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城戸朱理のブログ: スニーカーらしいスニーカーとスニーカーらしくないスニーカー

2015年10月31日

スニーカーらしいスニーカーとスニーカーらしくないスニーカー

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スニーカーがアスリート用としてではなく、日本で市民権を得たのは、1980年代のことだった。

今や、年齢を問わず、愛用されているが、そうなるとスニーカー専業メーカーのみならず、アパレルメーカーも参入するようになるのも当然だろう。


驚いたのは、20年ほど前だったろうか、エルメスがスニーカーを発表したときである。

ハイブランドの代名詞、エルメスのスニーカーというだけでも意外だったが、約10万円と、値段もスニーカーのものとは思えない。

イタリアの名門サントーニ製だったが、スポーツ用ではなく、完全にタウンユースに特化したスニーカーの登場だった。

同時期に、PRADAもスニーカーを発表し始めたが、こうした高級スニーカーに対して、スポーツメーカーとのコラボレーションを試みるデザイナーも現れた。

最初は、ジル・サンダーとプーマのコラボだったように記憶しているが、見た目は、アスリート用のプーマそのもので、スニーカーらしい顔をしている。

こうしたスニーカーらしいスニーカーの流れは、その後も続き、近年もジョルジオ・アルマーニがミズノやリーボックとのコラボを発表したり、コム・デ・ギャルソンが、コンバースとのコラボを発表したりしているが、
アパレルメーカーが作るスニーカーは、スニーカーに見えないスニーカーとスニーカーらしいスニーカー、ふたつの流れが生じたことになる。


ロケに立ち会うためにスニーカーが必須という日々が続いたので、私もスニーカーを履く機会が増えた。


コンバースやアディダス以外に愛用しているものもある。



最初の写真の、革靴にしか見えない黒のガラスレザーの一足は、PRADAのスニーカー。

このスニーカーは、15年ほど愛用しているが、ストレートチップ型で、スーツやジャケットに合わせても違和感がないから、旅行や出張のときは重宝する。


ライトブルーのウィングチップは、なんと、革靴と同じ工程で職人が作ったアッパーにスニーカー用のホワイト・ソールを搭載したもの。

クラシコ・イタリアの靴ブームを牽引したイタリアきっての靴職人、ステファノ・ブランキーニによるものである。


黒のヌバックに鮮やかなコバルトブルーのソールの一足は、ジョルジオ・アルマーニで、これも一見したところ、スニーカーには見えない。

ジャケットにも合わせられる汎用性の高さが旅行向きだ。



次の写真は、スニーカーらしいスニーカーの一群。


黒のハイカットは、コンバースにしか見えないが、ルイ・ヴィトンである。

コンバースが、レザー製でもトウ部分はキャンバス製と同じくゴムなのに対して、ヴィトンはオールレザー。

型押しのレザーの質感がいいし、サイドジップで、ハイカットなのに着脱が容易というあたりが気に入って購入した。

今回の京都吟行にも履いて行ったが、ベルリンでは、このスニーカーで子供とサッカーをしたっけ。


もう一足、当たり前なフォルムの黒のロウカットのスニーカーは、GUCCI。

アッパーは、光沢があるナイロンとレザーのコンビで、GUCCIのモノグラムがナイロンアッパー部分にプリントされているが、黒地に黒のプリントなので目立たないのがいい。

ところが、ほとんど履く機会がないのは、なぜなんだろう?


オレンジのハンドペイントがトウにほどこされた白のスニーカーは、PRADAのセカンドラインのmiumiuで、シューレースは、白とオレンジの2種類が付いている。

miumiuは、メンズから撤退したので、もう新作にはお目にかかれないのが残念。


白のシンプルなパンチング・レザーのスニーカーは、PRADA。

これはかさ張らないので、出張のときなど、トランクに突っ込んで、ホテル内で愛用している。
posted by 城戸朱理 at 08:26| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする