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城戸朱理のブログ: 笠井叡「土方巽幻風景」公演へ

2018年08月11日

笠井叡「土方巽幻風景」公演へ

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日暮里のd-倉庫の「ダンスがみたい!」20の企画として、土方巽『病める舞姫』を、伊藤キム、黒田育世ら七組のダンサーが上演することになった。

その掉尾を飾ったのが、笠井叡による「土方巽幻風景」である。

8月4日が19:30から、5日が15:30と19:30からの3公演。

バンビことパンクな彼女と全3公演を見るべく、地球が発狂したような猛暑の東京に出かけた。


まずは、神田淡路町のホテル・ベルケン神田にチェックイン。

前日に急ぎの原稿2本を書き上げて送ったので、公演に専念できる。

日本最古の居酒屋みますやで軽く飲んでから日暮里に向かった。


「土方巽幻風景」は、笠井叡さんを始めとして笠井瑞丈、笠井禮示の笠井兄弟に寺崎礁、定方まこと、鯨井謙太郎(正しくは良扁に邑)と天使館のメンバーによるもので、白塗りはせず、黒のショートタイツ、ときに肌襦袢をはおってダンサーが踊るなか、笠井禮示だけが学生服で象徴的な役を演じた。

いつもの天使館の天上を目指すような垂直方向の動きではなく、重力を意識したかのような振り付けは、土方巽の舞踏を笠井叡流に解釈したものなのだろう。

公演は、異形の者の祝典と化し、吉岡実「僧侶」をダンサーたちが踊る。


最後に笠井叡が「ちょっと待った! きっかけが違うだろう! こっちは命がけでやってるんだ! と土方巽は言った」という言葉で幕を閉じた。


1回目は最前列左側で、2回目は最後尾右側で、最後は中央で見たのだが、後方から見ると全体の構成が見えてくるし、最前列だとダンサーの肉体の風圧を感じるし、やはり全公演を見たのは正解だった。


圧巻だったのは、残ったエネルギーをすべて振り切るかのような最終公演。

照明が落ちても拍手が鳴り止まなかった。


初日に野村喜和夫・眞理子夫妻にお会いしたが、詩人の姿がほかには見当たらなかったのが残念だ。

最終公演に遠藤朋之和光大准教授が合流できたのは何よりだったが。


公演終了後は打ち上げに参加させてもらって、興奮を抱えたままホテルに戻った。
posted by 城戸朱理 at 10:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする