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城戸朱理のブログ: 鋼鉄のようなリズムで、その2

2018年06月13日

鋼鉄のようなリズムで、その2

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昨年末から今年初めにかけて、一気に書き下ろした170余篇の詩を、推敲しながら清書して詩集にまとめる作業をしなければならないが、一方で、まったく違う詩を考え始めている。


ジム・ジャームッシュ「パターソン」のレビューのオリジナル原稿を、このブログにアップしたのがきっかけとなって、原成吉訳編『海外詩文庫 ウィリアムズ詩集』を渡航前に再読していたせいもあるだろう。

ハワイに着いてから、「タフな鋼鉄」のような語りで成り立つ詩を夢想し始めた。


そんなとき、ささやかだが、思いがけない出合いがあった。

カハラモールの「THE REFINERY」という雑貨屋で、ユニコーンが表紙になったクロース張りで背革、三方金の、まるで書物のようなノートを見つけたのだ。

言うまでもなく、ユニコーンは、ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの長篇詩『パターソン』の重要なライト・モティーフのひとつである。

私には天啓だった。


詩集をまとめるかたわらで、このノートに、具体的な日常から汲み上げた「タフな鋼鉄」のようなリズムの詩を書いてみよう、突然、そう思ったのだ。

たんなる偶然が、こんなふうに意味を持つこともある。


アラモナアセンターに行くたびに必ず立ち寄るパピルスという店がある。

ここは、凝ったカードやレターセットなどの文具を扱う店なのだが、パピルスでもクロース張りでユニコーン柄のノートを見つけた。

こうなると、偶然とは思えない。


日本語には抑揚はあるが、英語のようなアクセントが織り成すリズムは存在しない。

私の考えている詩が、どんな形を取るのか、まだ分からないし、今はまだ、頭のなかで、いくつかのフレーズが反響しているだけだが、このノートで詩作を試みてみたいものだ。
posted by 城戸朱理 at 08:49| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする