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城戸朱理のブログ: KENTARO KUJIRAI ソロ公演「灰のオホカミ」

2016年11月19日

KENTARO KUJIRAI ソロ公演「灰のオホカミ」

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それは、身体と言語が交錯する未知の領域の踊りだった。


鯨井謙太郎(正しくは良扁に邑)の初ソロとなるダンス公演「灰のオホカミ」は。


始まりは、むしろ静かで、照明のなかに浮かびあがるダンサーの肉体は、さらに研ぎ澄まされ、長髪のせいもあって、舞踏神・土方巽の姿がだぶる。


鯨井謙太郎が、笠井叡の天使館の門を叩いてから、14年。

オイリュトミーで作られた身体による彼のダンスは、新たな局面に達したようだ。


たとえば、スサノオを踊る鯨井謙太郎は、たしかに鬼神の姿だった。

しかし、「灰のオホカミ」で、彼は激しさだけではなく、苦悩を踊った。

北欧神話を語りながら、世界の創世を。

さらには、ラグナロック、神々の黄昏を前にして、現れる狼を。


それは、世界が終わりを迎えようとするときの、肉体的な表現にほかならなかったのではないだろうか。
posted by 城戸朱理 at 12:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする