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城戸朱理のブログ: トランク、ついに壊れる

2017年01月13日

トランク、ついに壊れる

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東京のホテルからトランクを宅急便で送り返し、鎌倉に届いてみたら、本体に亀裂が走っていた。


2013年にフィンランドから帰ったら、角が割れていたので修理に出し、2015年にハワイだったがニューヨークだったか忘れたが、海外から戻ったら、今度は取手が取れたので直し、騙し騙し使ってきたのだが、どうやら寿命らしい。


このトランクは、ドイツのリモア社のサルサで、発売直後に、バンビことパンクな彼女が、誕生日プレゼントに買ってくれたものだから、もう15年ほど酷使したことになる。

海外が20回以上、国内に至っては旅行、出張、さらにはホテルでの缶詰と100回以上、使ったのではないだろうか。


トランクの亀裂を、バンビに見せたら――


「ぼく、トランクだよ」
・・・

いきなり、トランクになってしまった――

「お腹がさけちゃったんだよ」

パンクだから、なんでも、お遊びのネタにしてしまうのである。

「だから、こうやって、しゃべることが出来るようになったんだなあ!」
・・・・・・

別にトランクが、しゃべれなくてもいいのである。


ともあれ、私にとってトランクは必需品だから、新調しなければ。

「でも、唐津くんちのステッカーが勿体ないね!」

飛行機をよく利用する人なら分かるだろうが、トランクのメーカーは限られているから、空港で受け取るとき、見分けがつくようにステッカーを貼ったりして、カスタマイズする必要がある。

私のトランクには、唐津で買った「唐津くんち」のステッカーが貼ってあるのだが、これは、諦めるしかない。

唐津神社の秋季例大祭である唐津くんちは14の曳山が町を練り歩くのだが、この曳山は、乾漆によって江戸時代から明治初期に作られた工芸品で、赤獅子、青獅子、金獅子、飛龍など神話的なモチーフや、酒呑童子と源頼光の兜、源義経の兜、上杉謙信の兜、武田信玄の兜など、勇壮なものが多い。

そのなかで小学生のいちばん人気は、魚屋町の曳山の鯛。

鯛は――たんなる「お魚」である。

龍や酒呑童子に混じって、ただの「お魚」が曳山になっているところが傑作だし、これが実にかわいい。

唐津くんちを見に行くのは、私の夢のひとつである。


新しいトランクは、またリモアを買うか、グローブトロッターにするか、迷っているのだが。
posted by 城戸朱理 at 15:46| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする