サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jp のロゴ
城戸朱理のブログ: 春のごだん宮ざわ、その1

2017年04月11日

春のごだん宮ざわ、その1

IMG_5970.jpgIMG_5967.jpgIMG_5974.jpgIMG_5977.jpgIMG_5979.jpg



夕食は行きつけの「ごだん宮ざわ」に予約しておいた。

カウンター8席、個室5席という小体な店だが、ミシュラン・ガイドを始めとして、雑誌などメディア露出が著しく増えたため、予約が取りにくくなったのは、喜ばしくも悩ましい。

この日は、御家族とおぼしき中国の観光客6人連れがカウンターを埋め、私はいちばん右端の席に座った。


目の前には本阿弥光悦のお軸に尾形乾山の香炉。

いちばん好きな席である。


まずは、福井の早瀬浦を一献。

先付けは、軽く焙った本ミル貝にコゴミとフキの土佐酢がけ。

まさに春の味覚で、器は明末清初に中国、景徳鎮で焼かれた初見の古染付輪線文皿である。

この日の器使いは、古染付が中心だった。


お椀は、筍とハマグリにワカメで、山椒が香り立つ。

続くお造りも古染付の網手文皿。

無農薬の藁で焙った初鰹に石鯛、北海道産の塩水ウニに、山口県安岡特産の地ネギとミョウガをあしらい、吉野葛でとろみをつけた土佐醤油が添えられている。

たんなるお造りを超えた創作料理で、御主人の宮澤政人さんならではの工夫が嬉しい。


焼き物は、金目鯛の若狭焼き。

若狭焼きは、醤油と酒を合わせて掛け回したものだが、金目鯛によく合っていた。


器は、尾形乾山の銹絵角皿で、これも初めて見る器である。
posted by 城戸朱理 at 11:06| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする