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城戸朱理のブログ: 吉増剛造さんとごだん宮ざわへ、その2

2016年01月31日

吉増剛造さんとごだん宮ざわへ、その2

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お造りは平目で、鬼下ろしの大根にシソの花と海苔を散らし、吉野葛でとろみをつけた土佐醤油が掛け回してある。

器は北大路魯山人の代表作、染付け福字皿だが、このひと皿、お造りの次元を超えた創作料理と言えるだろう。

やはり魯山人の備前皿で出された焼き物は、金目鯛。

身はふうわりとぎりぎりの加熱で、皮目だけはよく焙って、旨みを最大限に引き出している。

焼魚とひと口に言っても、これだけ違うのだから、料理は面白い。


名物の焼き胡麻豆腐は、白胡麻をたっぷりあしらったオリジナルのものが出た。

おしのぎは、カラスミ蕎麦ではなく、自家製カラスミを惜し気もなく切って蒸し上がったばかりの餅米に乗せたカラスミの飯蒸しである。

何度いただいても絶品で、井上春生監督とバンビことパンクな彼女は、至福の表情で少しずつ、摘まんでいる。

あっという間に食べ終えたのは、吉増さんで、吉増さんは酒杯を傾けるペースも私と変わらない。


「春夏秋冬と来ていると、故郷みたいだね」と吉増さんはおっしゃっていたが、京都の空気に身体が馴染んできたのだろう。


揚げ物は、蒸しアワビとバチコの天ぷらを、尾形乾山の銹絵長皿で。

バチコは珍味中の珍味だが、これだけで徳利、一、二本は飲めそうだった。
posted by 城戸朱理 at 08:05| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする