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城戸朱理のブログ: 湘南の居酒屋・昇、その1

2019年11月04日

湘南の居酒屋・昇、その1

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酒好きの間で「日本一の居酒屋」と呼ばれているのが、大塚の江戸一。

酒は、灘の白鷹が江戸一のために仕込んだ二年古酒、褒紋正宗を夏でも燗で。

大塚時代の田村隆一が日参した店だが、「東京人」で田村さんと江戸一の女将さんが当時を回想する対談をしたことがあったっけ。

たしかに、素晴らしい居酒屋だが、私は言語学者の前田英樹さん、テレコムスタッフの清田素嗣さんと行ったのが最後で、長らく行っていない。


一方、湘南で居酒屋というと、私が知るかぎりでは藤沢の久昇(きゅうしょう)が最高だった。

干し海老やイカゲソが入ったおからや牛筋の塩旨煮、お造りもよければ締めの親子丼も美味い。

江戸一より庶民的な店で、チューハイやらサワー類もある。

料理にも、ひと工夫あって、アンキモのマデラ酒ソース、松茸と鱧のにゅうめんといった季節メニューもあった。

藤沢周氏と鎌倉を離れて久昇で落ち合い、開店から閉店の時間まで飲んだことも一度や二度ではない。


ところが、連日賑わっていたのに、久昇は2017年10月に閉店してしまった。

残念に思っていたところ、久昇の料理人の方々が何店舗かで新たに営業しているのを知った。

そのうちの一軒が、板前ダイニングをうたう「酒魚彩 昇(しょう)」。


9月28日、ラグビーW杯、日本vsアイルランド戦のあとで訪れたのだが、かつての久昇の味を引き継ぐだけではなく、さらに私好みの店になっていた。


栗豆腐、菊花・春菊・茸、柿の白和え、生ハムの押し寿司と、突きだしからして手がこんでいる。

ビールは「赤星」ことサッポロのラガー。

おからと牛筋の塩旨煮は、かつての久昇の定番だが、これは変わらぬ美味さ。

日本酒の品揃えも新政、赤武、春鹿など、充実しているのが嬉しい。
posted by 城戸朱理 at 14:54| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする