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城戸朱理のブログ

2019年11月08日

来年の手帳

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気づくと11月。

今年もあとふた月を残すのみになった。

3月から4月にかけては170余篇もの詩の草稿を推敲しつつ清書し、さらに新作の詩篇を書き下ろしたので、200篇近い未発表詩篇を抱え、
それを詩集にまとめようと思っていたのだが、夏があまりに暑すぎて、何かに集中することが出来なかった。

結局、7月から9月までの3ヵ月を酷暑にあえいで過ごしただけで、何も進まなかったが、もう夏には仕事をするのはあきらめるか、北海道のオホーツク海沿岸の街に滞在するしかないのかも知れない。


この時期になると、文具好きのバンビことパンクな彼女が来年の手帳を検討し始めるのだが、私の手帳もイギリスに注文してくれた。

スマイソンの手帳である。



革表紙は、好みの色と刻印を選べるので、今年は赤に椰子の樹の刻印にしたのだが、来年の手帳は緑の表紙にユニコーンを配してもらうことにした。

革製品は、どうしても黒を選ぶことが多い。

手帳まで黒い表紙のものにすると、鞄のなかが黒一色になってしまう。

カラフルな表紙の手帳だと鞄のなかでも目立つので、すぐに取り出すことができる。

日本には入荷していない縦長のモデルである。


130年もの歴史を持つスマイソン・オブ・ボンドストリートは、英国王室御用達の「ロイヤルワラント」を戴く老舗文具店だけに、本文紙は薄いのにペン書きしても裏に透けず、吸い付くような革表紙の手触りが、なんとも心地よい。


現時点でも、すでに来年11月のトーク、さらに再来年2月のシンポジウムの依頼を受けているが、再来年の分はともかく、来年の予定を書き込み始めた。

もっとも、私の場合、手帳を持っていてもメモすることを忘れてしまうことが多く、十全に活用しているとは言いがたいのだが。
posted by 城戸朱理 at 00:19| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鎌倉のイタリアン〜タベルナ・ロンディーノ、その2

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ロンディーノで嬉しいのは、メニューに定番で手長海老の香草焼きがあることだ。

手長海老(スカンピ)は淡水の海老で、身はほろほろと崩れ、味が濃く、私はあらゆる甲殻類のなかでも、もっとも美味しいもののひとつと思っているが、めったにお目にかかれない。

タイはバンコクのレストランで、炭火で焼いた山盛りの手長海老に出会ったことがあるが、そんな店が日本にもないだろうか。

バンビことパンクな彼女も手長海老は大好物だが、平井さん、菊井さんにも好評だった。


肉料理は、仔牛、仔羊、ホロホロ鳥のほかに、イタリアはトスカーナ地方、キアーナ牛のTボーン・ステーキがあったので、迷わずそれにした。

フィレとサーロインを同時に味わえるTボーン・ステーキは、量が多いため、あるていど人数がいないと頼めないが、4人いるのでちょうどよい。

キアーナ牛は、アメリカのアンガス牛、日本の松阪牛や前沢牛のようなブランド肉だが、和牛のような霜降りではないし、アンガス牛ほど濃厚な赤身でもなく、癖がなく、旨みはあるのにあっさりしている。

ステーキも塩とオリーブオイルでいただくのがトスカーナ風である。


食後は、ダブルエスプレッソ。

ドルチェは洋梨のタルト、パンナコッタなど何種類かを頼んで、取り分けた。


ロンディーノは来客があるときに使うことが多いが、海を見ながらワインが飲めるロケーションが素晴らしい。
posted by 城戸朱理 at 00:18| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鎌倉のイタリアン〜タベルナ・ロンディーノ、その1

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鎌倉では、フレンチよりイタリアンのほうが定着しやすいようだ。

フレンチが増えてきたのは、ここ十数年のこと。

私が行きつけにしているダイニング・バー、クルベル・キャンも料理はイタリアンである。


鎌倉のイタリアンでも老舗なのが、相模湾に臨む稲村ヶ崎のタベルナ・ロンディーノ。

1980年から40年近く営業している一軒家のレストランだが、私が最初に訪れたのは80年代なかば、もう35年ほど前のことになる。


田村隆一さんも、お気に入りの店で、二日酔いで何も食べられなくなったときでも、田村さんはロンディーノの娼婦風スパゲッティだけは食べることができたそうだ。

もっとも田村さんのことだから、二日酔いでもグラスワインを頼んだに違いない。

ちなみに田村隆一『ぼくの人生案内』(小学館)では、ロンディーノで撮影したダンディなマリン・ファッションの田村さんの写真が何点か掲載されている。



あれは忘れもしない、酷暑が始まった7月23日のこと。

「甕星」次号、舞踏特集の打ち合わせのため、編集の平井倫行さんと菊井崇史さんが鎌倉まで来てくれたので、ロンディーノにご案内することにした。

あまりに暑くて、テラス席には座っていられない。

冷房がきいた一階に席を取り、スプマンテで乾杯してから打ち合わせをした。


前菜は、実際の料理を見て好きなものを選べるシステムなので、パブリカのトマト煮、ひよこ豆、イイダコなど6種類を。

パスタは田村さんがお好きだった娼婦風とイカスミのスパゲッティを頼んだ。

イカスミ好きの菊井さんが「これは、生涯のベストワン・イカスミです!」と感嘆していたが、ロンディーノの料理は間違いなく美味しい。
posted by 城戸朱理 at 00:17| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする