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城戸朱理のブログ: 町田の高原書店で

2017年11月02日

町田の高原書店で

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井上春生監督と別れてから向かったのは、町田の高原書店。

在庫200万冊を誇る古書店で、4階建てのビルひとつがまるごと古本屋というワンダーランドである。


雨のなか、4時半に到着したら、すでに遠藤朋之和光大准教授は漁書の最中だった。

遠藤先生、高原書店は初めてとのことで、「凄いですね」と興奮気味である。

たしかに高原書店は、その量に圧倒されるが、さらに神田では扱わない本が見つかるので、二重の興奮がある古本屋だ。


今回、柿島屋での宴会の前に高原書店に寄れたのは、遠藤くんと私にバンビことパンクな彼女の3人だけ。

ほかのメンバーは、最近、入手した古書を持参することになった。


遠藤くんは雑誌一冊に書籍三冊を購入。

そのうちの一冊が、平野威馬雄の詩、古澤岩美の絵による『レスボス島の蜉蝣(カゲロウ)』(緑の笛豆本の会刊)、蘭繁之の装本による稀書で、私も初見の本である。

これは、広瀬大志くんが古澤岩美を好きなのを覚えていた遠藤くんが、新詩集『魔笛』刊行のお祝いとして、大志くんに贈呈するために買ったもの。

古澤岩美はシュルレアリスティックな画法でエロティックな女体を描いた異能の画家だが、ハンス・ベルメールを思わせるところがある。


遠藤くんの粋なはからいに、柿島屋で大志くんは恍惚となっていた。


ほかに遠藤くんが選んだのは、「本の手帖」T.S.エリオット追悼号に、田村隆一『言葉のない世界』と白石かずこ『もうそれ以上おそくやってきてはいけない』。

白石さんの詩集は1963年に刊行された第三詩集だが、沢渡朔による写真も、斬新な版型も素晴らしく、みんなから「おお!」という歓声が挙がった。

それにしても、高貝弘也、広瀬大志、田野倉康一に私というメンバーが集っても、初めて見る本があるのだから、この世界は果てがない。


バンビは、高原書店で土門拳『死ぬことと生きること』(署名入り!)、「週刊朝日 特集・三島由紀夫の死」に「現代詩手帖」の1969〜71年のバックナンバー、三冊を購入。

土門拳の「拳」という力強い署名に、全員が感銘を受ける。


私が選んだ本は別に紹介したい。
posted by 城戸朱理 at 12:47| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする