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城戸朱理のブログ: 井上春生監督と「幻を見るひと」、第42回モントリオール世界映画祭へ

2018年08月27日

井上春生監督と「幻を見るひと」、第42回モントリオール世界映画祭へ

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現地時間の8月23日に、モントリオール世界映画祭が開幕した。

井上春生監督はオープニング・レセプションに参加、翌日に「幻を見るひと」が上映されたが、映画祭の実行委員まで、その映像美に圧倒され、「どうしたら、こんなに美しく撮れるのか?」と素朴な質問を受けたそうだ。

実は、そこに井上監督と「幻を見るひと」の特長がある。

ふつう、ドキュメンタリーでは、何を撮るかに主眼が置かれ、どう撮るかは、あまり重視されない。

ところが、「幻を見るひと」では、井上監督が、どう撮るかを徹底して意識しており、さらにデジタル的な処理を加えることで、非ドキュメンタリー的な映像が構築されている。

これは、これまで13本の商業映画のみならず、資生堂を始めとするCMも数多く手がけてきた井上監督ならではの、映像詩としてのドキュメンタリー映画の試みということができるだろう。



カナダのケベック州はフランス語圏。

モントリオールはケベックの州都だから、突然、映画祭の事務局からフランス語で電話がかかってきて、井上監督はとまどったりしたらしいが、現地では曽根剛監督と意気投合。

曽根剛氏は監督作品「ゴーストマスク〜傷」がモントリオールに招待されたが、話題の低予算ゾンビ映画「カメラを止めるな!」では、まさに止まらない長回しのカメラを担当されている。


世界12大映画祭に数えられるモントリオール世界映画祭は、観客動員25万人超とベネツィア国際映画祭をしのぐ規模を誇るだけあって、井上監督から送られてきた写真を見ると、交通整理のため警察が出動し、報道陣のカメラも目につく。


「幻を見るひと」が上映されたシネマ・カルチェ・ラタンの劇場は、映画館とは思えぬほど、優雅な内装だった。
posted by 城戸朱理 at 09:37| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする