。

フォアグラに比べるならば、主張のない食材を合わせ、しかも絶品のトリュフソースが絡む。


バンビは、ますます興奮して、期待を募らせている。
posted by 城戸朱理 at 08:38| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

思い思いの昼食

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クリスマスイブがやってきた。

欧米のキリスト教圏ならば、イブから1月6日のエピファニア(公現祭)までがクリスマスウィーク、イギリス型のクリスマスを踏襲したアメリカでは、
クリスマスは年間の売上を決定する商業主義的な祭典となったが、日本では、家族と恋人たちの楽しくも不思議な年中行事となった。


一方でモテない男たちによって結成された革命的非モテ同盟は、今年も渋谷で「クリスマス粉砕デモ」を挙行。

約20人が「カップルは自己批判せよ!」などとシュプレヒコールを叫びながら、沿道の人たちの被写体になっていたらしい。

すべて世は事もなし。



わが家は、ミッシェル・ナカジマで恒例のクリスマス・ディナーなので、日中は若宮大路の美容室ユアーズに髪を切りに行った。

バンビことパンクな彼女も私も担当は杉山直文店長なので、まずはバンビが10時半から、私は12時半からカット&ヘッドスパ。


私がカットしてもらっている間に、バンビは「昭和の憧れ、昭和の幸せ」不二家で牡蠣フライを食べていたらしい。


私はカットが終わってから、鶴岡八幡宮まで散歩して、天ぷら・りゅうで天ぷら定食に穴子を追加して、ビールを飲んだ。


鎌倉は観光客、とりわけ若いカップルで賑わい、あちこちの店に行列が出来ていたが、「天ぷら・りゅう」は構えが渋すぎるのか、
観光客がめったに入ってこないという穴場で、私が入店したときも、地元の品のいい初老の御婦人ふたりが天丼を食べているだけだった。



天ぷら定食は、大海老2本にキス、カボチャに茄子とピーマン、海苔という内容だが、これに穴子を追加すると、かなりのボリューム。

天種としては脇役の海苔や大葉というものは、なぜか捨てがたい魅力がある。



バンビは海外の友人に手紙を書いて郵便局へ。

私は昼食を終えてから、元町ユニオンでステーキ用のフィレ肉やサーモン、生牡蠣に大粒の苺などを買って帰宅した。
posted by 城戸朱理 at 08:28| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

都内ロケのときの靴

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今回のロケは都内だったので、靴はアウトドア用のものを持つ必要はなかったが、打合せや会議もあったので、スーツを着る必要があり、スーツに合わせる靴を持つことになった。

公園など屋外のロケのときは、最近、ロケといえばこれというフランスのパラブーツ。

自社製のラバーソールを搭載したパラブーツの靴は、この「シャンボード」がアイコン的存在だが、同じくUチップで、よりスマートな「アヴィニョン」というモデルもある。

グリップが効くうえに雨に強いので、ヘビーローテーションしている。


スーツ用にはフェラガモのブラインドフルブローグを持った。

メダリオンやパーフォレーションといった装飾をいっさい排したブラインドフルブローグは、穴飾りがないだけに寡黙だし、手入れもしやすい。

ただし、今回はブリオーニのスーツを着用したので、フェラガモでは軽快すぎて、位負けするのは否めない。

靴は、ジョン・ロブを持つべきだった。



ホテル内で履くスニーカーは、GUCCIのモノグラムを。


一足は履いていくわけだから、トランクには二足をパッキングすることになる。


靴というものは値段に関わらず、ファッションのアイテムである以上に、道具としての要素が強いので、すべてをまかなえる靴は存在しない。

スニーカーはスニーカーであり、革靴は革靴であって、革靴であってもスーツに合わせられないものがある。


アメリカ人ならば、スーツにチャッカブーツを合わせるのは珍しくないが、これはヨーロッパではありえないコーディネートだし、Uチップも本来はスーツに合わせる靴ではない。

日本では、このあたりは曖昧だが、イギリスならフルブローグ(ウィングチップ)でもスーツに合わせる場合は黒だけとか、イタリアならスーツでもUチップを合わせることがあったりと、国によっても違うから、
それこそ、日本以外の国には存在しない冠婚葬祭用の黒の礼服のように、日本なりのルールが生まれるのを待つしかないのだろう。


それまでは、ヨーロッパなりアメリカなりのルールを踏まえるべきだろうが、若い世代はそのあたりを体感的に理解しているのに対して、
西洋的なるものがアメリカ経由で、まとめて伝わってしまった感がある団塊の世代には、それを理解するのは無理なようだ。
posted by 城戸朱理 at 00:44| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月25日

詩の噴火!



脳が沸騰している。

12月8日から書き始めた詩篇は、24日に80篇を超えた。

毎日、詩作に向けて前傾姿勢でいるものだから、疲れ方も尋常ではない。


身体は別に異常はないのだが、脳が疲れているのを感じる。


とりわけ、批評や随筆、あるいはメールなど散文を並行して書くと、さらに疲労感が深くなるようだ。


だが、止まらない。


『火山系』の諸篇を書いているからというわけでもあるまいが、詩が噴火している感じなのだ。


とりあえず、百篇を目指してみようと思ったら、バンビことパンクな彼女が、



「限定する必要はないんだよ!
この際、千日書き続けてみたらどうかな?
詩の千日回峰だよ!」
!!!!!!


千日といったら、ほぼ3年ではないか!

一瞬、気が遠くなったが、千日書き続けてみたらどうなるのか、ひそかに試してみたい気もする。
posted by 城戸朱理 at 11:24| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エズラ・パウンドについてのインタビュー



撮影も無事に終了し、19日は鎌倉に帰るだけだったので、イギリスのエズラ・パウンド研究者、アンドルー・エリック・ハウウェン先生と待ち合わせた。

8月に、和光大学でのパウンド教会の合宿のときに初めてお会いしたのだが、その後、日本におけるパウンドの受容について、私にインタビューをしたいという連絡をいただいていたのだ。


アンドルー先生は立川にお住まいなので、正午に立川駅で待ち合わせ、まずはISETANのレストランKIHACHIでランチ。

パウンドのことだけではなく、ヨーロッパのクリスマスのことなど、実に楽しい話を聞くことが出来た。

アンドルー先生のご両親はオランダ系で、オランダではクリスマスを12月6日に祝うのだという。

12月6日は、サンタクロースのモデルとなった聖ニクラウスの日である。


イタリアだと、子供たちにプレゼントを持ってきてくれるのはサンタクロースではなく、魔女ベファーナだし、国や地域によって、クリスマスの祝い方は違うが、それだけ土着化したということなのだろう。

アンドルー先生もオックスフォードで修士課程を終えたので、私とバンビことパンクな彼女が、オックスフォードから来たナタリア・ドーンさんと仕事をしていたことを知って、興味深げだった。


ランチのあとは、ワシントンホテルのロビーでインタビューを受ける。

日本ではパウンドの直接的な影響を受けた著名な文学者を挙げるのは難しいが、いくつかのエピソードはアンドルー先生の参考になったようで、良かったと思う。

それにしても、彼のパウンドに対する情熱は半端なものではない。


おおいに話は弾み、インタビューが終わったのは5時。なんと5時間もアンドルー先生と話していたことになる。


心地よいが、真綿のような疲労に包まれ、帰途についた。
posted by 城戸朱理 at 11:23| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月24日

ナタリア送別会、その2

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いちばん手軽なコースにしたので、料理が足りるか心配だったのだが、ブラッスリー・アミカルは、前菜とサラダのあと、ちゃんと魚料理、肉料理のコースになっていた。


魚は鱈で、クスクスと一緒に香草、パン粉で焼いたもの。

肉料理は鶏のトマト煮で、手ごろな素材でボリューミィな料理を仕立てるあたりはシェフの腕か。


さらにチーズソースのショートパスタが出たが、リゾット感覚で楽しかった。

クリームブリュレなどのデザートが出て、コーヒー。


送別会は終わったが、それから私とバンビは平島さんと、ホテルのロビーで、今後の打合せをしていた。
posted by 城戸朱理 at 07:41| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする