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城戸朱理のブログ: ルイ・ヴィトン展から川端康成展へ

2016年06月12日

ルイ・ヴィトン展から川端康成展へ

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6月9日は、目まぐるしかった。

7時に起床、まず「毎日新聞」書評欄のコラム「昨日読んだ文庫」を執筆する。

書き上げてメールし、続けて「岩手日報」の投稿欄「日報文芸」の選評2回分を書き始めた。

11時に書き終え、入選作を宅急便で手配して、小憩。

着替えてバンビことパンクな彼女と東京に向かった。

車中では「現代詩手帖」吉増剛造特集カラーページの原稿を執筆。

車中で、4ページのうち3ページ分を書き上げることが出来た。

2時半に麹町の「空へ、海へ、彼方へ――旅するルイ・ヴィトン」展特設会場に到着。


1997年にマーク・ジェイコブスをアーティスティック・ディレクターに迎え、プレタポルテを事業に加えてから、ルイ・ヴィトンはファッション・ブランドのイメージが強まったが、19世紀の木枠の船旅用のトランクから新作まで、その歴史は、やはり旅とともにあったことが分かる。

実に面白い展示だった。


ひと回りして、カフェでコーヒーを飲みながら休み、「現代詩手帖」の原稿を携帯で書き上げ、バンビのPCに送る。

バンビが原稿を20字詰めに流し込み、その場で藤井一乃編集長にメールして、この日の原稿は終わった。


さらに赤坂見附から丸の内線で東京駅に移動し、ステーションギャラリーの「川端康成コレクション 伝統とモダニズム」展へ。


川端康成と東山魁夷の親和性が高いのは納得できるが、意外なことに古賀春江の作品も多い。

なるほど、伝統とモダニズムが、川端さんのなかでは共存していたらしい。

それにしても、絵画や彫刻から古美術まで、質量ともに素晴らしいコレクションで、川端康成が「ヴィジオネール(見る人)」だったことを改めて確認した展覧会だった。


東京駅地下街のエビス・バーで喉を潤して帰宅。


翌日、10日は、早起きして「俳壇」と「法政文芸」に依頼された詩作を試みるも、不発。

詩稿を持って、フェリス女学院大学に向かう。

講義を終えて、そのまま鎌倉に戻り、着替えて、今度は高田馬場に向かった。


この日は島村輝教授の誘いで、石田瑞穂くんにも声をかけ、吉岡実『薬玉』を英訳したエリック・セランドさんと横浜で会うことになっていたのだが、急に「詩と思想」の詩論特集の座談会が入ってしまったのだ。


司会は小川英晴さん、顔ぶれは、朝日新聞社記事審査室幹事で『安倍官邸と新聞』(集英社新書)や『安倍晋三「迷言」録』(平凡社新書)などの著作を次々と刊行している徳山喜雄さんに私である。

ジャーナリストを交えて、詩論特集の座談会とは、いかにも小川さんらしい奇想としかいいようがない。

どんな座談会だったかは、誌面を見てもらうことにして、打ち上げは小川さん行きつけの青柳で。

お造りやふぐの白子、おつまみ筋子、鯵フライなど実に美味な肴で酒を酌み交わし、歓談のときを過ごす。

なんとも愉快なひとときで、終電を逃しそうになり、結局、高田馬場からタクシーで鎌倉に帰った。


翌日は、二日酔いのまま、相模大野の女子美術大学へ。

あわただしい日々が続くが、詩論集の入稿作業も少しずつ進めているし、達成感がある。
posted by 城戸朱理 at 12:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする