彼女が金魚すくいで、すくってきた4尾の金魚のうち、
生き残っているのは、「まぐろ」と「もみじ」なのだが、
まぐちゃんこと「まぐろ」は雌、
モミーこと「もみじ」は雄である。
最初は、まぐろが餌をバクバク食べまくり、
ぷりっと太ったメタボ金魚となって、
もみじを突つき回していたのだが、
ふと気づいてみたら、もみじが成長し、
やたらと大きくなっていたのである。
今年、孵化した稚魚のなかでは
大きいほうの「稚魚大海(ちぎょたいかい)」や
「稚魚富士(ちぎょのふじ)」でさえ、
もみじの尾びれより小さいし、
全長はまぐろの2倍以上、容積はまぐろの5倍はありそうだ。
「モミちゃんは、水を換えるときに、
捕まえられないくらい大きくなったんだよ。
ホントは鯉なんじゃないかな?」
・・・
金魚である。
「でも柳美里さんも、モミちゃん、
おっきいねって感心してくれたよ」
柳さんが感心しても、
たんに大きくなった金魚であって、
鯉ではないのである。
現在、大きさだけだと、
もみじ・稚魚一(ちぎょかず)・まぐろの順だろうか。
一昨年に孵化した稚魚一は、いつもぼーっとしている。
こいつは金魚のニートか?
はたまた、長男だから、おっとりしているのだろうか?
そもそも、金魚に長男も次男もないか。
もみじが巨大化した結果、もみじが泳ぐと、
水圧でまぐろが端に追いやられるほどになった。
突つかれたら、どう見ても、まぐろが不利である。
突進好きなまぐろの覇権(パックス・ツナ?)も、
どうやら終わりらしい(?)。
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