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城戸朱理のブログ: 『東川町 椅子 コレクション3』(発行・写真文化首都 「写真の町」東川町/発売・かまくら春秋)

2018年05月01日

『東川町 椅子 コレクション3』(発行・写真文化首都 「写真の町」東川町/発売・かまくら春秋)

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北海道の東川町に寄贈された織田憲嗣氏による椅子のコレクションは、近現代のインダストリアル・デザインを一望できる貴重なものだが、
そのコレクションをさまざまなジャンルの執筆者によるエッセイとともに紹介する『東川町 椅子』の第三巻が刊行された。


執筆者は、荻野アンナ、林望、茂木健一郎、横尾忠則、壇ふみと実に多彩で、それぞれの椅子に対するアプローチが面白い。

歌人では岡井隆、東直子さんが、詩人は蜂飼耳さんと私が参加している。



現代人なら、椅子のない暮らしをしている人はいないだろうが、いざ、椅子について何か書こうとすると、とまどうのは、それが生活のなかで、当たり前にあるものだからだろうし、それだけに、執筆者が、どこに着目したのかを読むのは、視界が開けていくかのような楽しさがある。


私も依頼を受けたときには、とまどったが、「椅子取りゲームは、かなしい遊びだ」という一行から起稿したとき、自然に中原中也の詩「港市の秋」がよみがえり、一気に書き上げることができた。



東川町では、いずれ織田コレクションを展示する場を作る予定だと聞いているが、そのミュージアムが出来たときには、この本も既刊の二冊とともに図録を兼ねて置かれることになるのだろう。


その日が来たら、ぜひ東川町を訪ねてみたいものだ。
posted by 城戸朱理 at 18:00| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする