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城戸朱理のブログ: 笠井叡「白鳥の湖」へ

2017年08月10日

笠井叡「白鳥の湖」へ



7月30日は、日暮里のd-倉庫に、笠井叡さんの演出・振付・出演による「白鳥の湖」を見に行った。

これはダンス・フェスティヴァル「ダンスがみたい!」の19回目、10組のダンサーとカンパニーが「白鳥の湖」を踊るという企画の最終公演。


出演は笠井叡さんとバレリーナの篠原くららさんで、音源はアンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団(1976)が使われていた。

古典バレエの方向を決定した感さえあるチャイコフスキーの名曲をバックに笠井叡が登場、踊り始めるが、途中、篠原くららがソロを踊る数分を除いて、1時間5分の公演の最初から最後まで笠井叡は踊り続けた。


創造主たる神は、人間と全自然界を創り終えたとき、自分の全存在を人間と全自然界のなかに封印した、と笠井叡は言う。

この「封印された神」「魔法にかけられた自然」を解くことができるのは、人間だけなのかも知れない、と。


「白鳥の湖」を「宇宙童話」として再現しながら、終幕の「暁の黎明」のなかに「無限の闇」をも解き明かしていくダンスの試みは、果てしない地平の彼方にあるかのようだった。


また、バレリーナを間近で見るのは初めての体験だったが、その異常な身体性は、美しさの代償の大きさを痛感させるものだった。


終演後、笠井叡さん、久子さんとお話したが、笠井さんが「白鳥の湖」を踊るのは4回目で、チャイコフスキーの楽曲には思い入れがあるのだとか。


会場には、鯨井謙太郎(正しくは良扁に邑)、野口泉さんもいらしていたので、それからお二人と軽く飲んで、帰途に着いた。
posted by 城戸朱理 at 14:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする