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城戸朱理のブログ

2019年11月01日

「レジブクロ」という名の革製バッグ

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衣類やレジ袋、食品の包装やトレー、食器から歯磨き粉、化粧品に至るまで、私たちの生活の至るところでプラスチックが使われている。

そして、プラスチックは廃棄すると微細に砕けていくだけで、半永久的に消滅することがない。

1mm以下のマイクロプラスチックになって、風に舞い、海洋を汚染していく。

マイクロプラスチックによる海洋汚染が生態系の破壊につながることが意識されるようになってから、世界的にプラスチックの使用量を減らす取り組みが始まっているが、
年間で900万トンのプラスチックゴミを出しているにもかかわらず、日本は、欧米に比べて明らかに対応が遅れている。

このまま、マイクロプラスチックの海への流入が止まないと、2050年には、海の全海洋生物を、海中のプラスチックの重量が凌いでしまうという試算もあり、マイクロプラスチックは、今や地球温暖化と並ぶ環境問題になっている。


日本ではまだスーパーでもコンビニでも、当たり前のようにプラスチックバッグが使われているが、エコバッグを持つとしても、プラスチック製では環境破壊の元になってしまう点で変わりはない。

布製を選ぶしかないが、薄手の布のバッグは貧相だし、革製となると小さくたたんで携帯することができない。


そんなときに出会ったのが、RENのバッグだった。

日本のブランドであるRENは、独自の加工法やカラーリングのオリジナルレザーのピッグスキン(豚革)やゴートスキン(山羊革)を使った革小物とバッグの工房で、とりわけ、革のなかでも、もっとも軽くしなやかなピッグスキンを使ったバッグは独特の風合いを持つ。

丸の内にもショップがあるのを知って、東京に出かけたときに寄ってみた。

消費税増税前に購入したのは、写真の豚革バッグで、商品名はなんと「レジブクロ」。

たしかにレジ袋と同じ形をしている。

エコバッグをいつも持ち歩いているバンビことパンクな彼女も欲しそうにしていたので買ってあげることにしたのだが、バンビには白を、私は黒を選んだ。


豚革は軽いだけではなく、使い込むにしたがって、馴染んでくったりと柔らかくなっていく。

「くったり」としか言いようのない柔らかさになるのだが、実にいい風合いになる。

丸めてバッグのなかに入れられるので、エコバッグとして使うだけではなく、大量に本を持ち運ぶときのサブバッグにもなるだろう。


豚革は唯一、国内で自給できるレザーだが、牛革や馬革に比べると傷が多く、個体差も激しいため、高級品には使われない。

それを逆手に取って、革本来の風合いを生かした物作りをしているところが面白い。

おまけに「レジブクロ」という商品名、洒落が効いているではないか。
posted by 城戸朱理 at 12:38| 骨董・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする