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城戸朱理のブログ: 葬儀のアポリア

2018年08月10日

葬儀のアポリア



義父の四十九日を8月3日に執り行うことになった。

義父は自分の葬儀などの希望をノートに書き残しておいてくれたので、葬儀は義父の実家が四百年ほど檀家になっているお寺にお願いしたのだが、自分は無神論者なので、葬儀のあとはいっさい何もしなくていいと義父は書き残していた。

しかし、葬儀をした以上は仮位牌がある。

本来ならば、四十九日の法要で仮位牌から本位牌に御霊を移さなければならない。


義母が迷っていたので、家族だけで四十九日を営み、私がお経を読むことにした。

幸いなことに、仏教を研究する課程で、般若心経や真言は暗記しているし、僧侶の友人もいる。

石田瑞穂くんが真言宗智山派の智山勤行式を送ってくれたし、四十九日に詠む真言宗のお経を友人に教えてもらって、四十九日に臨んだ。



高齢化の影響で、葬儀は小規模・低予算化が進んでいるそうだが、その背景には葬儀社の不透明な価格設定や高すぎる料金に対する遺族の不満がある。

2012年に消費者庁が調査に乗り出してから、行政による葬儀社への警告は活発になったが、パックプランをうたいながら、さまざまなオプションで追加料金が発生するケースが多く、まだまだ不透明なところも多いらしい。

遺族はかなしむ余裕さえないというのが現実で、何のための葬儀か分からなくなる。
posted by 城戸朱理 at 08:45| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする