

昨晩は例によって午前3時近くまで騒いでいたのだが、
月曜日は、8時に目が覚めてしまった。
ロビーで海を見ながら、コーヒーを飲む。
彼方には大島が霞んで見えるが、
さえぎるものが何もないので、
海も空もとにかく、広い。
朝から飲みたくなったが、さすがに我慢した。
昨夜、新藤さんが映画化もされた、
ある長篇小説のモデルであることをうかがって、
腰が抜けるほど、驚いたが、
鎌倉在住の芥川賞作家、山本道子さんが、
新藤さんの義妹だという話にもビックリした。
山本道子さんとは、鎌倉ペンクラブのパーティーで、
お会いしたことがあるが、
意外な御縁としか言いようがない。
昼食のときの三井葉子さんの話も腰を抜かすところが。
三井さんは詩歌文学館賞を受賞されたあと、
同賞の選考委員をつとめられたが、
そのとき、男性の選考委員を斥けて、
自分の主張を通されたのだという。
それで、女性の選考委員は困るという声も挙がったらしい。
ところが、三井さん、
「男はダメよ。自分より優れた作品は
推すことが出来ないんだから」とバッサリ。
幸いなことに、私は詩壇とも賞とも関わりがないので、
爆笑したが、ひとりの男としては考えてみざるをえない。
たしかに、話題になり、評価もされている詩集が、
むしろ、詩壇の賞の受賞作にならない
この20年ほどの状況を思うと、
納得できる話だとは思った。
つまり、詩壇にあるのは人間関係であって、
そこには「詩」だけがないということか。
そうした状況のなか、誰とも付き合いのなかった
高岡さんが『犀』で土井晩翠賞を受賞されたのは、実に貴重である。
かくして、腰が抜けた私は、
高岡さん、山下さんを見送って、
東海道線で帰途に着き、
藤沢からタクシーで鎌倉に戻った。
今月は、「鎌倉文士、鹿児島で語る」が3泊4日、
今回の高岡さんの上京が3泊4日と
計一週間ほど、執筆できない状態だったので、
これからが大変なことになる。
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