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城戸朱理のブログ: 定額給付金について、その2

2008年11月22日

定額給付金について、その2

そもそも、今回の定額給付金は、
1999年の地域振興券(7000億円)に
味を占めた公明党の発案で、
もともとは創価学会の婦人部と青年部が主唱し、
福田内閣のときに提案されたものだという。

道理で、不況だから現金で還元をという発想は、
政治的というよりは、奥さま的な発想である。

しかし、すでに語ったように、
生活支援なのか、景気対策なのか、
位置付けが曖昧なうえに、
生活支援だとしたら焼け石に水だし、
景気対策としては効果が見込めないとあっては、
選挙のための人気取りとしか思えないのは、
いかんともしがたいところで、
それを真っ向から批判したのは、
国民新党の亀井静香氏だった。

かつて、埼玉県警で捜査二課長をしていた亀井氏、
「定額給付金は生活支援でも景気対策でもない。
選挙買収だ。」と手厳しい。

「これだけ大がかりな選挙買収事案はない。
国家権力と国民の税金を使って、
国民を丸ごと買収しようとしている」というのが亀井氏の主張で、
「東京地検特捜部は令状を請求すればいい。
大がかりな買収に加えて、3年後には消費税で
その何倍も回収するという、詐欺罪が付いて複合罪だ」と
麻生政権を批判した。

たしかに、給付金と言われると、
思わぬお小遣いをもらえるような気になってしまうが、
もともとは、私たちが納めた税金であり、
そのごくごく一部が減税で戻ってくるだけのことである。

これでは、生活支援や景気対策はもちろん、
選挙対策にもなっていない気がするが、
たしかに、候補者が有権者に金銭を渡したら、
選挙違反であり、犯罪を構成するわけだから、
それを政府が堂々とやるのなら、
1万2千円ていどではなく、
もっと徹底した所得税の減税でも、してもらいたいところである。

あるいは、半端な人気取りのための減税などではなく、
破綻しかかっている年金や健康保険を再建するための、
抜本的な税制改革こそが、本当は必要だろう。

ちなみに友人に、給付金が出たら、
何に使うかを聞いてみた。

「一回、飲みに行って、終わりかな」と伴清一郎画伯。

彼女は「いつも貰うお小遣いより少ないからね、
市民税を払う足しにするよ」。

そして、私の給付金を自分のお小遣いにしようと
企んでいるのは言うまでもない。
posted by 城戸朱理 at 08:21| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする