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城戸朱理のブログ: つくしを摘んで

2017年03月25日

つくしを摘んで

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鎌倉では、あちこちにつくしを見かけるようになった。

龍子さんによると、澁澤龍彦先生は、つくしを摘むのがお好きだったとか。

春に澁澤邸を訪ねると、龍子さんは必ずつくし料理を出して下さるが、生前の澁澤先生は、若い編集者が来ると、見たことがないだろうと、得意気につくし料理を振る舞ったそうだ。


つくしは、袴を取るのが大変で、指が黒くなるが、これは指に酢をつけながらやるといいらしい。

下処理が終わったら、胡麻油で炒めたり、梅肉と和えたり、玉子とじにしたりする。

春の味覚のひとつだが、それ以上に、つくしは、野原や土手に、ぬっと出ている感じが面白い。

漢字だと「土筆」になるが、たしかに地面に筆を立てたかのようでもある。


田鼠の穴からぬつと土筆かな(小林一茶)


土筆は春の季語。

古句には「つくづくし」とも詠まれている。
posted by 城戸朱理 at 11:53| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする