2回分の選評を執筆、原稿を送った翌日は、
掲載作品を送り出し、鶴岡八幡宮まで散歩して、
あさ月にふらりと立ち寄り、
生牡蠣、締め鯖で燗酒、
さらに赤貝をヒモはキュウリと巻物に、身は握ってもらった。
しみじみと熱燗が似合う季節になった。
さらに袈裟丸屋に寄って、焼酎のお湯割り。
しみじみとお湯割りがうまい季節でもある。
翌日は、鎌倉文学館の「鎌倉と詩人たち」展のために、
満寿屋の原稿用紙に自作をペン書き。
すでに活字になった自分の詩を、
あらためて手書きしているのだから、
よくよく考えると、不思議な話である。
京都で買った端渓硯で古墨を磨ったのだが、
色紙までは手が回らず、後日を期す。
夕方、寄贈する自著と自筆原稿を持って、駅前のルノアールへ。
鎌倉文学館の宮崎京子・大野絵里佳両氏と待ち合わせて、
受け渡しと打ち合わせ。
さらに、あさ月に席を移し、
寿司をつまみながら、飲みつつ、
ときどき取材を受ける。
おまけにマイクスに寄って、
ローストビーフとカクテル。
かなり酔っ払ったが、
酔っ払って、ふらふら歩くには、
本当にもってこいの季節である。
蘭陵の美酒 鬱金香
玉椀 盛り来る琥珀の光
(蘭陵の美酒は鬱金香のように香り、
玉の椀に盛って来れば琥珀色に光る)
李白の客中作、つまり旅先で詠んだ詩だが、
酒を歌わせたら、やはり漢詩がいちばんだ。
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