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城戸朱理のブログ: 再び、漂流物と出会うとき

2013年11月03日

再び、漂流物と出会うとき

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南相馬のFM番組「柳美里のふたりとひとり」収録のとき、柳美里さんが、私の『漂流物』(思潮社)を紹介してくれ、さらに漂流物の話になった。


これは、『漂流物』のなかでも触れているが、東日本大震災の津波でさらわれた瓦礫は、
2500万トンと推測され、20万平方メートルもの巨大な島となって、太平洋上を漂流している。

この瓦礫の島は、アメリカに流れ着いたあと、アラスカ海流に乗って北上するものと、
カリフォルニア海流に乗って南下するものに分かれ、約10年をかけて北太平洋を一周して、再び日本に帰ってくるのだという。

つまり、2021年ごろから、私たちは、日本の海辺で、東日本大震災の瓦礫と出会うことになるのだ。


私は、これからも折りを見ては、海岸を歩き、漂流物を探すことだろう。


そして、2021年から、帰ってきた漂流物のささやきに耳を澄ますことになるのだろう。

それが、はたして一冊になるかどうかは分からないが、もし、次の『漂流物』を編むとしたら、そのときしかないのではないかと思っている。
posted by 城戸朱理 at 08:22| 城戸朱理の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする