
私の2冊目の詩論集『戦後詩を滅ぼすために』が、
今年の2月末に刊行されてから、
メディアに最初に出た紹介は、
安藤元雄「戦後詩とは何だったのか」
(「読売新聞」3月18日)、
次いで、富岡幸一郎「新たな創造への確信と覚悟」
(「産経新聞」4月7日)だったが、
その後、私自身へのインタビュー「私のいる風景」
(「読売新聞」4月19日)が掲載され、
「週刊読書人」5月23日号には、
和合亮一氏による書評が掲載されるとともに、
「現代詩手帖」8月号では、
笠井嗣夫・石田瑞穂・森悠紀三氏による書評特集が組まれた。
著者としては、こうした反響に、
それなりの手応えを感じるとともに、
次の仕事に背中を押される気持ちにもなるが、
すでに『潜在性の海へ』『戦後詩を滅ぼすために』に続く、
詩論集3部作の完結篇となる『都市の文書』は、
入稿できる状態になっているし、
『潜在性の海へ』のあと、
2005年から今日に至るまで、執筆してきた詩論も
4冊目の詩論集『アンティ・コスモス』を編むのに足る枚数になりつつある。
また、「天為」編集長、対馬康子氏を始めとして、
何人かの俳人から、俳句の現在を考えるための
アクチュアルな詩論として
受け止める評が俳句誌に発表されたのも嬉しい反響だった。
さらに刊行されたばかりの「交野が原」65号には、
「『戦後詩を滅ぼすために』によせて」という副題を持つ、
岡本勝人氏のエッセイ、「城戸朱理と東北盛岡」が掲載されている。
このエッセイは、書評であるとともに、
詩的風土としての東北を考察するもので、
私にとっても、たいへんに興味深いものだった。(つづく)
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