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城戸朱理のブログ

2019年11月24日

夕食に葉山牛を焼いてみたら

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ここしばらく、わが家では私が食事の準備をしているが、野菜料理が多いものだから、バンビことパンクな彼女は、ときどき肉が食べたくなるらしい。


「城戸さんは頭を使うお仕事なんだから、もっとお肉を食べなきゃダメだよ〜」と、よく言っている。

本当は自分が食べたいのである。


もちろん、肉を使わないわけではない。

20日(水)のお昼には、きりたんぽ鍋を作ったのだが、ささがきのゴボウや舞茸だけではなく、鶏肉も使っている。

だが、バンビは料理の具材ではなく、肉単体の料理が食べたいわけだから、元町ユニオンで葉山牛を買ってきた。

ついでに、シャインマスカットや巨峰、ピオーネなど、いずれも千円超の見事な蒲萄が並んでいたので、ピオーネを選ぶ。


この日は、ブロッコリーを茹で、トマトはオリーブオイル、塩・胡椒で。

ほかに茸のガーリック炒め、小松菜の煮びたし、ピーマン炒め、焼き茄子、ひじき煮、それにフルーツが蒲萄(ピオーネ)。



お腹を空かして帰ってきたバンビは葉山牛を見つけて大喜びしている。


「思わず、葉山牛に微笑んじゃうなあ!」


何も肉に向かって、微笑まなくてもいいのである。


和牛A5等級、葉山牛のカルビは室温に戻しただけで、脂が溶け出してくる。

そのまま、握りにしてもよさそうなくらいだったが、軽く炙って塩・胡椒した。


バンビは玄米御飯で葉山牛を食べ、さらにピオーネを。


「プルーンかと思ったら、とっても大きい蒲萄だよ!」と驚き、いざ食べ出したら無言で次から次に皮を剥いているではないか。

どうしたのかと思ったらーー


「このピオーネは大きいうえに、枇杷みたいにむっちりして、とても美味しいから、城戸さんが気づく前に、いっぱい食べようと思ったんだよ!

でも、ちっちゃいから5個食べたら、お腹がぽんぽんになっちゃったんだなあ!」
・・・・・・


ちっちゃいからではない。

葉山牛と野菜と御飯を食べたからである。


葉山牛は口のなかで溶けるようで、たしかに美味しいが、濃厚なので、ひとり100gも食べられない。

そのうえでピオーネがとても美味しいことに気づいたバンビは、独り占めしようと急いで食べていたらしい。

そんなに焦らなくても、まだたくさんあるから大丈夫なのに。
posted by 城戸朱理 at 22:38| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鎌倉名物、鎌倉海老と葉山牛

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鎌倉には、これといった特産品がない。

手土産にするのなら、鉄板が豊島屋の鳩サブレ、ニューフェイスが紅屋のクルミッ子。

個人的なお勧めは、井上蒲鉾の梅花はんぺんと二色玉子、平松洋子さんもお気に入りのこ寿々(こすず)のわらび餅、ダイアモンド・ケークスのスコーンあたり。

鎌倉野菜は有名になったが、鎌倉で採れた野菜というだけで、下仁田ねぎや野沢菜、京人参のように種類からして違うわけではない。


バンビことパンクな彼女は「な〜んにもない、な〜んにもない、ちっちゃい、ちっちゃい〜」と勝手に鎌倉の歌を唄っているが、近年はテレビなどで、生シラスが頻繁に取り上げられるものだから、やたらとシラス丼を出す店が増えた。

別にシラスが悪いわけではないが、地元では喜んで食べるものでもないような気がする。



むしろ、特筆すべきは鎌倉海老と葉山牛だろう。

鎌倉海老は伊勢海老のことだが、江戸時代には西日本で伊勢海老、東日本で鎌倉海老と呼んだそうで、昔はずいぶん獲れたようだ。

吉田健一も鎌倉に住んでいたころ、魚屋に頼んでおくと、大皿に牡丹の花のように盛った鎌倉海老の刺身を届けてくれたことを書いているが、昭和もなかばから水揚げが減ってしまって、あまりお目にかかることがなくなってしまった。

それでも永井龍男、田村隆一らが通った小町の長兵衛という飲み屋では定番で、刺身か焼くかを選び、あとで頭を割って味噌汁に仕立てて出してくれたものだった。

鎌倉海老の味噌汁は、それだけで酒の当てになるが、残念なことに長兵衛も閉店してしまったので、今では、たまに魚屋で見かけることがあるだけになってしまった。


葉山牛は、その名の通り、鎌倉ではなく三浦半島で飼育されている黒毛和牛で、松阪牛や前沢牛と並ぶ品質を誇るが、飼育頭数が少ないため、全国に出回っているわけではない。

葉山牛を扱う指定飲食店も、ほとんど神奈川県内だから、知らない人のほうが多いだろう。

ただし、鎌倉だと元町ユニオンなどスーパーでも売っているし、小町通りのステーキハウス、マザース・オブ鎌倉でも食べることができる。


20日(水)に、若宮大路ぞいの元町ユニオンの3階にあるユアーズで髪を切ったので、ユニオンで買い物したのだが、葉山牛を買って夕食に焼くことにした。

葉山牛のカルビは、焼く前に室温に戻すために、オイルヒーターのそばに置いておくだけで脂が溶け出してくる。
posted by 城戸朱理 at 22:38| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

mad bambiの骨董、その3

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骨董屋を回っているとき、私が見過ごしてしまったものをバンビことパンクな彼女が取り上げることがある。


古伊万里の赤絵輪線文蓋付茶碗もそのひとつ。

江戸中期のものだが、「これにかぶら蒸しを盛り付けたら美味しそうだよ!」とバンビが言うので求めることにした。


伝世品の天目茶碗は瀬戸で焼かれたもの。

これも古伊万里茶碗と同じく、江戸中期まで上がりそうだが、使い込んだ肌が気に入ったバンビが「城戸さんはお茶碗をたくさん持っているけど、バンビはないんだよ。これでお茶を点てるから買ってあげて!」と騒ぐので買ってあげたもの。

バンビは、この茶碗でお薄を点てては「ちゅーっ!」と喫している。


古伊万里は東寺に近い骨董屋で、瀬戸の天目茶碗は寺町の骨董屋で求めたものだが、パンクには珍しく、まっとうな買い物と言えそうだ。
posted by 城戸朱理 at 11:35| 骨董・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする