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城戸朱理のブログ: コンビニで買った文庫本

2015年12月18日

コンビニで買った文庫本

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コンビニには、雑誌のほかに若干の文庫本も置かれている。

私が興味を引かれるようなものは滅多にないが、先日、なんと白洲正子『なんでもないもの』(角川ソフィア文庫)が平積みになっていた。

コンビニで白洲正子とは、さすがに驚かざるえない。

しかも、内容は青柳恵介篇による骨董エッセイ。

はたして、コンビニで売れるような本だろうかと思ったが、これは鎌倉ならではの選択なのだろうか?

内容的には、読んだことがあるエッセイがほとんどだったが、こうしてまとまってみると、また別の発見があるものだ。


ちなみに、白洲さんの隣にあったのは、木下半太『GPS:鎌倉市役所 消えた大仏』(PHP文芸文庫)。

こちらは、心霊現象をモチーフにしたエンターテイメントで、京都と鎌倉の市役所だけにある心霊相談課の職員が主人公。

もちろん、鎌倉市役所にそんな部署は存在しない。

心霊相談課は、幽霊が出るという噂で困っている不動産屋や心霊商法にひっかかった市民などの苦情相談を引き受ける部署という設定になっていて、いかにも幽霊が出そうな古都(?)ということで、京都と鎌倉が選ばれたのだろう。

京都と鎌倉は、たしかに幽霊話が多いのは事実だが――。


第一作の『GPS:京都市役所 魔性の花嫁』は、京都、太秦の東映撮影所をモデルにした映画撮影所が舞台。

第二作は舞台が鎌倉になったので、コンビニにまで並んだのだろうが、白洲正子との取り合わせが何とも珍妙で、面白かった。

白洲さんのエッセイとともに買ってきて読んだうえに、GPSシリーズの第一作も読んでみたのだが、コンビニのおかげで、不思議な読書をすることになった。
posted by 城戸朱理 at 15:57| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする