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城戸朱理のブログ

2018年01月31日

書籍化されたリレー連載

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新聞や雑誌には、リレー連載というものがある。

あるテーマにそって、筆者を変えながら続く連載だが、数人の書き手が担当することもあれば、次々と違う筆者でリレーすることもあって、書き手ごとの着眼点の違いが際立つのが面白い。


そうしたリレー連載は、ときおり書籍化されることがある。


先週、届いた『わたしの「もったいない語」辞典』(中公文庫)も、そんな一冊。

これは「読売新聞」金曜夕刊の「にほんご」欄に2013年4月から2016年7月まで掲載されたリレー連載。

各自が「消えてしまうには惜しい言葉」を選んで、想いを綴るというもので、目次を確認すると、「名画座」(鶴田浩司)とか、「活字」(岡崎武志)とか、「フィルム」(手塚眞)、「文士」(富岡幸一郎)といったように、この人ならこれだろうなと思わせる「もったいない語」が並んでいる。

私が選んだ言葉は「研ぐ」。

こうしてまとまってみると、昭和から今に至る日本語の変遷が見えてきて、なかなかに愉しい。

「縁側」(関悦史)、「逢瀬」(佐藤文香)と注目の俳人が執筆しているのも嬉しいが、150人もの執筆者がいるのに、詩人が少ないのは、ちょっと残念だ。



ついでに、もう一冊、リレー連載から生まれた本を紹介しておこう。

『日曜日の随想2009』(日本経済新聞出版社、2010)である。

こちらは「日本経済新聞」日曜日朝刊文化面に掲載された一年間の「日曜随想」をまとめたもので、執筆者は思い思いのテーマを選んで書くことになっていた。

私は、その3年前のインドとミャンマーの旅のことを織り込みながら、鎌倉の大仏のことを書いたのだが、今になると懐かしい。

執筆者は、48人。

『わたしの「もったいない語」辞典』に比べると、文学者が中心で、永井路子、盛田隆二、多和田葉子、川上弘美、島田雅彦、片岡義男といった小説家から、
俳人、歌人、吉増剛造、荒川洋治、建畠晢、平田俊子、小池昌代、アーサー・ビナードと詩人の執筆者も多い。
posted by 城戸朱理 at 09:54| 城戸朱理の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月30日

英国のヴィンテージ

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打ち合わせを終えて、立川を散歩しているときに、アンティーク・ショップを見つけた。

店名は、ガジェット・モード。


入ってみたら、イギリスから輸入した1940〜70年代のアウトドアグッズや雑貨を扱う店だった。


アンティークとは、百年以上たったものを言うので、ヴィンテージの店ということになる。


バンビことパンクな彼女は、イギリス文学を専攻したので、英国製と聞いて、興味津々。


最近、小さな秤や専用の温度計まで用意して、コーヒーのハンドドリップに凝っているバンビは、小さな耐熱ガラスの器が気に入ったらしい。


ファイアーキングのものだが、アメリカに対抗して、イギリスでは独自の器が作られたのだという。

ちなみにバンビによると、コーヒー10gで140ccを抽出するのが目安なのだとか。

バンビが目をつけたカップは、そば猪口を小さくしたような器型だが、たしかに140ccのコーヒーにはちょうどいい。

ミルクガラスにブルーの色どりも爽やかである。


もうひとつ、バンビが気に入ったのは、可愛いデザインのクリーマーで、これはベルギー製。

こうした器は、ソースを入れたり、ドレッシングを入れたりと汎用性が高い。


結局、バンビが気に入った3点を購入することにした。



ガジェット・モードは、キャンプ用品を始めとして、なかなか面白い品揃えの店である。

機会があったら、また覗いてみたいものだ。
posted by 城戸朱理 at 09:21| 骨董・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月29日

書き下ろし詩篇、150篇に



昨年の12月8日から書き始めた詩篇は、12月27日に100篇に達し、一段落したつもりでいたのだが、その後も沸き上がるままに書き止めた草稿が増え続け、1月28日には150篇を超えた。


カウントはしていないが、おそらく総行数は、4000行を超えているのではないだろうか。

もちろん、草稿なので破棄するものもあるだろうし、改稿するものもあるだろうが、これだけ集中して詩作と向かい合えたことに自分でも驚いている。


この草稿群は『火山系』『水都』『白鳥伝説』三冊の新詩集を構成するものとなるのだが、私さえ気づかぬうちに別の新詩集が始まっているのかも知れない。


2月からは、構想している長詩の書き下ろしを始めるとともに、鉄を打つように三冊の詩集の形を作っていきたいと思っている。
posted by 城戸朱理 at 08:21| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

若宮大路の穴場のカフェ

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鎌倉を訪れる観光客が、年間二千万人を超え、天気のいい週末のお昼時には、どの店も行列が出来るようになった。

もっとも鎌倉の観光客は、ほとんどが日帰りだから、18時を回ると一気に人気がなくなって、雰囲気が一変するのだが。


そんななか、若宮大路ぞいの立地なのに、なぜか穴場なのが、鎌倉彫会館一階のカフェ、倶利である。


「詩とファンタジー」選考会のあとは倶利で昼食を取ったのだが、鎌倉野菜をふんだんに使い、写真の倶利ハンバーグでも、建長寺に由来するけんちん汁が付いてくるあたりが鎌倉らしい。


器も、すべて鎌倉彫り。


鎌倉彫りは、明治の廃仏毀釈で仕事を失った仏師が手がけて盛んになったものだが、鶴岡八幡宮の鳥井に店を構える博古堂の当代、後藤圭子さんは、なんと鎌倉時代の仏師、運慶から数えて二十四代目の子孫である。


博古堂の品は、どれも重厚で素晴らしい。

今年は、お盆を新調したいと思っている。
posted by 城戸朱理 at 08:21| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月28日

記録的な寒波

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日本列島が記録的な寒波に見舞われている。


首都圏でも低温注意報が出たほどだが、水道管の凍結や破裂も相次いでいるのだから、北東北並みの寒さということになる。


北東北から北海道ならば、最高気温でも氷点下の真冬日が続くときは、就寝前に水を出しっぱなしにして凍結を防いだり、水道管から水抜きをするのが常識だが、
それが当たり前になっているはずの青森でさえ、水道の凍結や水道管の破裂が起こっているそうだから、やはり異常な寒波なのだろう。


26日は、かまくら春秋社で「詩とファンタジー」選考会があり、久しぶりに平岡淳子さん、蜂飼耳さんとお会いした。


昼食を鎌倉彫会館の倶利で御馳走になり、散会してから、バンビことパンクな彼女と落ちあって、由比ヶ浜まで散歩したのだが、水平線がいつもより高いところにあるように見える。

海水のほうが温度が高くなって、沖で蒸発しているせいかも知れない。



この日は、鎌倉でも最低気温−4℃を記録し、水を少量だけ流しっぱなしにして凍結を防いだのだが、27日には明け方で−2℃という予報だったので、油断していたら、水道が凍結してしまった。

幸いなことにトイレは凍結しておらず使えたのだが、食事の準備ができない。

水道管の凍結は−4℃が分岐点なのだが、低温が続くときは、−2℃でも凍結することがある。


昼前に、ようやく水が出るようになったので、大事には至らなかったのだが、低温が続くときは、油断は禁物だ。


一方、バンビは、ベランダに私の古備前の擂り鉢を勝手に持ち出して水を張っている「バンビヶ池」の氷の厚さを確認しては、喜んでいる。

あげくの果てには、製氷器をベランダに出して氷を作ってみたり、オレンジジュースをタッパーに入れてシャーベットを作ったりし始めた。

パンクだから、寒波であろうと何であろうと、お遊びのネタにしてしまうのである。


それにしても寒い。

外出するときは、ウールの靴下、厚手のコートにカシミアのストールと、ほとんど北国仕様のスタイルになっている。
posted by 城戸朱理 at 14:36| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月27日

大雪の日の夕食

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22日は首都圏も夕方から大雪の予報。

しかし、10時にワシントンホテルをチェックアウトしたら、すでに雪がちらちらと降り始めていた。

大事を取って、すぐに帰宅したのだが、南武線沿線はすでに激しく雪が降っているところもある。

昼前に鎌倉に着き、東急ストアで買い物をして帰宅したら、鎌倉も激しく雪が降り始め、2時を回るころには一面の雪景色となった。


仕事に出かけたバンビことパンクな彼女から、「夕食はシチュー希望!」というLINEがあったので、シチューを仕込み、ブロッコリーを茹で、イチゴやパイナップルなどフルーツを用意する。


たしかに雪の日にはシチューが似合う。


バンビがなかなか帰ってこないと思ったら、雪が降ったので大喜びして、写真を撮っていたらしい。

すっかり凍えてしまったバンビがお風呂に入っている間に、サシが綺麗に入った和牛の80gほどの小さなステーキを焼き、さらにバンビの好物のアワビ煮を出した。


バンビが買ってきたシャンドンを開けて夕食である。


SNSで、シチューを御飯にかけるか、別々かで論争が起こったが、わが家は御飯とシチューは別々に盛る。


「美味しくて、ペロッと食べちゃうなあ!」


バンビはステーキ&シチューというメニューを喜んでいたが、シチューは、やはり冬に似合う。
posted by 城戸朱理 at 10:17| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月26日

国分寺で新年会

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天使館をあとにして、国分寺駅まで歩き、先週も行った天松で遠藤朋之、石田瑞穂両氏と軽く飲むことにした。

思いがけない新年会である。

瑞穂くんが木剣を持っていたが、古剣術の稽古の帰りだというではないか。

瑞穂くんは剣道三段だが、剣道と違って古剣術は実戦を前提とする古武術である。


大七の燗を酌み交わしながら、「暁ニ告グ」の感想を語り合う。


付きだしは、小柱の白和えに煮こごりで、瑞穂くんが感心していた。

当ては、生牡蠣に揚げ出し豆腐、牡蠣の天ぷら、芝海老と仙台芹の天ぷら。

瑞穂くんだけ、鰻重を頼んで食事をする。



「また骨董市に行きたいですね」と瑞穂くん。

もう何年も骨董市を覗く余裕はなかったから、私も京都に行ったときに骨董屋を覗くくらいだったな。

瑞穂くんは、最近、古伊万里が面白いんじゃないかと思うようになったらしい。

古伊万里は骨董の入門のように考えられていたが、ひと巡りして、新鮮に映るようになったということだろうか。

みんなで出光美術館の色絵展に行こうということになった。
posted by 城戸朱理 at 17:57| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月25日

再び「暁ニ告グ」@天使館へ



午後は仕事を済ませてから、いったんホテルに戻って小憩し、先週に引き続いて国分寺の天使館に向かった。

笠井瑞丈さんの企画による「ダンス現在」の第三弾「暁ニ告グ」を見るためである。

ところが公演の寸前に、西部邁先生が自殺されたことをニュースで知って、愕然とすることに。

詳細が分からないので、あとで富岡幸一郎さんに電話することにして、天使館に入った。



「暁ニ告グ」の前回の公演は、アクシデントで音楽が出なかったが、それはそれで異様な緊張感があった。

しかし、そうなると、本来あるべきだった姿の舞台も見たくなる。

バンビことパンクな彼女も、今回は撮影なしなので最前列に陣取って、ダンスに専念する構えである。

私も最前列に座った。



笠井瑞丈、鯨井謙太郎(正しくは良扁に邑)、ふたりによる「暁ニ告グ」は、やはり傑作で、間然とするところがない。

主調低音としてダンスを貫くテクストは、三島由紀夫『「変革の思想」とは』で、瑞丈さん、鯨井さんが交互に暗唱しながら、踊りは展開されていく。


「言葉は形であり、行動も形でなければならぬ。文化とは形であり、形こそ全てなのだ」という三島の言葉と響き合うように繰り広げられるダンスは、
変化して止まない動きの果てに、たしかな精神のフォルムを形成していくかのようで、動きでありながら形であるという両義性の緊張に張り詰めていた。


「星条旗よ永遠なれ」から始まって、ベートーヴェンの交響曲第七番へ。

ノイズに「君が代」がかぶるなか、問われていたのは、日本における神性であり、戦後の日本人ではなかったか。

圧倒的な一時間だった。



客席には先週に引き続き遠藤朋之氏の姿が。

石田瑞穂くんも来たが、舞踏の常連、志賀信夫さん、林浩平さんの姿もあった。


終演後は、天使館で打ち上げ。

カツサンドとコロッケを差し入れで持参したのだが、瑞丈さんは「食べたいんだけど食べられない」と漏らしていたのが印象深かった。

一時間、全力疾走するような舞台だったから、それも当然かも知れない。
posted by 城戸朱理 at 13:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

蕎麦屋で祝杯?

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21日は、早朝に井上春生監督から「幻を見るひと」がアイルランドのシルクロード国際映画祭の招待作品に決まったという連絡があったので、昼から祝杯をあげることにした。


ISETANの総本家・更科堀井に入ったのだが、寛政元年(1789)創業の老舗で、麻布に本店がある。


まずは、サッポロ黒ラベルで乾杯し、ビールのあとは熱燗を頼む。

メニューに「唐津ざる豆腐」があったので、これは唐津の川島豆腐店のざる豆腐だろうと頼んでみたのだが、大豆の甘みが素晴らしく、やはり逸品だった。

蕎麦屋の定番、棒にしんと小海老の天ぷらをもらい、締めは鴨せいろ。

鴨は加熱が難しいが、抱き身と呼ばれる胸肉は、
ふうわりと柔らかく、鴨肉のつくねと相まって、こっくりした味わい深い出汁が出ている。

バンビことパンクな彼女も喜んでいたが、冬にふさわしい鴨せいろだった。
posted by 城戸朱理 at 13:14| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月24日

茅ヶ崎のホームパーティー

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20日は茅ヶ崎の加藤恭一さんのお宅でホームパーティーがあった。


加藤さんがマガジンハウスの「ブルータス」で書評ページを担当されていたときの執筆陣、藤沢周、陣野俊史に私の三人、そしてライターの丸山あかね、編集者の奈良岡祟子、バンビことパンクな彼女が参集した。


茅ヶ崎駅で陣野氏に声をかけられ、加藤家まで歩く間に愉快な陣野家の様子を聞く。

奥さんの相田淑子さんは仏文学者で中央大学教授だが、陣野家では大学二年の息子さんと相田さんが、フランス語で会話する時間があるそうだ。

陣野氏も今年の春から、立教大学の特任教授に就任するとのこと、アカデミックな家庭と思いきや、陣野氏のみ微妙な立場らしい。

たしかに、著作は文芸評論か、ロック、ヒップホップ、サッカー関係だから、フランスとは縁が遠くなったのだろう。



「加藤さんの家に行くのは、いつも夏だったから、冬の加藤さんがイメージできなくて」と陣野氏。

加藤さんは、夏だとアロハシャツだが、冬はネルシャツかクルーネックのセーターである。


例によって、加藤家では、奥さまの文子さんの素晴らしい手料理が並んだ。

最初は二色玉子から。

澁澤龍彦さんと親交があった加藤夫妻は、正月2日の澁澤家の新年会に招かれていたそうだが、文子さんの二色玉子は好評で、毎年、リクエストされたのだとか。

それも当然という見事な出来だった。


お酒はビールから始まって、いつもならワインになるのだが、今回は10年ほど寝かせたままだったサントリー山崎12年の貴重なボトルからスペイサイドのシングルモルトである。

ジャパニーズ・ウィスキーの世界的な人気のため、山崎12年は今や店頭で見ることが出来ないが、加藤さんが出してくれたボトルは、瓶が現行のものとは違うし、味も違う。

まずは、藤沢さんが持参してくれた井上蒲鉾の梅花はんぺん、祟子ちゃんの西荻窪もぐもぐのハム、私とバンビが選んだ浅草今半の煮玉子にキッシュが前菜。


文子さんの新メニュー、鱈のコロッケが、また絶品で、酒の肴にうってつけだった。

平塚の里芋煮のあとは、丸山さんの餃子、そして、文子さんの牛肉の叩きと、恒例の人気メニューが続く。


加藤さんの駄洒落は相変わらず冴えているし、気心の知れたメンバーだけに話題も昔話から映画のこと、本のことと自由自在。

加藤さんが選曲した昭和歌謡をバックに、笑いが絶えないパーティーとなった。


L.L.ビーンのネルシャツとエディ・バウアーのサーマルシャツをいただいたが、藤沢、陣野氏もサーマルシャツをプレゼントされたので、次回は三人お揃いのエディ・バウアーで集まりたいものである。
posted by 城戸朱理 at 17:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

楽観の琥珀とパール

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ホテルで校正作業をして、それから散歩がてら昼食に出かけた。

夜はホームパーティーがあるので、バンビことパンクな彼女が「昼食は軽めに、ラーメンがいいんじゃないかな」というので、西麻布から立川に移転した楽観へ。


バンビは初めてだが、高級そうなクラブやカプセルホテルが入ったビルの一階に突然、ラーメン屋があるものだから、驚いている。

たしかに不思議なロケーションである。


楽観のラーメンは醤油ラーメンの「琥珀」と塩ラーメンの「パール」の二種類。

バンビはパールを、私は琥珀をオーダーし、揚げ餃子をもらった。


バンビはスープを口にしただけで目を丸くしていたが、パールは煮干しと昆布で取ったスープに岩塩とオリーブオイル、琥珀はゲンコツや鰹節のスープに木桶仕込みの醤油と、実に味わい深い。


中太のストレート麺なのに、スープがよく絡むのは、見た目より濃厚なのだろう。


チャーシューはかなり厚めで、煮玉子もメンマも異様な完成度。

最近のラーメンのイノベーションは凄いものがあるが、完全に料理となったラーメンとしか言いようがない。


近所には白菜タンメンの楽観も出来ていたが、西麻布の店も再開し、ロサンゼルスにまで支店をオープンしたというのだから、和食としてのラーメンの認知度が世界的に高まっているのが分かる。


「アメリカ人がこのラーメンを食べたら、あまりの美味しさにビックリするんじゃないかな」とバンビは言っていたが、たしかに驚きのあるラーメンだった。
posted by 城戸朱理 at 14:20| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月23日

吉増剛造さんのドキュメンタリー映画「幻を見るひと」、アイルランドの国際映画祭に正式招待決定!

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吉増剛造さんが岡崎の流響院を拠点に、四季の京都を旅するドキュメンタリー映画「幻を見るひと」(井上春生監督)が、
アイルランドの首都ダブリンで開催される第6回シルクロード国際映画祭に招待されることになった。


アイルランド政府の支援で設立されたシルクロード国際映画祭は、ヨーロッパ諸国、アラブ、中東、北アフリカ、アジアの映画を対象とするフェスティバル。


劇映画・ドキュメンタリー・ショートフィルム・学生映画の四部門から成り、昨年のドキュメンタリー部門は1200本の応募のうちから6本が選出されている。

「幻を見るひと」も、1000本を超える応募作のうちから、正式招待の6本のうちの一本に選ばれたことになる。



シルクロード国際映画祭は、3月上旬にダブリンで開催されるが、W.B.イェイツ、そしてジェームズ・ジョイスゆかりの街で、「幻を見るひと」のワールドプレミアが開催できるのは、この映画にふさわしい。


詳細は追って、公式ホームページのみならず、このブログで紹介していきたい。
posted by 城戸朱理 at 09:15| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ビストロさいとうで

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試写のあと井上春生監督と行ったのは、昨年の12月のロケのときに初めて入って感嘆したビストロさいとう。

バンビことパンクな彼女も、楽しみにしていたのである。


長時間の会議で全員、疲れていたので、喉を潤すべくビールで乾杯し、それからスパークリングワイン。

前菜にキャロットラペとレンズ豆のサラダをもらい、お目当てのジャンボマッシュルームのオムレツ。

バターが香り立ち、続けてトリュフの香りが鼻に抜けるオムレツは、味わい深いジャンボマッシュルームがたっぷりと入って、やはり絶品。

井上監督が「美味い」と唸り、バンビは「美味しい」と声をあげていた。


生のししゃものフリットは、干物とは違って、より淡白で、しかも玉子を持った雌ではなく雄なので、ししゃもの身の味がよく分かる。


牛肉を叩いてからラードで焼いた名物のビーフカツレツは、濃厚なドミグラスと相まって、赤ワインにぴったりだった。

このビーフカツレツは、御飯にも合うだろうな。


さらに井上監督が「お茶漬けみたいなものはありませんか」とビストロにあるまじきことを言い出したのだが、リゾットが美味しかったのを思い出し、クヌギマスのポアレ、わさびリゾット添えを頼む。

シェフは「リゾットだけ出しましょうか」と言ってくれたが、クヌギマスも絶妙の火入れなので、やはり正解だった。


私とバンビは最後までワインを飲んでいたが、井上監督はコーヒーとりんごのタルト、バニラアイス添えをオーダー。

味見させてもらったが、タルトも美味しかった。


男同士で飲んでいる人もいれば、子供連れで食事している人もいる。

きさくなシェフは、リクエストにも応えてくれるし、やはりいい店だ。
posted by 城戸朱理 at 09:07| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月22日

講演録・批評・エッセイ



1 月18日は、昨夜の豪雨が嘘のような晴天が広がった。

午前中に詩を一篇書き、それから昨年の古唐津についての出光美術館で講演録をチェックして、校正する。

これは出光美術館の館報に掲載される予定なので、楽しみだ。

2時に作業を終え、宅急便で送り出してから、次に「表現者クライテリオン」に寄稿した評論「エリオットにおける伝統と規範」のゲラの校正。


さらに織田憲継氏の椅子のコレクションが寄贈された北海道の東川町が刊行する『椅子』のためのエッセイを執筆した。

引用したのは中原中也の「海市の秋」(『山羊の歌』)。


「私はその日人生に、/椅子を失くした。」


詩人の心象風景が胸を打つ。

400字詰め原稿用紙3枚ていどという依頼だったので、6時に脱稿、この日の仕事は終わった。

翌日、19日にエリオット論のゲラをファックスし、椅子についてのエッセイを読み直してからメールして、バンビことパンクな彼女と東京に向かった。

車中で、来年度のテレコムスタッフ制作分CS放送番組5本の企画書を書く。


4時に井上春生監督と立川駅で待ち合わせて、ナタリア・ドーンにナビゲーターをしてもらった番組の試写。

ナレーション原稿のチェックと修正に4時間近くかかり、終了したのは8時を回っていた。


それから、井上監督と吉増剛造さんのドキュメンタリー映画「幻を見るひと」の公開などを打ち合わせつつ、ビストロさいとうで夕食。

ワシントンホテルにチェックインしたのは11時。

今回は三泊することになる。
posted by 城戸朱理 at 13:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月21日

こけし一家???

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バンビことパンクな彼女が、秋田、木地山系のこけしを見て、
「どこかで見たことがあるなあと思ったら、バンビに似ているんだよ! ということはバンビはこけしに似ているということだよ!」と言い出し、
前髪をパッツンと揃えたこけし風の髪形にして、生きているこけし=生(なま)こけしになって遊び始めてから、もう5年になる。


最近は、ようやく昭和の子供のようなこけし髪形は止めたものの、相手はパンク、油断してはいけない。

髪形を普通にするかわりに、こけしのピアスを買い込んだりと、いまだにこけしの怪しい影が身辺に落ちているのである。


ある日、気づいたら、居間のテーブルにこけしが並んでいるではないか!?

何なんだ、これは?


「こけし一家だよ!」
・・・

今まで見たことがない素朴なこけしも二体あるがーー


「それは山形県鶴岡在住の津軽系こけし工人、五十嵐嘉行さんの作品なんだよ!」
!!!

いつの間にそんなものを!?

「五十嵐工人はもう91歳とお年だから、なかなか手に入らない貴重なこけしなんだなあ!
仙台のこけし専門店で目が合ったから、連れて帰ってきたんだよ!」
・・・・・・



小さなこけしのピアスもあるし、こけしは一家になるほど増殖しているし、着々とこけし化が進行しているではないか。

こうなると、いつまた、こけし風の髪形にして、生きているこけし=生(なま)こけしになってしまうか分からない。


パンクだから仕方がないが、厳重な警戒が必要である。
posted by 城戸朱理 at 09:49| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月20日

スニーカーの時代





日本の靴・履物小売り市場は、この10年、1兆4000億円ていどで横ばい状態なのだが、スニーカーだけは、過去10年間で32.8%から43.8%と市場が拡大している。

実際、鎌倉で観光客の若者の足元を見てみると、コンバース・オールスターやアディダス・スタンスミスは、女子にまでタウンユースとして定着したのが確認できるが、どうやら1990年代以来のスニーカー・ブームが到来したようだ。



90年代のスニーカー・ブームはNIKEのエアマックス95やエア・ジョーダンといったハイテクモデルが牽引したが、現在のスニーカー・ブームは2014年に再発されたアディダスのスタンスミスから始まった。

スタンスミスに代表されるシンプルな白のスニーカーは世界的な流行となり、ハイブランドも参入、トム・フォードの白いパイソンのテニスシューズに至っては2490ドル、なんと30万円近いモデルまで登場したのは記憶に新しい。


おまけに、この白いスニーカー・ブームは真っ白なまま履くのがよしとされ、業界人は汚れ落としに躍起になっていたのが面白かった。



スニーカーのコレクターも増えて、今や世界のスニーカーの転売市場は60億ドル(約6730億円)に達するという。

カニエ・ウェストやファレル・ウィリアムスとアディダスのコラボレーション・モデルなどは千ドルから数千ドルと、定価の何倍もの高値で取引されているほどで、こうなるとスニーカーも財産になりかねない。

ただし、スニーカーは素材として使われているポリウレタンが空気中の水分と反応して加水分解を起こすため、保管しておいても10〜20年で、ボロボロになってしまう。

時限装置付きのようなものだが、何かに使えるわけではないフィギュアをコレクションする人もいるわけだから、鑑賞用にスニーカーを買う人がいても不思議はないのかも知れない。



私も白いスニーカーなら、アディダスのスタンスミス2足にコンバースのレザーのオールスター、レザーのジャック・パーセルを持っていて、ローテーションで履いている。



最近、注目しているスニーカーはスピングル。


広島県府中市の自社工場で、職人によるバルカナイズド製法によって作られている国産スニーカーだが、鎌倉にも店舗があるので、シーズンごとに覗いている。

バンビことパンクな彼女もスピングルの黒エナメルを愛用しているが、たしかに歩きやすい。


散歩するときにはスタンスミスを履くこともあるが、長距離を歩くときは、私はブーツ派である。
posted by 城戸朱理 at 10:50| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月19日

J.S. STAKE STANDで

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柳美里さんがミスタードーナツの麺類が好きとツイートしたことがあったが、鎌倉のミスタードーナツは、柳さんが南相馬に引っ越したあとに撤退し、かわりにハンバーガーショップになった。

セレクトショップ、ジャーナル・スタンダードを経営するベイクルーズ・グループのJ.S.BURGERS CAFEである。

自家製バンズにビーフ100%の氷温熟成パティを使ったアメリカ風の本格的なハンバーガーを出す店で、値段も一個1000円ほどと、ハンバーガーにしては高級店。

そして、昨年8月に、ハンバーガーショップの隣に、やはり同系列のステーキの店、J.S.STEAK STANDがオープンした。


さんざん歩いたあとだけに、お腹が空いたバンビことパンクな彼女が、「一度、入ってみなくちゃね!」。



「バンビくんは毎日、一万歩以上歩いているから、御褒美にステーキをご馳走してあげるといいんじゃないかな?」
・・・



というわけで、16日は、J.S.STEAK STANDで夕食を取ることにした。


内装はアメリカ風で洒落ているが、カウンターがメインのカジュアルなステーキハウスだった。


肉はサーロイン、チャックアイロール(肩ロース肉)、ハンギングテンダー(ハラミ肉の一部)、ラフカット(ランプ)の4種類で、それぞれ200gか350gを選ぶようになっている。

バンビと相談して、サーロインとハンギングテンダーの200gを。

さらにソースとトッピングを選ぶのだが、ソースはブラックグレービー醤油とブラウンダブルペッパークリーム、トッピングはマッシュポテト&ローストトマトにバターコーン&ソテードグリーンにした。


焼き方は聞かれなかったが、焼き上がりはミディアムレアである。


目の前で、ステーキにソースをかけてくれるのだが、溶岩プレートでソースが沸騰して香り立つパフォーマンスが楽しい。


アメリカの牛肉は、米国農務省によって、プライム、チョイス、セレクトなどの等級に分けられている。

この店の牛肉はプライムというわけではないが、赤身肉の旨みを味わうアメリカン・スタイルで、ソースが6種類もあるあたりは日本風と言えなくもない。


ビールはキリンとブルックリン・ラガー。

メニューにはないが、グラスワインもあるというので頼んでみた。



「んふ!
このお店はお散歩コースにあるから、とてもいいね!」
???

「ときどき、ステーキを食べるといいんじゃないかな!」
・・・・・・



バンビは、ときどきステーキを食べる気なのである。


J.S. STAKE STANDは手軽な店だから、たまにはいいか。
posted by 城戸朱理 at 10:47| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

空の色が変わっていく

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今年はラニーニャ現象の影響で、積雪も多いし寒さも厳しい。

降雪こそ、いまだにないものの、鎌倉でも昨年とは比較にならない寒さが続いている。


だが、1 月16日は、やや寒気がゆるんだ。


年が明けてから、何度も海岸に足を運び、漂流物を撮影していたが、紙焼きを整理をするかわたらで、ときおり、耳を澄ますことがある。

まだ、どんなささやきも書き留めてはいないのだが。


夕方、長谷から由比ヶ浜に出て、漂流物を探したり、貝殻を拾ったりしていたのだが、澁澤龍彦さんが石笛と呼んだ穴のある石が、目についた。

小さな貝が棲みついて、穴を開けた石である。


海辺の夕暮れの空の変化は、日によってまったく違う。

そして、空の色が昼から夜へと移り変わっていく夕暮れ時は、波が引いた水面にまで空が映り、夢幻のような景色が現れる。


どんなに寒い日でも、海岸には海を眺めている人がいるが、誰もがただ立ち尽くす時間。

思わずカメラを向けることもあるが、その景色はすぐに消えてしまう。



自分でも何を考えているのか分からない。

むしろ、言葉まで海風にさらわれてしまったような時間を過ごしているのかも知れない。
posted by 城戸朱理 at 10:32| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月18日

本好きのための時代小説〜平谷美樹の新刊

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本好き、とりわけ古書にも関心がある本好きは、ミステリーであれ何であれ、本が関係する本を好む傾向があるようだ。


TVドラマ化された三上延『ビブリオ古書堂の事件手帖』などがいい例だが、事件に古書がからむだけではなく、北鎌倉にある古書店の主人、篠川栞子が清楚な美人で古書通というあたりが、このシリーズの新機軸だろう。


もちろん、先駆的な作品としては、書誌学者、紀田順一郎による『鹿の幻影』『古本屋探偵の事件簿』『魔術的な急斜面』『第三閲覧室』など、一連の古書ミステリーがある。

こちらは、よりコアな古書好き向けで、『ビブリオ古書堂』のようにお洒落さや軽みは、欠片もない。

登場するのは、狂気を帯びた古書マニアばかりで鬼気迫るものがある。


私は、紀田順一郎の古書ミステリーを創元推理文庫で読んだが、古本屋で初版を見かけると、つい買ってしまう。


古書がらみといえば、梶山季之『せどり男爵数奇譚』も外せない。

「せどり」とは転売目的で本を買うことで、それに従事する者を「せどり師」と呼ぶ。

初版本ブームが起こった1970年代には、古書店をわたり歩いて転売を繰返し、ひと月で大卒の年収分を稼ぐような猛者もいたらしい。



一方、アメリカにも古書をめぐるミステリーがある。

元デンバー警察の刑事で古書店主となったクリフォード・ジェーンウェイが古書をめぐる事件を解決するジョン・ダニングの『死の蔵書』から始まる全5作のシリーズだ。

こちらはアメリカの古書事情が分かるあたりも魅力で、私も読み耽ったが、こうして考えると、古書をめぐるミステリーは、ときおり目にするものの、今や新刊書店に必ず棚があるほどブームの様相を呈している時代小説には、さすがに本は絡めにくいらしい。


そう思っていたので、出久根達郎『御書物同心日記』を読んだときには驚いた。

江戸城内にあって将軍家の蔵書を収めるのが、紅葉山文庫。

徳川幕府初代の徳川家康が無類の愛書家だっただけに稀本、珍本があふれ、三代将軍、家光のときに御書物奉行、御書物同心が置かれて管理・保護するようになった。


『御書物同心日記』は、御書物奉行の業務記録である『御書物方日記』をベースに書かれた連作短編集で、さすが元古書店主の直木賞作家ならではの着眼と唸ったのを思い出す。


紅葉山文庫を舞台にした小説は、出久根達郎さんでなければ書けないだろうと思っていたら、最近、また紅葉山文庫を舞台にする時代小説が登場した。


それが、平谷美樹『江戸城御掃除之者 地を掃う』(角川文庫)である。


文庫書き下ろし時代小説のブームのおかげで、かつてのように、町奉行所の与力や同心ばかりではなく、武士であれ町人であれ、
さまざまな職業が小説に登場するようになったが、平谷美樹さんの『江戸城御掃除之者』シリーズは、なんと江戸城本丸御殿を中心に、あたり一帯の掃除を任務とする武士の物語。

こんな仕事もあったのかと感心したが、その第二弾の『江戸城御掃除之者 地を掃う』の第一話「楓山秘閣御掃除御手伝の事』は、紅葉山文庫から紛失した書物をめぐる話で、そこに御掃除之者がどう絡むのかは、読んでのお楽しみ。

帯の「七人の侍が難題をスッキリ片付け」という惹句には思わず笑ってしまったが、本書に登場する「七人の侍」は、たしかに難問は解決するものの、お掃除をするだけなので、念のため。


また同じ作者による『草紙屋薬楽堂ふしぎ始末』(だいわ文庫)は、文政時代を舞台に、知恵者の女戯作者、鉢野金魚(はちの・きんとと)が、
事件の謎解きに迫るというシリーズで、こちらも江戸時代の出版事情に詳しく触れており、本好きにはお薦めの時代小説だ。
posted by 城戸朱理 at 09:03| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国分寺で飲む

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天使館から国分寺駅までは歩いても10分ていど。

興奮を冷ますべく、遠藤朋之氏と少し飲んでいくことにした。

とはいえ、まったく知らない街だから、店の見当がつかない。


店頭のメニューを見て、天松という店に入ったのだが、私好みの日本酒が揃っていた。

最初はビールで乾杯したが、この寒さだと、やはり熱燗が身体のすみずみまで沁みわたるようで、しみじみと美味い。

福島の大七、秋田の新政、青森の田酒と順番に燗をつけてもらう。


話題は、当然「暁ニ告グ」のことである。

アクシデントで、音楽なしの公演になったのも面白かったが、音楽ありの公演も見てみたいというのが一致した意見になった。


さらに、先月から書き続けている新作の何扁かを遠藤くんに披露して、詩のことも語り合った。



突き出しが、白身魚の煮凝りとカボチャの餡掛けだったので、料理も期待できる。

あん肝、牡蠣の天ぷら、海老芋の餡掛け、芝海老のかき揚げを頼んだのだが、バンビことパンクな彼女も、遠藤くんも牡蠣の天ぷらに感心していた。

たしかに、牡蠣は、フライではなく天ぷらにしたほうが酒の肴になる。

海老芋は遠藤くんのオーダーだが、私も好物で、これも酸味の強い新政によく合った。


遠藤くんに御馳走になってしまったが、ありがたいことである。
posted by 城戸朱理 at 09:01| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする