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城戸朱理のブログ: ドキュメンタリー映画「幻をみるひと。A tougne of Water 詩人、吉増剛造」(井上春生監督)完成間近!

2017年02月27日

ドキュメンタリー映画「幻をみるひと。A tougne of Water 詩人、吉増剛造」(井上春生監督)完成間近!

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川端康成が滞在して『古都』を執筆した京都、岡崎の真澄寺別院・流響院を舞台に、吉増剛造が、京都、ひいては日本の古層に触れながら歩いていくドキュメンタリー映画「幻をみるひと。」が、井上春生監督の尽力によって編集を終え、仕上げに入っている。


これは、2015年春から16年冬にかけて、春夏秋冬の京都を訪れた詩人を撮影し、四本のCS放送番組を制作するとともに、番組放送に先だって、全素材を使って映画化を試みたもの 。


春には醍醐寺を、夏には貴船神社を、秋には『古都』の舞台でもある北山杉の産地、中川地区を、そして冬には大徳寺と妙心寺を訪ね、吉増さんは言葉を紡いでいく。


京都は、その地下に、琵琶湖に匹敵するほどの豊かな伏流水をたたえている。

今にして思うと、吉増さんの旅は、その水と出会うものでもあったように思う。

それだけに、井上監督が最終的に「A tounge of Water」という英題を選んだのもうなずけるところがあるのだが、吉増さんにとって、京都の旅は、触手のような「水の舌」に触れ、「水の言葉」を聴き取ることでもあった。


夏に、京都の水神たる貴船神社を訪れた吉増さんは「惑星に水の樹が立つ、という詩が書けるかもしれないなあ」と呟いたのだが、
映画のクライマックスは、冬の妙心寺法堂、狩野探幽による天井画・雲竜図の下で、吉増さんが新作「惑星に水の樹が立つ」を朗読する場面だろうか。


このドキュメンタリー映画は、ハグマシーン制作、プロデューサー・監督が井上春生氏、私がエグゼクティブ・プロデューサーをつとめる。

また、アシスタント・プロデューサー&スチールとして参加した小野田桂子による写真が、ポスターを飾ることになるだろう。


現在、英語字幕を制作中で、完成したら国際映画祭への出品を考えているのだが、改めて、映画祭について調べてみたところ、驚くべき現実に行き当たった。

映画祭は、なんと日本国内だけでも120も(!)開催されており、「国際」を冠した映画祭も少なくない。

これが、世界となると数百、あるいは千を超えるのではないだろうか。

そのうち、権威があるとされているのは、国際映画制作者連盟(FIAPF)公認の映画祭で、カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアを三大映画祭、これにロカルノを加えて四大映画祭と呼ぶことがある。

北米大陸なら、最大規模を誇るのが、やはりFIAPF公認のモントリオール世界映画祭、インディペンデント映画を対象とし、ロバート・レッドフォードが主宰するサンダンス映画祭などがあるが、ドキュメンタリー部門がない映画祭も多いので、現在、井上監督と検討中である。


公開は、今秋になる予定。

詳細は、追って、このブログでも紹介していくので、御注目あれ!
posted by 城戸朱理 at 09:05| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする