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城戸朱理のブログ

2019年11月16日

ランチにクスクスを

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骨付きのラム肉に焼き色をつけてから、クミンやコリアンダーなどのスパイスで煮込んでいたら、匂いにつられてバンビことパンクな彼女がキッチンにやってきた。


「何を作ってもらえるのかな?
あれっ、クスクスみたいな匂いがするよ〜」


まさにクスクスを作ろうとしていたのである。

ラムにトマト、ズッキーニ、ニンジン、黄ピーマン、茄子などを加え、クスクスを蒸らして食卓へ。

デュラム小麦を粒状にした世界最小のパスタ、クスクスは熱湯で蒸らすだけで食べられるので、スパゲッティより手軽だから常備している。

ほかに赤ピーマンのトマト煮、マッシュルームのガーリック風味などを並べ、フルーツは葡萄を。


「ランチにクスクスなんて贅沢だね!
お昼から夕飯みたいだなあ!」


だがクスクスは、煮込み時間こそ小一時間ほどかかるが、スパイスさえ揃えておけば、さして難しい料理ではない。

おまけに野菜を美味しく食べることができる。


クスクスはフランスやイタリアでも、よく食べられているが、もともとはアラブ諸国の料理なので、豚肉は使わない。

牛や鶏でも作れるし、野菜だけでもいい。


私は羊肉の風味がクスクスには合うと思っているので、必ずラムを使うようにしている。


昔から羊毛業が盛んだった北海道では、肉といえば羊で、どの家庭にもジンギスカン鍋があるそうだが、北海道ほどではないにしろ、私の故郷の岩手でもジンギスカンは、比較的ポピュラーだった。

小岩井農場や白樺で有名な平庭高原で、両親と食べた記憶がある。

岩手は明治末期から羊毛を手染め・手紡ぎ・手織りしたホームスパンの産地で、花巻市の日本ホームスパンはフランスのシャネルに生地を提供している。

それだけに羊も飼われていたのだろうか。

北海道のように家庭でもよく食べるといったものではないが、ジンギスカンは、私も懐かしさを感じるもののひとつだ。

羊肉は、クスクスにするか、香草焼きにすることがもっぱらだが、羊肉には、彼方まで広がる草原の匂いがするような気がする。
posted by 城戸朱理 at 15:33| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする